俺達が食べ歩きを始めてから数時間がたったときだろうか?
俺は右手に焼きもろこし…左手にジンジャーエールが入ったコップを持って、中央広場のベンチに腰掛けていたんだが…
周りには、ナッカーサーやケイのほかにも、テスタロスやガイウスなど…俺がここに来た時に王様の部屋に来た連中が各自、好きなものを食べていたんだ。
辺りはすっかり薄暗くなったが、どうやら祭りはこれからが本番といいたそうな雰囲気に包まれているぜ…
で、でも…今の俺にはお金が無いんだよ!!くそぉ…初めのうちに後のことを考えずに綿菓子を大量に買ったのが敗因か…!?それとも、お金のほとんどを宿屋においてきてしまったのが敗因なのか…
しかも、味が濃くて俺好みだったから…つい買いすぎちゃってさ…
「……デメトリオ、後いくら残ってる?」
「えぇっと…銅貨2枚…ナッカーサーは?」
「……ゼロだぜ…毎年、祭りがある時は買いすぎちゃってさ…でも、明日のゲーム大会で優勝すれば元が取れるさ…優勝金額3金貨だからな!!」
などと、俺がナッカーサーと話していると、他の連中も話しに参加してきたんだよ!!
「あれ?ナッカーサーもゲーム大会に今年も参加するのか!?」
「て、テスタロス…焼きそばを食べながら話すのはやめてくれませんかねぇ?」
「め、メビウス…そんなの気にしなくてもいいじゃねえかよ…小さい男だな…」
「だ、誰が小さい男だって!?」
「落ち着けってテスタロスもメビウスも…お前ら、毎回喧嘩ばっかりするんじゃない!!いいな?」
「ま、まぁ…確かにそうなんだけどさぁ…」
なんていいながら、二人は黙り込んでしまったんだけど…
て、テスタロスとメビウスは仲が悪いようだなぁ…なんて思っていたわけだが…でもまぁ、喧嘩するほど仲がいいとも言うしなぁ…
「そろそろ食べたし…行くなら早く行こうぜ?俺様…待つのは嫌いなんだよ…」
「そうですねぇ…僕も折りたたみベッドを部屋から持って来たいですし…行きましょうか?」
「ま、まぁ…そうだな…じゃあ、皆、俺の部屋に行くか…?」
ナッカーサーがそう言いながら城に向かって歩き始めたので、俺達もナッカーサーの部屋に向かっていったんだけど…
あ、あの部屋にこんなに大勢の人数が入る空間なんて無いぞ!?
部屋の掃除もしないといけないのに…ナッカーサー…そんなにのんびりとしていて大丈夫なのか?
そう思いながら、俺たちはナッカーサーの部屋に向かったのだが…
ナッカーサーはあることを思い出したかのように慌てて部屋に入って行ったんだよ!!あ、あいつ…部屋が汚いことを忘れていたな…絶対…
「で、デメトリオも少し手伝ってくれよ!!相部屋だろ?」
「ま、まぁ…そうなんだけどさ…わかったよ…」
そう言いながら俺は大量に散乱しているゴミを袋に入れ始めたんだが…
こ、これって、ゴミを全て片付けても意味無いんじゃないか?
ゴミを全部片付けても…全員は入れないんじゃ無いかな…?
なんて思っていると、ナッカーサーはいきなりゴミ袋を折りたたみ式の押し車に入れ、変なボタンを押したんだよ!!
「何だ?そのボタンは…?」
「これか?これはな…部屋の拡張ボタンだぜ?隣の部屋はクラウィスの部屋だからさ…本人には許可をもらっているし…」
そう言いながら、右隣の部屋が開いたんだが…なんと、クラウィスが慌てて女性物の服をクローゼットにしまっていたんだよ!!
な、なんだ!?あの服は!?
「ふぅ…よかったよかった…僕が実は女装が好きだとか連中にばれたら大変だからな…ふっ…」
「……く、クラウィス…まさか、そんな趣味があったのか…!?」
「うわぁっ!?な、ナッカーサーにデメトリオ!?もうボタンを押したのか!?ま、まさか…見たのか?」
「いや…何も見ていないけど…」
あれ?ナッカーサーはクラウィスが隠した服が見えていなかったんだな…
だったら、俺は黙っておくのが優しさって奴だよな…!!
などと心の中で思ったんだけども…
「ふぅ…何も見ていなかったのか……デメトリオ君は?」
「えっ…?俺も、何も見ていませんでしたけど…」
「でも、お前が『実は女装が好きだ』ってぼやいていたのは聞いたぜ?」
「うわぁぁぁぁぁーーーーーっ!?お、お願いです!!他の連中には黙っていてください!!」
「あぁ…大丈夫だって…仲間を売るような真似はしないからさ…じゃあ、ゲームでもするか?」
「了解です…お願いしますね!?」
「わかってるって…!!」
そうして、俺達のゲーム環境も整ったので…俺たちはゲームを始めることになったのだが…一体なんのゲームをやるんだろうか?
あれかな?あの…音ゲーかな?あれだったら、対戦結果とかも分かりやすいかと思うんだが…
などと思っていたが、ナッカーサーが取り出したのは全く別の物だったんだよ!
あれは一体…ど
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