〜〜〜ナッカーサーの視点でスタートします!!〜〜〜
デメトリオの馬鹿がいなくなってから早1時間…俺はもう流す涙も渇き、サリィちゃんを背負った状態でテレポーテーションシステムを動かしていた
デメトリオの遺品は…見ているとつらい気分になってくるから、あの研究施設においてきたんだけどな…?
メガロス帝国も城が崩れ去ったこともあいまって、もう終わりだし、この土地を離れる時にはデメトリオの墓を建ててやって遺品をそこに灰にして埋めてやるつもりだからさ…
その時まで、悪いけどあの部屋に置いておくぜ?
そして、俺が緊急用のテレポーテーションシステムを起動すると、転送されて移動した先に、なんと残っていた全員がいたんだよ!!
そうか…ケイだな?
「ナッカーサー!!こっちからテレポーテーションシステムで移動しようとしても出来なかったんだけど…何があったんだ?」
「ゴルガーが、どうやら研究施設の電力系統に細工をしていたみたいでな…今は復旧しているんだが…まぁ、そんな事はいいじゃねぇか…えっと、彼女がサリィちゃんだな?ほらよっと…」
「サリィっ!!ふぅっ…よかったわ…」
「まぁ、後少ししたら目を覚ますと思うぜ?じゃあみんな、まずはモンスターラグーンの皆さんの拠点に移動させて貰うとしようぜ?いいですよね?」
「別にいいわよ?ところで…デメトリオはまだ戻ってこないのかしら?相変わらず、何にしても遅いわね…まぁ、これから先も長い付き合いになるんだろうからいいんだけど…」
メリィからデメトリオの名前が出たとたん、また俺の心に思い何かがのしかかってきたんだ…
やっぱり、デメトリオの死とも正面から向き合わないとダメか…
正直、俺だって認めたくないんだ…それなのに、俺の口から死んだって事を伝えさせるなんて…酷い奴だよお前は…
「デメトリオは…死んだよ、あの馬鹿は俺達を助けるために電力室に電力を補給しに行って死んだ…だから、待っていてもあいつはここに来ないぜ?」
俺がそういった瞬間、場の空気が少しだけ暗くなったのを俺は感じたんだが、それと同時に俺の言い方に少しだけむっと思った奴がいるって事も俺は感じ取ったんだ
まぁ、確かに俺の言い方を聞いて、非常な奴だと思った奴もいるかもしれないが…俺だって、本当はあいつのことを無下に扱いたくは無いよ?
でも、ここでいくら悲しんでも死んだ奴が戻ってくることは無いのが世の中だ
もし戻ってきたら、それはアンデッドになったか死ななかったかの二択だろ?
だったら、早く忘れたほうがいい…
まぁ、こんなことを思いながら一生その出来事を引き摺ってしまう男が俺なんだがな…?恐らく俺は、一生あの時にデメトリオが部屋から出て行ったことに気がつかなかったことを引き摺ると思うぜ?
「ナッカーサーさん…いくらデメトリオが馬鹿だったとしても…その言い方はないんじゃないですか?まるで、死んでよかったみたいに聞こえますよ!」
「そうですっ!!いくらミーシャさんの夫だからといっても、許せませんよ!命を軽く見ているような言い方は…」
「だが…それでもあいつは馬鹿だろうが!!俺は自己犠牲の精神を自分で行おうとする奴(俺は除く)が大嫌いなんだよ!どうして自己犠牲なんて馬鹿げた考えにいたるのか、まったくわからない!!それに、あんた達にとってデメトリオは取るに足らないその辺の奴じゃないか!!だったら…それだったら…」
俺がちょっと彼女たちに言い返していると、いきなりサリィがメリィの腕に抱かれた状態で目を覚ましたんだ…
だが、俺は自分の口から出る言葉を止めることが出来なかったんだよ…
「デメトリオが死んだって事に関して、とやかく言わないでくれよ!!」
「……え?な、何?姉さんがどうしてここに…?それにデメさんが死んだとかどうとか…え…?え…?」
「さ、サリィ…まさかこのタイミングで目を覚ますなんてね…とにかく、ハグしてもいいかしら?ぎゅってしたいのだけれど…」
「それより姉さん、今の状況についていけてないんだけど…詳しく説明してくれないかな?」
「いいわよ…」
それから、メリィの説明が始まったんだが…メリィがデメトリオが死んだと告げたとき、サリィはまだ信じられないって表情を浮かべていたんだよ…
まぁ…いきなりだからな、信じられないのも無理は無いが…
「嘘…よね?姉さん?」
「残念だけど…本当よ?……将来の結婚相手は私が責任を持って見つけてあげるから、デメトリオの事は忘れなさい?」
「そ…んな…そんな事が…」
……きついだろうな、心境は…
でも、おそらく彼女もこの出来事を乗り越えて幸せな家庭を築くんだろうって考えると、デメトリオも可愛そうだぜ…
なんせ、忘れられるんだろうからな…
でも大丈夫…俺だけは覚えておいてやるからよ
「とにかく、サリィも
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