パっちゃんさんの作品一覧
誇りの果てに・・・
「ラルフ。お前が気絶する前に私が言ったこと覚えているか?」
少し顔を赤らめながら、それでいて真っ直ぐ俺を見つめる彼女の気丈さを俺は素直に美しいと思った。
「お前が欲しい。」
「そうだ。私は人間の男に好意を抱くなどあり得ない、そんな風に思っていた。だが実際私と同等の力を持つお前に会ったとき、私はお前が欲しくて堪らなくなった。これが愛おしい気持ちというのか分からない。だがこの気持ち・・・もう抑えることが出来ない・・・」
そう言うと彼女は一呼吸入れて
「・・・なぁ・・・私の全てをやろう。だからお前の全てをくれないか?」
[ドラゴン/エロあり/バトル/図鑑世界(中世)]
読切 17809view 15vote 感想(5) 10/07/30 14:36
海神の襷
人ひとりいない海浜を波打ち際に沿って歩く青年。
彼はそこから見えるはずのない自らの故郷を思い出しながら物思いにふける。
「母上・・・あなた様は今、ご健在でしょうか?」
誰に言うわけでもなく呟く。
ーーーーーーと、
コポッコポプクッ
水面に気泡が浮き上がる。
青年はそれを見逃さず、気泡の浮く一点を見つめ続ける。
「何か・・・来る?」
気泡が大きくなってきたかと思うと
ドッッパァァーーーーン
激しい水飛沫が起こり反射的に腕で顔を覆い水がかかるのを回避する。
しばらくすると水飛沫は収まった。
それを確認し、青年はその原点を見つめる。
そこにはシー・ビショップが2匹。彼に近づいてくる。
「海神の命により参りました。名はオルエと申します。」
[シー・ビショップ/エロあり/暴力表現/現代/近未来]
読切 8390view 12vote 感想(4) 10/08/06 12:43
忘却城魔王 -暗黒の黙示録-−第1節 もう一つの人格-因果の船-
忘却城魔王 -暗黒の黙示録-−第2節 争いを呼ぶ争い-蘇生の森-
忘却城魔王 -暗黒の黙示録-−第3節 月夜の下で-蘇生の森-
[2]
次へ
[3]
TOP
[4]
プロフィール