デメトリオと分かれてから、俺とドラグーンはエントランスに戻り二階の捜索をはじめたんだが…
正直、俺は自分の考えが確実に正しいとは思えない…
でも…まぁ、何も考えていないよりはいいんだが…
こんな状況だ、ほかの連中を心配させないように俺が頑張らないと…
そう思い、自分なりにリーダーっぽく振舞ってはいるが…
正直言うと、俺だって人間だから…今の状況がとても怖いことってのは分かるんだよ
この中では一番怖がっていないようにしてはいるけどな?
まぁ、こんなことを考えていても仕方が無い…
俺がこんなことを考えていて、ミーシャ達が戻ってくるわけじゃないし…
正直言うと、とても心配だ…今の状況は、どこの誰が考えたって普通じゃないからな
「なぁ、ナッカーサー…勢いよく俺達もここまできたけど、どうするんだ?今から…」
「やっぱり、行くしかないんじゃないか?こんなところで立っていてもどうにもならないだろ?」
「……それはそうだが…明かりはどうする?デメトリオたちが明かり持っていったから、俺達に明かりはないぜ?」
明かり…ねぇ…
確かに、俺達は今明かりを持っていないが…やっぱりいるか?
確かに、明かりを持っていない状況で明かりも一切無いこの廊下を移動するのは怖いな…
後ろからいきなり攻撃を食らってもたまらないわけだし…
俺がそう思いながら廊下を見ると、うっすらとだが外から月明かりが差し込み廊下が見える状態になっていたんだ
窓は一定間隔に配置されていて、外では相変わらず凄い雨…そして雷が時々なっていた…
この状況では、普通に見える景色…しかし、俺達はこの建物から出ることは出来ない…
本当に、どうなっているんだろうな…このホテル…
「ドラグーン、どうやら…大丈夫そうだぜ?明かりの心配はしなくても…」
「えぇ?それはどういう…って、あれ?思ったより明るいな…」
「これなら、しばらくは明かりの心配をしなくても大丈夫そうだが…」
「そうだな…もしもの時はたいまつでも自作するかとも思ったが…」
たいまつ…?ドラグーンのやつ、たいまつが作れるのか?
そういえば、俺と一緒で昔…戦争を経験したことがあるんだったな…
昔かぁ…俺はあまり、昔のことは思い出したくないぜ…
まぁ、忘れるつもりも無いけどさ?
そう思いながら、ドラグーンと一緒に廊下に入る俺…
さて、重要なのはここからだぜ?まず、どこを調べるのか…これが重要だろ?
俺はそう思って近くにあった扉を開けようとしたが…
ガチャッ…
ほらな?やっぱり、鍵がかかっている部屋が大半…さすがに、初めから上手くいくわけ無いさ
これだけ広い建物でも、開いている扉は少ないだろうさ…それに…
どうやら俺達がいるのは二階のほんの一部のようだ、左の窓から、別の廊下が見えるってことは、おそらくどこかで繋がっているんだろうけど…
まぁ、後になれば行く機会もあるだろ…
今はこの廊下で調べることが出来る部屋を探すことからはじめないとな…
俺はそう思うと、入ってすぐのところにある三つの扉をドラグーンと一緒に調べ始めたんだ
この三つの扉…こんなに近くに密集しているんだ、どれかひとつくらい開いてくれないと…俺としてはやってられない気持ちになるわけだが?
だが、俺はすぐに自分のこの考えが甘かったと思い知ったんだ…
そう!全部の扉は…みんなも考えただろうが、開かなかったのさ
「………あかないな、ドラグーンそっちはどうなんだ?」
「こっちもダメだ…やっぱり上手くいかないもんだな…くそっ!!」
ドラグーンがそういいながら、目の前の扉を蹴りつけ…そして次の瞬間だ
なんと、ドラグーンの蹴った扉が鈍い音を立てて壊れたんだよ!!
「ドラグーンっ!?お、お前…」
「なっ!?ちょっ…ち、違うぞ!?俺は軽く蹴った訳で…」
「へぇ〜…?」
「ナッカーサー、おまっ…信じてないな?本当に軽く蹴ったんだぞ!?」
ドラグーンは必死にそういっているが…
まぁいい…そういうことにしておいてやるかな
結果的には、少し手間が省けたわけでも…あるしな?
俺はそう思うと、ドラグーンが壊した扉を踏みつけ、部屋の中に入ったんだ…
この扉…どうでもいいが腐っていたんだな
それになんだ?この部屋は…?どの家具も高級ホテルにはふさわしくないくらいにボロボロじゃないか…
机もたんすも…椅子も…すべてが何かで切り裂かれたようにボロボロになっているこの部屋の光景…正直、不気味だな
さて、この部屋をじっくりと…調べるとするかな?
しばらく部屋の中を捜索してみて、俺にはわかったことが二つある…
まずひとつは…この部屋はホテルの外見に反し、今から数十年も昔のものらしいって事だ
どれも、俺が子供の時には家にあったが、時代が流れていくに連れてなくなっていったものばかりだった…
分かりやすくい
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