22 久しぶりに嫉妬しないのか?

ようやく橋での戦闘が終わり、俺たちは里に入ることが出来たわけだが…
この里の中にも、橋同様に霧が立ち込めているということは無かった。
本音、本当にここに谷に霧が立ち込めている原因がいるのか……?
などと疑いたくもなってしまうぜ…
「メリィ…本当にここに谷の霧の原因があると思う?俺は思わないんだけど…」
「しらべてみないと何も分からないでしょう?後であそこにある宿屋【宵闇】に集合するから各自で情報収集でもしましょう?じゃ…」
…各自別々に行動するのか…?まぁ、手っ取り早く探すのにはいいと思うが…
え?なんで今回は微妙にいつもと雰囲気が違うのかって?
俺だってかっこつけたいときがあるんだよぉ!!
あっ!?こんなことを思っている間にみんなもういない…
結局、仕方が無く俺も町を捜索することにした。

町の探索って事は、必要なのは地図か?やっぱり…
などと思いながら噴水広場を歩いている俺!でも、地図を手に入れようにも地図屋分からないし…
ん?あれは…
俺が見つけたのは、ピーナッツを食べているズールーだったんだ!
あいつなら…俺と一緒に町をうろついてくれるって…そんな気がする!!
「おーい!ズールー!ちょっとー!」
「ん?あれー?お前確か橋の所で隠れてたやつじゃねーの?どした?」
「ちょっと探し物をしててさ…この里にもそれが目的で来てたんだけど、里の全容を知らないと駄目だし…」
「それでこの里に来たのか…いや、わりぃな?いきなり爆撃なんてしちゃってさぁ…ずっと前に旅人に人さらいがいてさ、村の子供をさらおうとする事件があったんだ。それで、外から来るやつらに対しては警戒しててさ…」
「いや、俺は別に戦いに参加してないからいいんだけど…そういえば、あのノームの女性は?」
「あ…カトのこと?カトはあの時、君の仲間の機械のビームを全身で受けてさぁ…今医者が見てるとこ。だから俺っち暇なわけよー!」
「そうか?だったらこの里の全容を紹介してくれないか?」
「いいぜぇ?じゃ、さっそく行くかぁ!えっと…お前はなんて呼べばいいんだ?」
「デメトリオって言うんだ、よろしく」
ズールー…話して見ると裏表も無く、いいやつじゃないか!

まず俺はズールーが教えてくれた祠とやらにやってきた。
「ここが俺らの里の聖なる祠ってやつさ!中には昔この里を造った人の残したものが祭られてるんだ。入ってみるか?」
……明らかに重要文化財みたいな見た目だが…入っていいのか本当に!?
「待て!ここから先は旅人は通ってはいけない場所だ!そうそうに帰っていただきたい!」
ほらなー!?やっぱり入れないんだよ…まぁ、中身を見てみたかったんだがね?
「待てよ!俺がいるから大丈夫だろ?」
「ん?ズールーか?いくらお前がいてもここは領主様の土地だから通すことは…」
「おいおい…つれないこというなよー!な?そんなお堅いことばっかり言ってるから結婚できないんだぞ?」
「貴様…気にしてることを…」
……わかるよ、その気持ちは凄く良く分かる!
俺だって今現在そんな気持ちを抱いたぜ!

「門番さん…今のあなたの気持ち、強く分かりますよ…!」
「……まさかあなたも、未婚者ですか!?今のご時勢にまだ清い体でいる…さすがです!」
「そういう門番さんも凄いですよ!まだ結婚してないなんて!」
やばい…俺、この人となら仲良く出来る気がする…
「……いいですよ!あなたなら入っても!ズールーだけなら通しませんでしたが、あなたは気に入ったので…今晩ついでに飲みません?」
「いいですねぇ〜!俺、【宵闇】って宿にいるので後から来ていただけるとありがたいです!」
「わかりました!ではまた夜にでも…」
俺は、この里で新しい友達を手に入れた!
よっし!今夜は飲むぞーー!

洞窟の中は、凄くいろいろな機械が投げ捨てられていた…
昔の遺物かこれが…なるほど、壮大だな…
「どうよ?デメトリオ?これが祠の内部になってるんだ!まぁ、ここにあるものの9割が何に使うか分からんものだが、それでも稀に動くものとかあるし!これとか…」
「この台座は?」
「ここにカプセルが置かれててよ?中にあの橋にいたゴーレムの女の子いたろ?彼女がいたって訳さ!」
俺は即座に過去の回想シーンへと飛んで思い出す作業に入った…
あぁ〜…あの…
「あの子が当時は結構クリーンヒットしてさ、結婚してくれってロリコン共が結構いたわけ…まぁ、俺はもうそのときにはカトと結婚してたわけだけどなぁ?あっひゃっひゃっひゃ!」
腹立つなこいつ…俺が結婚していないことを尻目に空き放題言いやがって…
「とまぁ、お前の神経を逆なでする行為はここまでにしておいて、彼女は何と!すでに旦那さんにしたいって思ってた人がいたらしいんだ!で、男どもの夢、幻の如くって感じになったって訳!その思ってた人が今から200年
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