68 祭り開催の日の夜に

ナッカーサーが初めに俺を連れてきたのは…なんと入口付近だったんだよ!!
あの壁のところにぶら下がっている野いちごには見覚えがあるからな…
でも、なんでナッカーサーは入口付近に俺を連れてきたんだ?
なんて思いながら、ナッカーサーの後ろを歩いていると…
ナッカーサーがいきなり止まったんだよ!!
いやぁ……余りにいきなりだったから背中に頭をぶつけてしまったぜ…

「いたっ……い、いきなり止まるなよなぁ…」
「あぁ…悪い悪い…えっと、ここが入口だな…他にも6箇所入口があるんだが、その場所全てにこの機工障壁が建設されているんだ!」
「……そういえば、前から疑問に思っていたんだが…機工障壁ってなんだ?」
「あれ?説明していなかったか?」

なんてのんきにナッカーサーは言ってくるが…ナッカーサーが機工障壁って呼んでいるのはこの大きな壁のことか?
なんて思いながら、多分5mくらいはある壁を見つめていた俺…

「機工障壁ってのは、お前が今現在見ているその壁の事さ…機工障壁にはさまざまな効果があって…まずは、どれだけ強い攻撃を加えても崩壊しない頑丈さだ!!ケイの話だと、ロケット弾120発とテラフォーミングシステム搭載サイクロンランチャーって名前の武器の攻撃を防ぐことが出来るように設計されたらしいんだよ!!しかも、特殊効果の一つに、内側に入った者の魔力を分散させるって効果と上空から稀に進入しようとする魔物娘達をテレポーテーションシステムの応用で違う場所にワープさせることが出来るんだよ!!さらに、内部にセットされている装置で外側からインターホンを鳴らしてきた人物には赤外線レーザーが照射され、それで男かどうかを判断し、そのあと…脳内をチェックしてその人物に結婚歴があるか…そして、離婚したかが判断され、その結果、独り身の男のみ国内に入ることが出来るんだ!!」
「へ、へぇ〜…結構最新鋭のシステムなんだな…」
「あぁ…これを作ったケイは本当に凄いぜ…なんせ、これを作ったおかげで、結婚する男子が大幅に減ったからなぁ!!おかげで、怪しい侵入者が入ってくることもなくなったんだ!」

……つまり、これがあるからメガロス帝国には侵入するのは難しい…そして、メガロス帝国の中にいれば絶対に安全…逃げる必要もないって事か!?
す、すばらしいシステムだ…
なんて思っていると、ナッカーサーがまた手招きをしてきたんだよ!!
そろそろ…次の場所にでも向かうのかな?

「じゃあ…次は北の港にでも行くとするか?」
「あ…了解…でさ、ナッカーサー…」
「ん?どうした?」
「一つ疑問に思ったんだが、この機工障壁ってどこかで総合コントロールしているのか?」
「あぁ…西の機工障壁制御プラグラム所で制御しているが…国内にあるわけだから、気にしなくてもいいぜ?」
「あぁ…よかった…」

俺はそう言いながらナッカーサーの後を追いかけて、またさっきここに来たときに使用していたテレポーテーションシステムを使い、北の港って場所に来たんだが…
こ、ここ…港が展開されているけど機工障壁が無いじゃないか!!
だ、大丈夫なのかよ…!?

「……そうだデメトリオ…この港では常に油断するなよ?釣りが好きな兵士連中には、結構多くの魚がつれるいい場所とかで人気なんだが…ここは機工障壁が展開されていないんだ!つまり、いつ…どの瞬間に魔物娘が出現してもなんらおかしくない場所なんだ!!まぁ、出くわしたら死ぬ気で国内の方に移動すれば機工障壁があるからいいんだが…毎年、兵士の450人くらいがここで行方不明になっているんだ…」
「あぁ…それなら安心してくれ!!俺…つりは余り好きじゃないんだ!!」
「あれ…?そうなのか?結構何も考えていない雰囲気を出していたからてっきり好きなのかと…」
「な、何も考えていないってどういうことだよ?」
「はっはっは…冗談だよ!!じゃあ、次の場所にでも行くか?」
「あとどのくらいの場所があるんだ?」
「まぁ…雑に回るつもりだからあと二箇所かな…次は、メガロスタウンだ」

ナッカーサーはそういうと、この港を後にするため…テレポーテーションシステムのところまで移動するが…俺も後を追いかけていると港の方になんだか透き通ったプルプルしたものが…な、なんだアレは!?
などと思いながら、横で作業しているナッカーサーを尻目にじっと観察していると…いきなりシー・スライムの女性が海から昇ってきたんだよ!!
しかも…俺達二人のことに気がついているようだし…

「な、ナカサー…や、やばいって…」
「あぁ?俺の名前はナッカーサーだっての!!ナカサーじゃないから、間違えないでくれよ?」
「だ、だから、そんな事はどうでもいいの!今、俺達絶対に標的にされているって!!なっ!?」
「そんな冗談ばかり言うなって!後少しだから、そんなに焦ら
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