「ホテルに行きませんか?」
いつもと変わらないある日、私の作った料理を食べながらリッチのホルムさんは私に聞いてきた。
なにかしらホテルでないとできない実験を考えたのか、そう聞いたら彼女は胸に掛かるほどの長さの髪を靡かせながら首を横に振った。
「いえ、ただ少し調べたら、どうやら部屋にプライベートプールの付いているホテルが近くの魔界にあるらしいのです。そこならあの水着を十全に活かせると思ったのですけど」
それを聞いて私は察した。彼女はどうやら昨日買った、いわゆるスリングショットと言われる水着を使ってのエッチの場を提案してきたようだ。
外出用の服を買いに行ったあの日、目玉商品として並べられていた水着の中でスリングショットに思いっきり目が行っていたのがバレ、そのまま買うことになったのだ。
とはいえ多少の気恥ずかしさはあるが、彼女があの水着を使うことに積極的なのは嬉しく、私はその提案に乗っかることにした。
「凄い所でしたね!」
ホルムさんと二人で行った魔界のホテルは劇場や温泉なども一緒に設置されている複合施設だった。
まるで子供の時の秘密基地を思い出すかのようで、私はホルムさんとそこらじゅうの施設を楽しんで回っていた。
「はい、やはりこういう時のためにお金は貯めておいて正解でしたね」
表情は真顔のままだが、普段より僅かに高い声で彼女は返答した。
彼女も楽しんでくれたようで嬉しく、明るい気分のまま私は自分達の予約した部屋のドアを開けた。
「わっ、またまたすっごい部屋!」
つい私は声を出してしまう。ホテルの部屋は初めて来たが、私の感じた感想はお城の部屋もこういう感じなのだろうかという物だった。
天井から吊り下げられているシャンデリア、フカフカのキングサイズベッド、何かはさっぱりだが良い皮を使っているであろうソファー、二人で入っても余裕のありそうなほど大きい円形の風呂、そして何より、窓の外にあるのは外から見えないがこちらからは景色が見えるように魔法の込められた仕切りで囲まれたプライベートプール。
初めて尽くしの体験に私は部屋のあちこちを回り、ベッドルームにいるホルムさんを呼びに行った。
「凄いですよホルムさん!ホルムさんモッ!?」
ドアを開けて目に入ってきたの、さっきまで着ていたドレスを脱ぎ、例のスリングショットを着ていたホルムさんだった。
秘部を僅かに隠すだけのその紐のごとき水着は、まさしく性交を前提としたかのようで否応なしに私にこの先の状況を想像させた。
さらに彼女が着ている水着は身長に合わせて買ったサイズだが、彼女はかなり、というかほとんど胸が無いので僅かにたるんでいる。その結果乳首や女性器が少し見える隙間が生まれてしまっていた。
私の男性器に即座に血液が集まりだす。
それを見たホルムさんはすたすたと私に近づくと、服の上から肥大化した男性器をすりすりと撫でた。
「ホルムさんっ!?」
私の全身はその手つきにビクッと震えるがホルムさんはお構いなしに撫で続ける。
「なるほど、確かにこの水着の効果は抜群のようですね。前回の性交よりも1.41倍大きくなっています。いや、前回から期間が空いていますし、溜まっている影響もあるかもしれませんね」
十分に確認が出来て納得したのかホルムさんは服の上からまさぐるの止めると、そのまま私の着ていた服を脱がせにかかる。私は抵抗することなくそのまま脱がされていき、一糸まとわぬ姿となった。
服を脱がされてる間も私の想像は止まることなく続き、さっきから今に至るまで男性器をビクビクと震わせていた。
ホルムさんは脱がした服を畳んでベッドに置き、私用の水着を持ってきた。
「私との性行為を想像してこんなにビクビクさせているのですね。私も嬉しく
て、今すぐにでもぐちょぐちょになった女性器に挿入して貴方の男性器から精液をびゅるびゅるって搾りだしたいのですけど、せっかくここまで来たのですからプールでしましょう?」
私は全力で首を縦に振ると、ホルムさんから水着を受け取りプールへ向かった。
プールに入ると、その冷たさに一瞬驚いたがすぐに慣れ、ひんやりとした涼しさと浮力の心地よさが全身を包んだ。
どうやらホルムさんも気に入っているようで水を眺めたり手で掬ったりしていた。
「プールに入ったのは初めてですが、なかなかいいものですね。今度拠点にも作ってみましょうか」
満足いったのか、手に掬っていた水をプールに戻すと、ホルムさんはゆっくりと私に近づいてきて耳元で囁いた。
「さて、このまま水中えっちというのもいいですけど、今日はせっかくですし新しい魔法を試してみましょう」
そういうとホルムさんの周りに魔法陣が広がる。いったいなんの魔法だろうと考えていたら、突然プールの水がスライムに変わって私の全
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