機械で物凄く動きが遅くなっていそうなサリィを見ながら、俺は複雑な心境にドキドキしていたんだ…
どうして俺が一人で戦うことになってしまったのか…それを今現在、物凄く全身で考えているよ
いや、確かに…ナッカーサーも瓦礫で足を取られているし、他のみんなもこの研究施設に来ることが出来ない今の状況だからこそ、俺が戦わなくてはいけないんだろうけど…それでもだな…
いや、よく考えろよ俺…ナッカーサーの支援があるじゃないか!!だったら、さすがに一人で戦うよりはマシだよなぁ…
それに…今はこの研究施設はあと35分くらいで爆発してしまう…
くそぉっ!!いいよ…やろうじゃないか!!
今までの人生逃げ続けてきたんだ…一回くらい、子供の時のように無謀に戦ってやる!!
「い、行くぞっ!サリィっ!!干し肉バスターソード!!」
バキィッ!!
「あぁっ!?お、俺の武器が…っ!?」
「………」
「ぐぼぁっ!?」
一気に物凄い衝撃が体を走りぬけ、俺はサリィの機械質な攻撃を受け、少しだけ浮遊したんだ…
そして、次の瞬間…物凄い痛みが全身を走り抜ける
勢いと威力の高さに、俺の意識が一瞬吹き飛んでいきそうになったから、威力は相当のものだろうな…
だが、幸か不幸か俺はジェラシカの一件で痛みに少し慣れているんだ
まだ…まだ大丈夫…
「………」
「えっ!?ちょっと!!空中で掴むとかそれは無しだろ!!うわぁっ!!」
ちょっと待ってくれ…俺は空中で捕まれるなんて事は考えていなかったんだけど!?
こ、これは俺が物凄い酷い目に会いそうな…そんな予感が…
俺がそう思うとサリィは俺の体を一気に攻撃してきたんだ
よ、容赦のカケラも無い一撃はさすがだといわざるを得ないよな…
「うわぁぁぁぁっ!!危ないっ!!危ないってぇっ!!えっ…俺を掴んで一体どうするつもりなんだ!?」
…なんだ…?この非常に嫌な予感は…ま、まさか…
いや、まさかな…俺の嫌な予感が当たらなければ、さすがにサリィが俺を掴んで壁に向かって投げたりなんて…
「………」
「ま、まさか…やめてくれぇっ!!うわぁぁぁぁぁぁっ!!あいたぁっ!!」
な、投げやがった…サリィ、俺に遠慮なんて一切せずに俺を壁に…
当たった時の衝撃でまた変な感じのめまいが…
俺がそう思っていると、サリィは更に機械で強化された重そうな足で踏みつけ攻撃を仕掛けてこようとしたんだよ!!
ダダダダダダッ!!
バシューンッ!!シューーッ…
おぉっ!?ここでナッカーサーの空気を読んだ援護射撃だ!!
正直、もう少し早めに援護してくれるとうれしかったんだけど、この際…文句なんて言ってられないよな!?
とにかく…ありがとうナッカーサー!!
さらに、ナッカーサーはサリィの右足部分についていた赤いボタンのような場所を打ち抜いたんだよ!!
なるほど…ナッカーサーが言っていた機械の動力源ってのはあれだな…?
よく見ると、サリィの体の至る箇所…といっても、両手両足と正面…あと背中か?その場所にしかないけど…
つまり、俺もそこの部分を狙って攻撃すればいいんだな…?よし…オーケー
俺がそんな事を言っていると、サリィは体勢を立て直してナッカーサーを狙い始めたんだよ!!ナッカーサーは今…瓦礫の下敷きにされているから…俺がなんとかしないと…
……よし、サリィは今背中を俺に向けた!!弱点部分を狙って攻撃する事は難しいかも知れないけど、少しひるませるくらいなら出来るはずだ!!
…だよな?もし、これでひるまなかったら…俺、どうしようか?
まず、確実に痛い目に会うね…でも、それでも俺はやってやる!!
「食らえぇっ!!干し肉バスターソード!!」
バキィッ!!
あぁっ!?また砕け…
ドゴォッ!!
「ぐはぁぁぁぁぁっ!!」
ドシャッ…ドゴォッ!!
あいたたたたっ…この作品がギャグよりで本当によかった…
じゃないと俺は本当に死んでいたLVじゃないか…
しかし…どうして俺の会心の一撃は通じないんだ…
《教えてあげましょうか?この私が…》
……教えてくれ、もしも俺が納得できる答えだったら…
《たかが肉で攻撃が出来るわけ無いじゃありませんか…今まで気づいていなかったんですか?馬鹿ですわねぇ…》
なっ…にぃっ…!?
いや、そんな事はないはずだっ!!だって、この干し肉は物凄く硬い…
そして、どうでもいいことだけど、俺の台詞を心の中で思うよりも先に答えられたのは、正直虚しかったな…
《ですから…そもそも、それは肉ですよ?ただの肉です…限界があるでしょう硬さにも…》
………まさか、そんな事が…
正直、俺はこの干し肉なら敵を倒す事は簡単だろうと思っていた…
だが、そう思っていたのは俺だけだった…ジェラシカはそういいたいんだな…
……悔しいけど、指摘されたらそのとおりだと思う!
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