風呂に浸かっていたダイロの前に、一糸まとわぬ姿で現れたアビーゲイル。
そんな彼女を見て、少年はついその若々しくも華奢な体に似合わぬ分身をいきり立たせてしまう。女もそれを見て興奮し、いよいよその淫らな本性を露わにする。
アビーは我慢出来なくなり、ダイロを押し倒してしまったのだ。
「わ、わわっ…!」
爛々と輝くその金色の双眸からアビーの性的興奮の度合いが尋常ではない事は、出会ったばかりのこの少年にもよく分かった。
しかし、燃え盛る女の肉欲とは対照的に、少年の方には幾分かの冷静さ、さらには躊躇いがあった。
(お…おねえちゃん……)
少年の脳裏に思い浮かぶは師匠にして、毎夜交わったヴァルキリーの顔。如何に大きく柔らかな乳房を押し付けられようと、敬愛する彼女への想いが彼に過ちを犯さぬように訴えていた。
「ん〜っ♪」
「んっ――んむぅっ!」
だが、所詮は無駄な抵抗である。それを思い知らせるかのように、のしかかった魔術師の女は手始めとばかりにダイロに無理矢理キスをし、さらには舌を絡ませる。
「ぷはっ!」
「うぅ…」
心は確かに拒んでいたはずだった。けれども、結局体の方は受け入れてしまった。
お互いの舌を絡ませ、さらにはアビーの唾液を流し込まれるも、ヴァルキリーに劣らぬ極上の美女の行為故か、嫌悪感は無い。
むしろレミエル以外の女、それも妖艶な美女と触れ合っていると改めて実感してしまい、その背徳感によるものか、その一物はますますそそり立ってしまう。
「何だ、カラダは正直じゃない。でも嬉しいわ……私に欲情してくれてるんだものね」
興奮し、顔を紅潮させたアビーは右手でダイロの肉竿を掴む。
「うふふ……こっちは頼りない坊やじゃないのね? それとも、これも勇者の素質の証明なのかしら?
なにせ『英雄色を好む』っていうぐらいだものね。勇者になる子はみんなオチンチンが大きいのかしら」
「や、やめて…」
男性経験の有無は不明なものの、アビーは慣れた手つきで体格に見合わぬ大きさとなったダイロの性器を扱いて刺激し、下準備を整える。
一方のダイロはやめるよう弱々しく懇願するが、残念ながら熟練の魔術師を突き飛ばす度胸は無いようだった。
「ごめんなさい。それは出来ないわ」
そして、アビーの方もこの少年の性格では自分を拒みきれない事を分かっていた。
もっとも、拒んだところで彼女はやめるつもりはない。せっかく得た好機を逃すほど、彼女は気の長い性格ではないのだ。
そんな覚悟を示す、爛々と輝く金色の瞳と、ぞっとするほど淫靡な薄笑いを浮かべ、魔術師の女は少年の肉棒を責め立てる。
「もう分かるでしょ?……私は貴方と交尾したいのよ」
さらに、責め立てる手だけでなく、覆い被さる女は自らの秘所も少年の腿に擦り付ける。
その部分は異常に湿っていたが、もう童貞ではない少年にとっては彼女の告白を聞くまでもなく、そこから何が分泌されるているかは分かりきった事だ。そして、彼女が自分に何を求めているのかもまた同じだった。
「でも、これは私が勝手にやった事。貴方は別に何も気に病む事は無いの」
「………………」
「もちろん、私はこの事を誰にも漏らすつもりは無い。今から起きる事は二人だけの秘密よ」
「!」
「ね……だから私を受け入れて?」
理性と肉欲がせめぎ合い、その狭間で葛藤する中、魔術師の女は少年の耳元にそっと囁く。
(だ…ダメだっ!)
女の痴態に加え、その悪魔の誘惑と呼ぶべき、甘い声に負けそうになる。「ここで何をしても、おねえちゃんに言わなければバレない」――女はそう言っているようにも聞こえ、そして自らの内からもそのような声が聞こえる気がする。
「……仕方ないわね」
少年の踏ん切りがつかないのを見るに、まだ押しが足りないらしい。そう実感したアビーは、次の一手を繰り出す。
「えいっ」
石鹸液にまみれる豊満な二つの果実。アビーは少年から位置をずらし、潤い滑るそれらの谷間にその怒張した逸物を挟み込むと、そのまま上下させると共に、先端を舌で舐める。
「!?――――うぁあぁぁっ、ダメだよぉっ!」
途端、悲鳴とも嬌声ともつかぬ声をあげるダイロ。手コキでも感じてはいたが、まだ理性が踏み止まっていたあちらとは違い、今度は本気で感じている。
「ジュッ、ジュルルルルッ」
いやらしくぬめった音を響かせながら潤う両乳房は上下し、挟み込んだ肉竿を柔らかく包んで波打たせて快感を与える。同時に谷間から突き出た亀頭、鈴口は口内に咥えて吸引、そして舌先で丁寧に舐め、さらには激しくも精確に滑らせる事で刺激を与えた。
「んぅ……あ〜〜〜〜っ!」
竿の快感と亀頭の刺激によるそのもどかしい感覚に、少年は情けなく声をあげるばかり。
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