73 炎剣妃と瞬間者の闘技場

さぁて…前回かっこよく銃を構えたのはいいが…どうやって戦ったらいいんだ…?
あっ…ちなみに、俺はガイウスだぜ?視点変更が行われていないとしても、デメトリオじゃないから…よろしく頼むぜ?

「……じゃあ、行くわよ?覚悟しなさい!!」

そう言うと、物凄い速度で彼女が剣を片手に突っ込んできたんだよ!!
こ、この速度的に…俺はテレポーテーションシステムで移動しないと危険だよな…
俺はそう思うとすぐに、大量にばら撒いている受信機の一つに移動したんだよ!!
そう簡単に、攻撃なんて食らってたまるものかよ!!

そして、攻撃をかわすとすぐにD・ドライブを適当に撃ってから、相手を常に目線に捕らえておくんだ!!
まぁ…相手から目を離さないってのは戦いの基本って奴だしな?
後は、相手の周りにある受信機のどれかから催眠弾を撃てば万事解決ってな?
……彼女が、その攻撃に気付かずに普通に攻撃でダメージを受けてくれたらの話だがな?

「……やっぱり、この闘技場の中では自由に瞬間移動できるみたいね…」
「瞬間移動じゃないって…テレポーテーションって言うんだ…わかるか?」
「テレポーレーション?とにかく、なんでもいいわ!!この電気で覆われた闘技場からは脱出できないんだから…時間をかけて確実にしとめればいいだけ…分かる?」
「まぁ…分からなくもないか…なっと!!」

俺はそういうと、空間の中を今現在、漂流しているであろう弾を彼女の近くにある受信機から放出したんだが…
これは…死角からの攻撃だから、多分当たるだろ…
俺はそう思っていたわけだが…

ギィンッ!!

って効果音がしたかと思うと、催眠弾は破裂することも無くどこかに弾き飛ばされて行ったんだ…
……や、やっぱり…ただものじゃないか…
いや、分かるよ?俺にはわかる…多分彼女は強者であり、俺とは鍛え方も努力した数も違うだろう…ってことぐらいはな?
でも…贅沢を言うと、少しは当たって欲しかった……

「……さっきのは一体何なの…?あなた…よく分からない能力も使う見たいね?でも…まぁいいわ…あなたはここで…私に負けるんだしね?」
「…まだ、負けるって決まった訳では無いと思うぜ?少なくとも俺は、戦いの結果が出てもいないのに負けたなんて…思いたくないな」
「…分かるわよ!!あなたは弱くて…私は強い!!それが世の中の定理なんだから!!私の今の強さは努力あってのもの…あなたの強さよりも数倍は上を行っている!!」

……ま、まぁ…それは事実だが…
俺が言いたいのは…別のことなんだよな…
いや、確かに努力は人を少しは成長させると俺は思う…
でもな?その努力で強くなったからといって、他人のことも少しは考えることが出来ないと、それは…強いとは言えないって思うぜ?
え…?何で俺がこんなことを思うかって?
昔の俺がそうだったからなぁ…好きだった彼女の気をひくために、必死に努力して賢くなって、運動も出来るようになった…
でも、結果的に彼女のことで頭がいっぱいで、俺は彼女と俺の間でしか物事を考えることが出来なかったんだ…
その結果…俺に待っていたのは彼女は彼女の女友達に盗られ…俺はただの邪魔者ってポジションだけ…

で、その後、俺はこの国に来て…さまざまな出会いを通じてある事実を知ったんだよ。
その当時の俺は…他人の気持ちや目線で行動することが出来なかったんだ…
でも、メガロス帝国に来てから、はじめて他人のことも考えたら、案外他人の気持ちが読めるんだな…って思ったんだよ!!
だから…だから俺は他人の役に立つことが一番出来る部隊の隊長になったんだからな?
って…俺の身の上話はいいんだよ…だって、今は戦闘中だしな?
でも、彼女も少しは…他人の気持ちを考えて欲しいもんだぜ…

「行くわよ…はっ!!」

彼女はそういうと、俺の目の前から姿を消したんだよ!!
さっき…俺が敵の姿を目線からとらえておくのは戦いの基本だって言ったばかりだったのに…もうとらえることが出来ないなんて…
なんてバトルスペックだよ…ちょっと卑怯じゃないか?
……でも、テレポーテーションシステムが使えるって点を考えたら、俺も卑怯か…だったら、五分五分って奴だな…

俺はそう思うと、即座にテレポーテーションシステムを起動したんだ。
まぁ…姿を確認する作業は、時空空間の中でのんびりと見させてもらってもいいと思うしな?

そうして、時空空間の中で見させてもらっていると…うおぉっ…まさか、俺のいた場所のすぐ真横に出現して横切りなんて…なんて素早い攻撃だよ…
しかし…このヒット&アウェイ戦法って結構…実用性があるんだなぁ…
よし…この戦法を軸にして頑張るとするか…勝つためにな?
さて、彼女から少しは距離を取って出現させてもらおうかな?

「……本当に、面倒な相手ね…正々堂々戦ったらどうな
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