90 過去の記憶と死の女王

〜〜〜初めは、ガデッドの目線からスタートです!〜〜〜

私の仲間が全員戦いに行ってから早9時間…もうすぐ朝になってしまうんだけど、彼女たちはいったい何をしているのかしら?
まさか…敵に寝返ったり戦いを放棄したりしていないだろうな…?

……なんだか、一度心配すると、余計に心配になってきたなぁ…
よしっ!!私も攻めてあげようじゃない…
メリィ…首を洗って待っていなさいよ…?あそこまで馬鹿にされたのに、このまま何もせずに朝を待つのは面白くないからね!!

私はそう思うと、自分の愛用しているローブを羽織って、勢いよく走っていった…わけだけど…
敵の姿も見えなければ、味方の姿も見えないわね…しかも、あちこちに戦ったんだろうなぁって跡は残っていたりしたけど、戦いに敗れて息絶えた者とか…いる気配無いし!!
ちょっと待ちなさいよ…これ、私の可愛いアンデッド軍団を増やすことが出来ないじゃないの!!
くぅっ……少々、計画が狂ってきたわね…
それに、私の可愛いアンデッド軍団がもし、メガロス帝国の連中に捕まってしまったりして酷い目に合わされている可能性が…あれっ?よく考えたらないわね…

と、とにかく…早くメリィを片付ける!!そして、恨みを存分に晴らしたら、私の可愛いアンデッド軍団の仲間入りをさせてあげるわ…
たっぷり可愛がってやるから…今からでもたのし…はっ!?
今はこんなことをしている場合ではない!!とにかく、急ごう!!

それから20分間走り続けた…というか、飛んでいったわけだけど…
私はそこで、ある人物を見かけたのよね…っていうか、シェル…
なんで草原の真ん中部分で寝てるのよ…?

「シェル…起きなさい?」
「ぐがぁーーーっ…Zzzzz…」
「………起きろーーーーーーーっ!!」
「………後少し…もう後5分だけ…」
「仕方がないわね…後5分よ?」
「……Zzzzzz…」

そして、シェルが後5分って言ったから5分待っていたわけだけど…
シェルは一向に起きる気配を見せないのよね…
むしろ、眠りが深くなった気が…するんだけど…?

「Zzzzzz…Zzzzz…」
「ちょっと、5分経ったわよ?起きなさいって…」
「Zzzzz…」
「いい加減にしないと、本気で怒るわよ…?早く、起きろっ!!」
「Zzzzz…」
「起きなさいって!!」
「Zzzzz…」

だ、ダメね…完璧に眠りの世界に行ってしまっているわ…
そういえばシェル…一度寝ると5時間は絶対寝ているし、眠たくなる周期が近いのよね…すっかり忘れてたわ…
それにしても、他のメンバーと出会わないなんて、もしかして全滅したのかしら…?
敵の姿も見えないし…メリィ、もしかして私が相手だからって油断しているのかしら?
ここまで敵を見ないって事は…そういう事よね…?
……いいわ、まさか…二回も馬鹿にされるなんて思っていなかったけど…
馬鹿にしたんだから、覚悟しなさいよ…
私はそう思うとすぐに、メリィたちがいるテントの本拠地部分に向かって移動を再開したのだった…

〜〜〜メリィの視点に変わります!!〜〜〜

「だから、今後の作戦は…敵の動きを見るって事に…」
「じゃが、そんなに悠長に構えておっては…いろいろとまずいのではないかのぉ?早めに戦いを終わらせておかんと…いつ、何が起こるのかわからんのじゃから…」
「確かに、それはそうかも知れないけど…敵の動きに合わせて動いたほうが…無駄が無いでしょ?まぁ、ゾーネの意見も尊重はするけど…」

そう…今現在の時刻はほとんど朝の5時なんだけど…
私は今、ゾーネと今後の第三勢力…ガデッドのことをどうするのか…それを話し合っていたのよ…
まぁ、二人で話していたのは別に内緒の話ってわけじゃないんだけどね?
別に、他の連中が起きていたら、話に参加してきても何も思わないし…
結果的に言えば、私とゾーネ…そして、モンスターラグーンのメンバーで夜型の彼女たちが起きていたってだけだしね?

それにしても…ガデッドたちもまさか、こんな夜中に攻撃を仕掛けてくるなんて、迷惑なこと極まりないわ…
だってそうでしょ?本来なら、私だってこの時間に起きていたくないわよ…
出来ることなら、早々にメガロス帝国に赴いて、サリィをさらった王様と、私達を裏切ったデメトリオに反省させたいというのに…
第三勢力としてガデッドが出てきてから、何かと私の計画が狂うのよねぇ…
で、驚くべき科学力を持つメガロス帝国は、科学力は持っているけど、持っている武器や兵器…全てに殺傷能力がないから、後回しにしてもOKとして…
その結果、メガロス帝国を相手にする前に、ガデッドを潰すって事にしたんだけど…

「そもそも、ガデッドが夜中に攻撃を仕掛けてきたのには、何か理由があるんじゃないかのぅ?そこを上手くつけば、もう少し楽に勝てるはずじゃ
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