5階で運よく上の階に来ることに成功した俺達だったが…
なんだろうな…?変な罪悪感が心の隅の方にあるんだよなぁ…
なんて思いつつ、俺は他のみんなとのんびりと最終階の廊下を歩いていたんだぜ…
え?少しは急いだらどうだって?いやぁ…ここ、床が高級なレッドカーペットだから、走るのに少し抵抗があってさ…
ま、まぁ…廊下は走らないに越したことはないって言うだろ?
言わない?だったら、これからは言うって事にしておいてくれ!!
なんて思いながら進んでいると、角を曲がった時に、目の前の廊下の奥の方にぼやーっとした青白い光がだな…
ま、まさか…ゴーストの類か!?それとも、ひ、火の玉だというのか!?
落ち着けデメトリオ…お前は墓場を越えてきたじゃないか!!
こ、こ、こ、こんなところで怖気ついてどうする!?
なんて心で言っては見るけれど…怖いものは怖いわけで…
さっきまで結構先頭の方を歩いていた俺は、そっとペースダウンし、モンスターラグーンのメンバーの最後尾に移動することに成功したのだった…
我ながら、絶妙な移動の仕方にびっくりだぜ…
そして、青白い光に近づくにつれ、それが水晶玉の光だって事に気がついたんだよ!!
ふ、ふぅ…なんだよ…水晶玉かよ…
べ、別に、初めからわかっていたんだぜ?し、知らない振りをしていただけなんだからな?な?
それにしても…なんでこんなところに水晶玉が…
などと思いながら近づくと、なんと水晶玉の近くに人がいたんだよ!!
そう…明らかに占ってますよ〜って言いたそうな服装をしてな?
「迷える魂を持ちし者よ…占いを聞いていきなさい…」
「…占い?何占いなの?私、占いをそんなに信じているわけじゃないんだけど…でも、仕方なく占って貰うわ…」
メリィが占いに食いついただと!?
ま、まさか…メリィ、占いを信じていたというのか…!?
え?俺?そうだな…所詮、ただの占いって感じで捉えているぜ?
だって、占いの結果で人生が決まっているって思いたくないしさ…
まぁとにかく、メリィは占って貰うようだし…俺も時間に余裕があったら占って貰おうかな…?
なんて思いながら、メリィが椅子に座るのを見ている俺…
さぁて、どんな結果になるか楽しみだぜ…
「まず…私の名前はミリル=フォーラムといいます…占いというものは、その人の未来を一時的に垣間見るものであり、運命はあなたの取る行動で大きく変わりますので、確実にそうなるって事ではないのを覚えておいてください」
「わかっているわ…」
「では、初めにあなたが占って欲しいことを言ってください」
…その前に、俺はなんであんたがこんなところで占いをしているのかが気になって仕方が無いんだが…?
なんて心で思っていると、いきなり横目でミリルさんが俺の方を向きつつ、こういってきたんだよ!!
「…給料がいいからですよ、デメトリオ=スタンダートさん?それとも、人生を逃げることで捨てているゴミ…と呼んだほうがいいかしら?」
…!?こ、心を読まれたのか!?そ、そんな馬鹿なことが…ど、読心術って奴なんじゃないのかそれは!?
き、きっと何かの間違いだな…あぁ!!きっとそうだ!!
だって、単純に考えても…そんな事はありえないだろ!?
俺がそう思うと、ミリルさんは目を細めつつ俺の方を向くと、ため息を吐きつつメリィを占うためにメリィと話し始めたんだよ!!
な、なんだか、とてつもなく失礼なことを言われた…そんな気がするぜ…
「えっと、まずは…何を占って欲しいのかをおっしゃってください…」
「じゃあ…私の妹について何だけど…今、どんな状況か…お願いしてもいい?」
「わかりました……『我が大いなる主よ…この者の悩み、今ここで水晶に写したまえ!!フォル=ヘリオス=クォール=アインタード=スケース』」
ミリルさんがなんだかよく分からない呪文を唱えたかと思うと、次の瞬間…
水晶から紫色と青色の混ざったような色が放たれたんだよ!!
す、凄い…エコーズさんの時の占いはなんだか、地味な感じがしたけど…こっちの占いは派手だし…凄く当たりそうなオーラがだな…
まぁ…分かりやすくいうと、凄いって事さ!!
「ふむ…あなたの妹さんは今…変な機械につながれているのが見えます…」
「な、何ですって!?機械!?」
「はい…あの紋章は…メガロス帝国のものと思われます…恐らくは…」
「…っく…こうしてはいられないわ…みんな、早く行くわよ!!」
…め、メリィのオーラが変わっただと…!?
なんていうか…すっごく怖い雰囲気になったんだけど…大丈夫かな?
俺に飛び火とかしてきたら嫌だなぁ…
なんて思いつつ、その状況を見ている俺だったんだが…
「…メリィさん、余り妹に執着しすぎると…大変な出来事が起こってしまいますよ?」
「……どの世界に、妹を大事に思わない姉がいるのよ
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