「ここがバトルクラブか〜」
バトルクラブの受付にあたる場所に一人の魔物娘がいた。
「う〜、なんだか物凄く場違いな気がするんだけれど気のせいかしら・・・はぁ〜なんでこうなったのかしら・・・」
物凄い勢いでそわそわしてため息を吐いているのはピクシーだった。
しかしただのピクシーではなかった。
人間の子供並の(約110cm)身長になっており一目で巨大化の魔法を使っている事が分かった。
ここまでならどこにでもいるピクシーなのだが、注目するのはとあるポイントだ。
それは『胸』が『巨乳』だということだった。
通常のピクシーでは滅多にお目にかかれない所謂ロリ巨乳という武器を持ったピクシーだったのだ。
とそんな説明はさておきどうやら彼女は自分がすごく場違いな場所に来たようでそわそわしているようです。
おまけにここには自分の意思で来たわけではなさそうです。
いったいどうしたのでしょうか?ちょっと声をかけてみましょうか。
おーいそこのピクシーさんため息をついていったいどうしたんですか?
「えっ?あんた誰?初対面の人にいきなり質問するなんて失礼よ!まずは名前を名乗るのが礼儀だと思うんですけど!」
あーこれは失礼、俺はチェチェというものです。今日はちょっと暇だったものでこのバトルクラブの観戦に来たのですよ。
「ふーん、あ、あたしはステラっていうの。よろしくね♪」
うん、よろしく。ところで何を落ち込んでいたんだい?
「・・・実は・・・」
−−−回想−−−
ステラー、ステラー
「ん?なーに?」
おお、ここにいたか。悪いんだけど取材に行って来てくれないか?
「ん?いったいどこに?またこの間見たく変なところに取材に行かせるわけじゃないよね?あの時は凄く大変だったんだからね(怒)」
・・・・・・それで今回の取材の場所だが
「普通に流された!?」
とある地方にある闘技場を取材してきて欲しいんだ
「闘技場・・・はっ!?まさかそこで実際に参加して体験取材をして来いって言う気じゃ・・・(汗)」
もう予約は済ませてあるから遠慮なく取材してこい
「ちょっと待ってよ!あたしがぜんぜん戦闘できないの知ってるよね!?それなのにあたしに戦いに行けって言うの!?」
これもすべてステラのためなんだ
「あたしのため?」
そうすべてはピクシーの不憫属性を排除するためなんだ。ステラには不憫属性を排除するという使命があったはずだろう?そのためにはいろんな作者様の作品にゲスト出演をして知名度をあげるしか方法は無いんだ。無理を言っているのは重々承知している、しかしそれでも俺はステラに活躍して欲しいんだ。たのむ!この通りだ!
「サイレント・・・わかったよ!あたしやってみるよ!」
おお分かってくれたかステラ!それじゃしっかり取材をするんだぞ!
「おおー!!・・・ってなんか急にノリが軽くならなかった?」
・・・キノセイデス
−−−回想終了−−−
「・・・というわけなの」
なるほどね
「はぁーほんとにあたしは戦闘に向いていないのに、こんな生きるか死ぬかの世界に放り込むだなんてどうかしてるわよ」
でも律儀にやって来てるじゃないか
「だって・・・それは、その」
そのサイレントっていう人のためだとしても、普通はこんなところには来ないよ。恐らく君はその人が好きだからこんな危険なところまで来たんじゃないのかい?
「うっ!(真っ赤)そ、そんなこと無いんだからね!!!こ、ここに来た!理由は!!!」
理由は?
「た、たまには、あ、あたしがしっかり銭湯もできる万能タイプだと!し、しっかり署名するためなんだから!ああああいつのためじゃないんだからね!!!」
お、落ち着いて(汗)慌てすぎて『戦闘』が『銭湯』とか『証明』が『署名』になって、お風呂屋さんを開くために署名活動に来た見たいになっちゃてるからね(汗)いや、でもなかなかいいツンデレが見れたな(笑)
「うっ、うっうっ」
えっ?
「うえーーーーーん!!!なんでこんなところでこんなわけの分からない人にこんな恥ずかしいことを言われなきゃなんないのよー!!!!!」
えー!?ご、ごめん!調子に乗りすぎた!!!謝るから許してくださいこの通りですから(土下座)
−−−数分後−−−
「ひっく・・・ぐず・・・ひっく」
とりあえずハンカチ使うかい?
「・・・(チーン)・・・ありがと」
まあ、お詫びっていっちゃあなんだけど良いこと1つ教えてあげるよ
「良いこと?」
このクラブではたしかに何でもありの殺し合いもやっているけど、他にもいろいろなルールの試合もあるんだ。例えばノーキルバトルっていう殺しを禁止としたバトルなんかがある
「ノーキルバトル?で、でもどの道武器は使用できるんでしょ?間違って殺しちゃうなんてことは無いの
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