「へへ
#12316;んだ!!貴方達みたいなバイクを大事にしない暴走族なんかのゼファーに私のスーパーフォアが負けるわけないのよ!!」
「クッソがぁああ!!」
早朝、うるさいぶった切られたマフラーのバリバリ音を響かせるバカみたいなゼファーをブッちぎって、とても官能的なホンダサウンドを響かせる。
「今日もCBは絶好調ね!!」
ヴゥゥウウンッヴゥゥ!!
私の名前は稜華(りょうか)!
今の時代じゃ
#12316;何処にでもいる妖狐よ。
ま
#12316;1つ何かあるといえばバイクが好きって事かしら♪
ちなみに私の愛車はCB400SF、とても乗りやすくていいバイクよ♪
なんたってこのバイクの一番いい所は…
ヴゥゥゥゥパァァァアアアアアン!!
回転が上がるとバルブが切り替わるVTECのこの最高のエキゾーストノートよ!!
パァァアアアアンッパァアアアア!!
はぁ
#12316;痺れちゃう…
#9829;
………( ゚д゚)ハッ!
ごめんなさいねっ!どうしてもこの音聴いちゃうと悦に浸っちゃってね…!
こんなだから男の一つもオトせてない処女です…(´._.`)
「ん
#12316;尻尾にあたる早朝の風が気持ちいいわね
#12316;♪」
まぁっ…そんなことは置いておいてっ!
今私は海岸沿いを流してるわ。
とても気持ちのいい朝で気分がいいわ!
パァァァァアアア…
…ん?後ろから1台来たわね。
速い…なんだろう?
ヴァアアアアアアンッヴアアアアアアアア!!
この音は2st!
すごい…上までキッチリ回してる…!
…抜きにかかってきたわね…!
ヴァァアアア!!
RGV250Γ(ガンマ)!!
珍しいわね…!
しかもなんて速いのかしら!
…ちょっと追いかけてみようかしら。
これだけ速くてイイ男だったら最高だしね!♪
「いくわよ!!スーパーフォア!!」グィッ!
パァァァアアアアアアアアアア!!
私はシフトを落としてアクセルを引き絞ったわ!
浮き上がろうとするフロントを抑えて、全開で加速してく。
「最初の右!」
ブレーキングに入り、エンブレを効かせながら減速し!
車体を一気にバンクさせて身体をマシンの内側に滑り込ませる!
あ、ヤバっ、今日はツナギじゃなくて革パン!バンクセンサー付けてないんだった…!
くっ…仕方ない!このままやるしかないわ!!
私はスロットルを開け、全開でコーナーを抜ける!!
そしてガンマの後ろにぴったり張り付いたわ!
「速いわね!コーナリングの姿勢に迷いがないわ!!」
コーナーを立ち上がると、ガンマとの差が開く。
流石2stね。パワーバンドに入った時の加速がニーハンとは思えない。
「さぁ次の左よ!」
この海岸線は中高速コーナーが左右にだらだら続いている上。道幅が広くてとてもスピードが乗りやすいの。
「やるわね!」
中速の左コーナーをタイヤを潰して限界まで使って駆け抜け、ガンマのお尻を捉え続ける。
あのガンマ、並のライダーじゃないわね!
「くっ!!」
荷重のコントロールがいつもより難しい…!
それだけあのガンマが速いって事なのね!!
ついていくだけでもキツイ…っ!
こっちは400ccなのに!!
ガンマが次の右に突っ込んでいく!
私はいつの間にか軽くついていくだけのつもりが…本気で追いかけてるっ…!
ダメッ…レーサー系譜のバイクでこんなに上手いとただのネイキッドじゃどんなに頑張ってもテクだけじゃどうしようも出来ない!!
ここまでね…。
私は引き絞ったスロットルを緩めて減速する。
完全に負けたわ…。腕も度胸も…。
「結構ショックだなぁ…。2stとはいえ二ーハンに負けるとはね…。」
とりあえず私は、目の前にあったコンビニに入ってバイクを停めたわ。
「エンジンがカンカンに熱くなってる。ゴメンね、スーパーフォア。結構無理させちゃったね…。」
私はヘルメットを脱いでガソリンタンクをさすってあげる。
とりあえず飲み物を買おうと思って歩き出した時…
ヴゥゥウウウン…ヴゥンッ!!ヴゥンッ!!
この2stの音は…!
さっきのガンマが戻って来たわね。
んん
#12316;♪いい音ね、私のスーパーフォアに劣らないわ。
2stの音をショボいとかいう人は2stの良さなんか一生わからないでしょうね。
ガンマが2st特有の白煙を撒き散らしながら私のCBの横につける。
「速いわね、あなた!」
ガンマのライダーはエンジンを切り、ヘルメットを脱ぐ。
「いえいえ僕は、あなたから逃げるのに必死だったんですよ。」
………ドキッ
#9829;
「…あの、どうしました?」
「あ、いや!えーと…!え、えへへ。」
「?」
やばいやばい、今子宮がキュンって
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