限界!!ヒルクライム!!

由佳「…油断するにゃよ…!アイツら只者じゃないにゃ…」
クゥ「わかってるニャ、由佳を負かしたのニャ…気は抜かないのニャ!」
太一「お前なら絶対に勝てるから…精一杯走って来い!ただ…死ぬなよ…!」
クゥ「ダイジョブニャ…ニャ〜に、帰ってくるニャ!勝利とともにネ!」
由佳「……クゥ…、フラグたっちゃってるのにゃ…」

遠征初戦

ダウンヒルが瞬のFDの勝利で幕を閉じた

そして第二ラウンドのヒルクライムが始まろうとしていた


渉「馬力落としたんだって?」
優「ああ、800馬力なんて正直言って峠じゃほとんど邪魔なだけだしな」
渉「まぁな、そんでどんくらい落としたんだ?」
優「ざっと600ってとこだな」
渉「それでも十分すぎるくらいだな…、タイヤには注意しろよ、ただでさえ34はフロントが重たいんだ」
優「ああ、そのための馬力だ。それを制御できるアシも出来てる」
渉「そうだな、お前なら勝てる。期待してるぞ」
エレナ「ガンバレよ!!」
優「ああ!」

スタートラインに二台の四輪駆動車が並んでいる
優とクゥはそれぞれの車に乗り込み
それぞれの仲間たちと話していた

…ココガイインダロォ……

チョ、ヤメ…ァーー…

――ちなみに瞬はFDのなかでセツナに絶賛犯され中である

クゥ「太一!」
太一「なんだ!」

スタート前
エボに乗るクゥが車道の脇で待機する太一を呼んだ

クゥ「始める前に1つ問題をだすニャ」
太一「おいおい、そんな場合じゃないだろ」
クゥ「ダイジョブダイジョブ、魔力は弱めるニャ」
太一「んなこと言ったって…」

スタート前にもかかわらず
クゥはいきなり太一に『問い掛け』をすると言い出した

クゥ「いいからいいから…、テテーン!問題ニャ!アタシが勝負を仕掛けるのはいったいどこかニャ?1、中間地点。2、ゴール手前…」
クゥ「3、スタート地点」

意味ありげに3のスタート地点を強調するクゥ
太一はそれを一瞬怪しんだが
引っ掛けだと思い
別の答えを選んでしまう

太一「…ゴール手前か?」
クゥ「ブブー!不正解ニャ!」
太一「くっ…」
クゥ「ニャははは!ちなみに魔力はいつもの1.5倍にしといたニャ!バトルが終わるまでがんばるニャ!」

クゥの『問い掛け』の答えを間違ってしまい
太一はもの凄い劣情に襲われる

太一「くっそぉぉ…ウソつきやがってぇ…てか答えはなんだよぉ…」
クゥ「それは始まったらわかるニャ」
渉「あのー、そろそろ始めてもよろしいでしょうか?」
クゥ「こっちはダイジョブニャ!それじゃ〜がんばれニャ〜!」
太一「それはこっちの台詞だバカヤロー!!」
渉「わかりました!それじゃあカウント行きまぁす!!」

5!
ブオォン!!キュルルル!!
4!
ウォン!ウォォォン!!プシュゥ!!

二台が回転を上げる
それぞれブローオフバルブとバックタービンの音が響く

3!
ウォン!!ウォォォォ!!
2!
ブォォォォォ!!
1!

GO!!

ギャアアアアアァァァ!!

絶大なトラクションを誇る二台がホイルスピンを起こしながら加速する
馬力で勝る優のR34がエボの前へと躍り出た

優 (加速はこっちが上だ、先行はもらった!このまま逃げ切らせてもらう!)
クゥ (ニヤァ)

そして第一コーナーに差し掛かる
優のR34はブレーキングしてアウトラインから突っ込む
それに対してクゥのエボIXはフェイント気味にインにノーズを突っ込む

優「んな!?」
クゥ「突っ込みがアマいニャぁ!」

エボIXはそのまま優のRをすり抜け
振りっ返しでドリフトを決めていく
不意を突かれた優はインにつく事が出来ず
大きなアンダーを出してしまう
R34がコーナーを立ち上がった時エボIXはすでに第二コーナーへと突っ込んでいた

渉「何だよあの突っ込み!?」
瞬「あそこで確実に勝負を仕掛けたな、あのエボ…」
渉「うわッ!!いたのかよ!!戻ったなら言えよ!!ビビッただろ!!」
瞬「すまんすまん」
セツナ「あのエボ、かなりコーナーが速いな」
瞬「ああ、優よりも速いスピードで突っ込んで、フェイントで抜き去っていった」
渉「でも下手すりゃ二台ともお釈迦だったぞ!」
セツナ「確かに、一歩間違えたら大事故だった」
瞬「だが相手もバカじゃなかったようだ、あのエボは前を行く優のRをよく見ていたんだろうな、そして行けると思ったから仕掛けた、ってとこだろ」
セツナ「しかも、あーなってしまったらアウト側を走るRはインにつけず、アンダーが出て失速する」
渉「てことはフロントタイヤにもかなりダメージがいったんじゃないか?」
瞬「だろうな…」
セツナ「まあ今は見守るしかないさ…」
瞬「てか今更だけど隆文とサリナは?」
渉「『ムラッたからホテルに戻る!!』とサリナが言い残して隆文を拉致って行きました」

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