ふぅ…結構歩いたなぁ…そろそろメガロス城に着いてもいいと思うんだが…
そう思いながら、俺はケイの研究所の地下通路を歩いていたんだが…
薄暗いし、もう30分は歩いてるだろうし…一体何時になったらつくんだよ…
さっきから同じような道がずっと続いているだけだし…疲れて動きたくない気分だぜ…
俺がそう思いつつ、少し休憩するかなと足を止めた時だった
なんと、すぐ近くの道からメガロス兵士の声が聞こえてきたんだよ!!
こ、これは…もうメガロス城は近いって事じゃないのか!?
よかったぁーー…さぁて、メガロス兵士と合流しようかな…
「おーい!!そこの兵士さーん!!」
「ん…?おい、何か言ったか?」
「言ってないっすよ?大体、食料庫を見に来たのにそんな無駄話している余裕なんてないじゃないですか…それに、なんだか食料庫の食べ物が1年分くらいなくなっていましたし…」
「おいっ!!無視しないでくれよ!!」
「うわぁっ!?い、いきなり話しかけてこないでくれ!!ってか、お前誰だ?」
「隊長…王様の話聞いてたんですか?最近メガロス帝国に来たデメトリオさんじゃないですか…馬鹿なんですか?」
「そ、そんなに悪く言うなよな…」
……この兵士達は、何をぶつぶつ言っているんだ?
と、とにかく…今はメガロス城に連れて行ってもらわないとな…
「なぁ…俺をメガロス城まで連れて行ってくれないか?ケイが、ここをひたすら進むとメガロス城だって…」
「え…?あぁ…初めてこの地下通路を通ったからわかっていなかったんだな…安心しな?ここがメガロス城の地下だからさ…」
な…!?ま、まさか…もうついているなんてなぁ…
それを聞いて安心したのと同時に、なんだか複雑な心境になったんだが…まぁいいだろう…
俺はそう思うと、二人のあとをついて行ったのだった…
さすがに、メガロス城の中に行けば…俺の身の安全は保障されたも同じだしね?
俺が二人のあとをついていって上の階に上がると…見覚えのある場所に出たんだけど…ここは、メガロス城のエントランスか?
あたりを見てみると…数えるくらいしか兵士が残っていないなぁ…
ま、まさか…他の兵士は全員負けてしまったとか!?
モンスターラグーン…まさか、こんなに恐ろしい集団だったなんて…
仲間でいたときは、全然そんな気はしなかったのになぁ…
「だ、ダメだ…おしまいだぁっ…!!」
「おいおい…諦めるなって!この状況で諦めたら…今まで戦った全てが無駄になってしまうだろ?」
「で、でも…あんなに沢山いた仲間が…今じゃこれだけだし…ナッカーサーさんは怖くないんですか!?」
「怖いさ…だが、それでも俺達が諦めたらダメなんだ…お前も俺も、この場所では正規の兵士だろ?あそこにいる子供や、歳をとったおじいさんを元気づけるために、ただそれだけのための空元気でもいいから、そんなに臆病になるな。いいか?」
ん…?この声は…ナッカーサーか!?
城にいたんだな…とにかく、知っている人物が無事でよかったぜ…
それにしても、兵士の方々もやっぱり怯えているようだな…
そりゃあそうだよ…この状況下はもう明らかに籠城戦ムードだから、この状況で怯えないのはおかしい…
人間として、怖いって感情は正しい事だし、負けたら敵に何をされるのかも分からない…
敗者が勝者に何を言おうと、その言葉は勝者には届かないしさ?
だから、俺は常に戦いから逃げるんだよ…
酷い目に会いたくないってのは、人間誰もが思うことだろ?だったら…逃げる事は決して悪い事じゃないと俺は思うね
「おーい!!ナッカーサー!!」
「ん…?おぉっ!?で、デメトリオじゃないか!!ケイが負けたって報告が伝達兵から届いたとき…俺はてっきりお前も巻き込まれたんじゃないかって…」
「ケイ…負けたのか…?」
「あぁ…頑張って戦ったって聞いた…これで、ミカルドも俺とディルグとクラウィスしか残っていない状況だ…しかも、まともに戦えるのは俺だけ…ディルグは偵察任務中にけがをして今治療している状況で、クラウィスは初めから戦闘できる奴じゃない…」
……ケイ、負けたんだな…
だから、あの時に俺が逃げる提案をした時、素直に逃げておけばよかったんだよ…そうすれば、負けてしまうこともなかったのに…
何においても、一番最初に考えるべきは逃走の二文字…これが戦いの鉄則だってのに…
だが…ケイが負けたって聞いたとき、俺は心の中に何かもやもやした感情がわきあがってくるのを感じたんだ…
この感情は嫉妬じゃない…嫉妬じゃないけど…なんだろう?
ケイには…なんだかんだで沢山いい事をしてもらったからだろうか?負けたって聞いたときに、逃げなかったことに関して…あまり強く言えない俺がここにいたんだよ…
「デメトリオは…やっぱり戦わないんだろ?俺の勘が正しければ、デメトリオは
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