84 堕ちた天使と姉妹喧嘩

〜〜〜モンスターラグーンサイドから、スタートします!〜〜〜

ヴァーノたちがローレライをジュンコのいるテントにつれてきてから、早10分が経過したんだけど…まさか、こんなにも早く彼女も脱落するなんて…
正直、第3勢力をなめていたようね…私は…
しかも、ローレライの体につけられているやけどのようなキズ…他の怪我している箇所に比べると、明らかに治りが遅いのよね…
つまり、普通の技を使ってつけられた怪我ではないって事だから…第3勢力のメンバーには、厄介な能力を持っている奴がいるって…ことになるわね?
とにかく…さっきのローレライたちの戦闘で、捕虜にした彼女達に話を聞くことになりそうよ?
それにしても…

「まさか、あなた達が第3勢力にいるなんて…ねぇ?リ子?タ子?プ子?」
「略するな!!あたしにはリランって名前があるんだ!!くそっ…あたしとしたことが、まさか捕まってしまうなんて…しかも、こいつらなんかに…」
「まぁまぁ…なるようになるんですから、いちいちメリィさんに噛み付かなくてもいいじゃないですかぁ?ねぇ?メリィさん?」
「……久しぶりねぇ?キセノンは相変わらず、変わらないわね…」
「そうですかぁ?結構変わったと思いますけど…ねぇ?少なくとも、子供の頃に一緒に遊んでいた時と比べたら、心境は大きく変わっていますよ?」
「………ふん…今日は昔話をするために、あなた達をここに連れてきたわけでは無いの…わかるかしら?」

私はキセノンにそういうと、すぐに本題に入ることにしたのよね…
まぁ…回りくどい聞き方をしてもいいんだけど、そんな時間が無さそうな気もしたし…ね?

「単刀直入に聞くわ…彼女の体についたやけどの痕…普通のやけどじゃないみたいなのよ…誰があのやけどの原因となった技を発動したの?」
「えっ?それはおそらくう…うぐぅっ!?」
「ストーップ!プレアミセル!!言おうとしてどうするんだよ!!ここは、命にかえても沈黙を貫きとおす…その場面だろ!?あたしだって…言いたいのをぐっと我慢したんだから…あんたも耐えなよ!」
「もがっひゃからはやくはにゃしてひゅだしゃいよ!(わかったから、早く離してくださいよ!)」
「あぁ…悪かったね…」

……むっ?あれは…何か、心当たりがあるようね…
あと何回か質問を繰り返したら、正直に答えてくれるようになるかしら…?
わたしはちょっとだけ、そう考えたりもしたんだけど…時間はかかると思うわ…
だって、彼女達は私達と何回か、敵対したことがあるわけだしね?

「…キセノンも、当然話してはくれないんでしょ?」
「え?誰も話さないとは言っていませんよ?まぁ…話すとも言っていませんけど」
「……結局の所、どうなのよ?」
「話したくはないけど、話してあげてもいいですよ〜?まぁ、昔の付き合いのこともあるし…ね?そのかわり、話したら開放してくれますよねぇ?メリィさん?」
「…わかったわ、その条件で話をして頂戴…」

私はそういうと、キセノンと話し始めたのよ…
思えば、こうやって話し合うのも今から4年前が最後だったっけ…
そう思うと、凄くやりきれない気分になるんだけど…ね?

「あのやけどのキズは…おそらく梅さんがやったと思うんですよねぇ…?まぁ、私たち三人はその場面を見ていたわけではないんですけど…気絶してましたし?」
「梅…?もしかして、ヴァーノが報告してきたジパングスタイルの女性…かしら?」
「そうですよ?あぁ…なるほど…梅さん、彼女にダメージは与えたけど、その後、何らかの理由でやられちゃったんですねぇ〜?じゃあ、すぐにあの方々の出番…ってわけですかねぇ…まぁ、頑張ってくださいねぇ〜?」
「…待ちなさいよ!あの方々って…誰なの?」
「それは言えませんよ〜?それに、私はあのやけどのキズを負わせた人物を聞かれたわけですし…その質問にも答えてあげる義務はないですから?」

…た、確かにそうなんだけど…それでも、あんなふうに何かある…みたいなことをほのめかしたら気になるじゃないの!!
確かに、キセノンは昔とは大きく変わったわね…昔は、あんなふうに言って私を困らせることは無かったのに…

「まぁ、私もガデッドさんの意見に同意してここに来たわけですし、仲間の情報は売ることができませんよ〜?まぁ、一つだけ情報を差し上げたわけですから、それ以上聞くのはダメですよぉ〜?」
「……わかったわ…彼女達の縄をほどいてあげなさい…で、監禁用テントに連れて行きなさい?」
「それは、ルール違反なんじゃないですか?私はちゃんと情報を差し上げたのですから、開放するのがルールでしょう?その条件で私はメリィさまに話して差し上げたのですから…?それとも、モンスターラグーンのリーダーで、なおかつ、かつての友達が好きだった人と結婚した奥さんには、私との条件を守る義務
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