さて…今日は何をしようかと真剣に考えながらサラダを食べている俺…
もう、今日は何をしようかと考える必要も無いさ!!なぜかって、いつもやることは決まっているからさ!!
考えても見てくれ……俺はここ最近、依頼しか受けていないって事をさ!!
何もしなくても依頼はどんどん来るというこのシステム…
こういう風に回りくどい言い方をしているが、単刀直入に言うと今日は依頼をしたくないって事さ!!
毎日毎日、俺は必ず依頼を受けているわけだぜ!?たまにはゆっくりさせてくれてもいいよなって思うのは人間として当然だろう!?
こう思っていると、いきなりメリィが俺のことを呼んだんだがこれは……依頼の予感がするぜ…
ジパングに来て急激に感が鋭くなった気もするしな…
え?わかりにくいって…?
そうだな…たとえるとしたら、【デメトリオは感の鋭さが4上がった】ってウィンドウみたいな感じかな…
「デメトリオ…今日もよろしくね?」
そう言ってメリィがいつもと同じように俺に書類を渡してくるが…
いつも俺が素直に受け取ると思うのか…!?
俺は今日、初めてメリィに意見するぜ!!メリィも依頼を受けるべきだとな!
「あ…そうそう、今回は全員参加だから、私も行くわ…」
ぐっ…い、意見する前に俺の計画を綺麗に砕かれたんだが…
どうして皆、俺が何かかっこいい台詞を言おうとしたときに邪魔をするんだ!?せめて、空気読めよ!!
俺は複雑な気分になりながらも渡された、若干ひんやりした依頼書に目を通すことにしたんだ。
えっと…
〜〜〜依頼〜〜〜
依頼者:氷室 椿(ひむろ つばき)
内容:調査
…今回は、依頼をうけてくれてありがとー…
依頼の具体的内容は私たちのいる山の近くにある山村…【笹山村】に来ましたらお教えします…
一応念の為なのですが、武装をしてからきてくださいねー…
後ー…【笹山村】に来るときの道で、両道と呼ばれる場所がありますが…
絶対に左に曲がってくださいー…右は雪崩が起こったばかりで通れないと思いますけどねー…
なるべく、大人数で来て下さいねー…
報酬:銀貨1枚と白雪袴一着のみ…
備考:笹山村にきたら庄屋のところにきてくださいねー…
〜〜〜〜〜〜〜〜
……この依頼、調査って書いてあるけど具体的な内容が一切伏せられているなんて…あ、あやしすぎるぜ…
これは行かないほうがいいと俺は思っている…
でも…行かなくてはいけないって事実にも俺は気づいてしまっているんだ…
逃げたいけど、絶対に逃げることなんて出来ない…いわば、拒否権がない状況ってのが今だぜ…
前も言った気がするけど…慣れって怖いぜ…
そして…みなさんもお察しのとおり、俺はまたもや依頼に駆り出されたのだった…
そ、そうだ…!!展開がいっつも同じだとか心無いせりふはやめてくださいね……本人は結構気にしていますから…
そ、そんなことより今はとにかくこの山道を歩くことに全力を注がなくては…
気を抜くとすぐに滑ってしまいそうなこの雪の残った山道を上っている俺はそう決意したのだった…
それにしても…一つ誤算だったぜ…
今、俺がはいている靴は靴底がすべるように平なんだが…雪に足を取られて凄く危ないんだ…
こ、こんなことなら、珍しさだけでこの靴を買うんじゃなかったと、買ってから2年後の今さっき、そう思ったぜ…
まさに今、俺は後悔しているわけですね?
そして山道を上り始めてしばらくして……俺はみんなよりはるか後ろを歩いて追いかけていたのだった…
結構他にもこの道を通っている人はいるみたいで、道には少しだが何かを引きずった跡があるんだったぜ…
俺の感が正しければ、結構この跡は新しい気もするぜ…
などと思いながら俺はひたすらのぼり続け…
ようやく笹山村って看板が立っている村に着いたんだ…
さぁて…俺はこの笹山村のことをどうやって説明したらいいのだろうか?
なんて思ってしまうほど、雪以外は何も目立ったものは…
ん!?ま、まて!!あったぜ!!
よぉく見てみると、この村からそう遠くないところに大きな木がみえるんだ!
…本当に、あの木がなかったら説明できるものなんて何も無いくらいに家しかなかった村だから…なぁ…
で、でも…もしかしたらレアな食べ物があるかも知れないと思った俺は、依頼人を探すついでに食料も探すことを、ここに決意したのだった…
俺がモンスターラグーンのみんなと庄屋という建物を探しているとき、俺は少し気になる家を見つけたんだ…
茶屋って書いてある看板が立てかけてあるその家からは、にぎやかな声が聞こえてきて、若干だが甘い匂いも漂ってきていたんだ。
「メリィ…俺、おなかすいたんだけど、あの家に行って何か食ってきてもいいかな…?」
俺は一応メリィに聞いてみたんだが…今までの経験から判断すると、ダメといわれる気がしてなら
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