58 逃げるということは後悔することか?

俺達がこの洞窟に入ってから、俺はメリィたちを探すのに、本当に苦労したぜ…
だって、メリィたちすぐに先に行くからさ…しかも、後から来る俺の為に待ってくれるなんて事は一切ないって言うこの事実…
まぁ、見つけたから良いんだけどさ…

え?どこにいたかって?普通に道の真ん中で皆集まってお菓子食べてたぜ?
…お、俺なんか、お菓子をいろいろな奴に食べられたからお菓子なんて残ってないって言うのに…
「……デメトリオ、遅かったじゃないの」
「…は、はぁ…」
メリィが無駄に早く先に行くからだろ!!って、俺は心の中でつぶやいたんだが、メリィはそんな事には気付いていないかのように、菓子パンを食べてたんだよ!!
頼むからその菓子パンを俺にくれな…い、いや…なんでもないぞ!?
なんでも無いんだからな!?

しばらくして、お菓子も食べ終わったらしく、俺たちはこの洞窟の中を進み始めたんだが…やけに、この洞窟人の手が入っているような気が…
だって、洞窟の壁はツルツルだし、天井にはランプが一定感覚ずつぶら下げられているし…床は床で、磨かれたかのようにツルツルだ!!
し、しかも…天然の大理石が使われているだと…?
なんて思っていた時だった…
目の前から、凄く特徴的な服装をしたラミアが歩いてきたんだよ!!
いや…正確には這ってきたんだよ!!

「……ん?おや、旅の人とは珍しいわね…アヴァル洞窟城下町へようこそ!」
「…え?ここは町か何かなの?」
リーネが思わずそんな事を聞いたが、それは俺も思ったぜ…だって、いきなり町とか言われても、そう思えないんだよ!!
だって…洞窟だからさ…ここ…
俺がそう思っていた時、そのラミアの女性は俺の方を見たあと去っていったんだよ!!
い、言うだけ言ってすぐにその場から去るってのも、ある意味どうかと思うぜ?俺はだけど…

更に少し歩いていると、だんだん声が聞こえてきたんだ!!
しかも、結構にぎやかそうな声だが…この先に何かあるのか?
なんて思っていた矢先にこの頑丈そうな扉と、武装したメデューサの女性のセットだ…絶対この先には何かあるだろ…これはさ…

で、俺達が近づくと、そのメデューサの女性が身構えて…って事は無かった。
あれ?なんで警戒しないんだ?普通、旅行者が来たら警戒すると思うんだが…
なんて思ったりもした訳だが…まぁ、普通に入れるならそれでいいのかも知れないな…
でも、メリィは俺とは違い、この先になにがあるのかを知った状態で進みたいようで、そのメデューサの女性に話し始めたんだよ!!

「…ちょっといい?この先には、なにがあるの?結構騒がしいけど…」
「あぁ…旅のお方ですか!えっと、この先は一番街となっております!!ただいま、一番街ではお祭りが行われているんですよ!」
……祭り?へぇ…祭りねぇ…
俺は祭りといわれて即座にジパングの最後の方であった、祭りのことをおもい出していたぜ…そういえば…仮面つけて叫んでたりもしてたっけ?
いやぁ…その時は内心、ジパングから先に行くことがあるのか本気で悩んでいたけど、今となって考えれば、あの時が一番時間の流れがゆっくりだった気がするぜ…

で、話が終わると俺たちは通行税として銅貨を2枚納め、一番街に入ったのだった…ってな?
だが、この時にはまだ何が起こるのか…それを誰も考えてもいなかったのだった…って、意味ありげなことをつぶやいてっと…
え?心で言ってみたかっただけだって!!気にするな!

なんと中では、物凄い数の魔物娘達が、広場に集まって何かをしていたんだよ!い、一体…何をしているんだ?
……やっぱ、気になるよな?な?
って事で、メリィたちの目を盗んで俺はこっそりその人ごみの中に向かって行ったんだ!!
さぁて…どんなことが起こるんだ?

「みんな〜〜!!今回はアタイたちのライブに来てくれてありがとう!!アタイたちは明日もいるから、今日は楽しんで行ってねーー!!」
「きゃーーー!!」

す、凄い歓声だ…い、いったいあのステージの上にいる三人の女性は何者なんだ!?右からラミア、エキドナ、メデューサって事はわかるが…
……!?な、なんだあの光っている棒は!?
俺は、余りにいろいろなことがありすぎて、若干だが混乱を隠せなかったぜ…
だって…俺は観客の方々が持っている光る棒に驚いていた位だからな…

だが、俺が驚くのはまだまだこんなものではない!!気がする…
変な感情を抱きながらも、じっと立っていると、いきなりその三人がマイクを持って歌う準備に入ったんだよ!!
し、しかも…それと同時に観客が一斉にタオルを頭に巻き始めるという謎の行為が行われたんだよ!!
な、なんだ…この変な統一感は…これ、俺が一人浮いているみたいじゃないか!
くそぉ…俺もみんなが頭に巻いてる【スニェイカーズ】とかかれたタオルをどこかで手
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