07 俺の運命を変える日 (後編)

……今俺は、モンスターラグーンのメンバーに押し倒されているわけだが…
どうして俺はこのような状況に!?
「め、メリィさん!なんでモンスターラグーンのメンバーが!?」
「……デメトリオをそこの椅子に縛り付けなさい」
そして俺は椅子に縛り付けられた…って、締め付け強っ!!

「さて…私が言いたいことが何かわかる?デメトリオ…」
「わかりません!と言うか、どうしてこうなった!?」
俺はいまだにじたばたとしているが、ラグーンメンバーの一人の草の蔓に縛られているままだ。
そうだ…レベッカ!!あいつ、確か俺の宿のシェフになったんだよな!
だったら、俺のことを助けてくれるはず…
「レベッカ!お願いがあるんだ!俺をこの状態から解放してくれ!俺はお前を雇っただろ!?」
「ごめん、今料理を作ってて忙しいから…」
見ると、レベッカはモンスターラグーンのメンバーにいろいろ作っているようだ。
机の上に所狭しと並べられている料理にラグーンメンバーが食いついている。
……あの料理を食べてしまうと、頭がぼやけたりしないのだろうか?
俺は頭がぼやけてしまったのだが…
というか、なんで俺は縛られているのに、同じ宿の中にいるあいつは縛られてないんだ!?

「レベッカさんって、ケーキとか作れます?」
「簡単だよ!結構甘めのが作りやすくていいよね〜」
「やった〜!甘いものが食べられるなんて…」
……しかも、ラグーンメンバーと打ち解けているだと…
俺は物凄く複雑な心境だった。
そもそも、何で俺が椅子に縛られているのか…
それが良くわからないし…

そしてしばらくすると、メリィが俺に話しかけてきた。
「デメトリオ…お願いがあるの…」
「聞きますから、この蔓をほどいてくださいよ!」
「駄目よ…あなたを自由にしたらあなた、絶対にここから逃げるでしょ?」
ぎくっ…なぜ俺の考えていたことを…
いや、別にあせっているわけじゃないぞ!
「わ、わかりました!話を聞きます!聞きますよ…メリィさん、何のようですか?というか、メリィさんとモンスターラグーンの関連は?」
「……モンスターラグーンは、私が立ち上げた組織よ、気づいていなかったの?」
…気づくわけないだろ!?というか、初めて知った!
まさか、こんなに身近にいたなんて…
俺は口をぽかっと開き、呆然としていた。
「何も気づいていなかったみたいね…まぁ、いいわ」
「…俺を、狩りに来たって事ですか!?そうなんですね!?」
「はじめはそう思っていたんだけど…今はそんな事を言っている場合では無いでしょう?それで…別の話でメンバーとここに来たのよ」
本当か?俺をだますための嘘だったりしないだろうな…
まぁ、ここで疑っていても埒があかないしなぁ…

俺は一応別の話というものを聞いてみることにした。
聞いてみるだけなら…一応OKだろう?
俺に悪い条件の話じゃないなら受けるのもありだろうし…
「俺に話って…一体なんですか?」
「デメトリオには、連れて行かれた町の人たちを連れ戻す気ってあるの?」
「あぁ〜…まぁ、誰かが何とかしてくれるだろうし…時間の流れに任せるよ。話ってのはそれだけですか?」
そんなに大げさにこんなに人数を連れてくるほどの話じゃないじゃないか…
俺には関係ない話だな。

俺は、自分にはそんなに関係ない話だとわかり、安堵のため息を吐く…
だが、俺が思っていた事実よりも話は単純じゃなかったようだ。
なぜか俺のほうを冷ややかな目で見てくるメリィ…
なんだその目は!?
「デメトリオ…私はあなたに行く気が無いかを聞きたいのよ…」
えぇ!?俺に行く気が無いかを聞こうとしていただと…
答えなんか言わなくてもわかると思うんだけどなぁ…
「行きたくないに決まっているじゃないか!なんでわざわざ俺が…大体、俺は宿屋の店主だぞ!?メガロス帝国って、ここからかなり距離があるじゃないか!着くまでに一体どれほどの魔界化した国を通る羽目になるか…」
「……それで?」
「それに……無事に生きてたどり着いてもメガロス帝国って、最新の科学技術で守備を固めているって聞いたことあるし…」
「……で?」
「え?あ…え〜っと、後は…そうだ!一人で旅なんて怖くてできな…」
「その点は大丈夫よ…旅はラグーンのメンバー全員と、あなたの宿のコックとあなたでやるつもりだから…」
……マジかよ!?
うわぁ!神様すみません!俺も結婚したいとか言ってたけど俺は将来の相手は自分で決めたいんですぅ!無理やり結婚とか嫌だああ!!
俺の考えはだんだんおかしな方向に向かっていく。

「何考えてるかわからないけど…あなたを連れて行くのは他のラグーンのメンバーと、私の妹のためだからね?」
「へ?でも…」
「…おかしなことを考えるのは駄目よ?もし、いやっほーい!ついに俺にも春が来たーーーー!とか思っているんなら検
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