「はーめるうぅ……っ♪」
くっきりと目の奥にハートマークを浮かべたウィルが、ハーメル様の唇を塞ぎました。それは先程まで私とハーメル様が交わしていたような、優しく穏やかに、お互いの気持ちを確かめ合うようなものではなく……魔物の本能の赴くままに舌を絡め、貪るような激しいもの。
「んっ……っ……」
ハーメル様は、始めこそそんなウィルの熱烈なキスに驚いていた様子でしたが……すぐに私に加えてウィルをその腕の中に抱きくるめ、自らも舌を絡め返し始めます。
……つまりは、私の目と鼻の先でハーメル様とウィルの熱い口付けが行われているわけで……た、他人のキスをこんなに間近で見るのは初めての経験ですが、ちょっとえっち過ぎませんかね、これ……?
ハーメルさまもウィルも、互いの身体に手を這わせながら、とろんと蕩けたような目で見つめ合っていて……それを見ている私の胸と下腹部に、じくじくと切ない疼きが走ります。
お、お掃除するだけなら、大丈夫ですよね……?
「ちゅ……あーっ、ズルいよマスター、今は私の番なのにっ!?」
「き、綺麗にするだけですから!ウィルの邪魔はしないですからっ」
変身が解除された事により、先程以上にひっかかっているだけのような状態の衣服を脱ぎ捨てた私は、ハーメル様の腕の中を抜け。
ハーメル様の足元に跪いた私に非難の声を上げるウィルにそう返し、ハーメル様のおちんちんとご対面します。
「っ……
#9829;」
私の愛液とハーメル様の精液に塗れ、窓から差し込む月の光にてらてらと輝くそれは、先程私の中に甘くて温かな精を沢山出してくれたばかりだというのに、少しも萎える様子がありません。ああ、なんて素敵なんでしょう……っ
#9829;
「……あの、リュガ君……?あまりじっと見られると恥ずかしいかな……」
「あっ、す、すみませんっ!?」
苦笑気味のハーメル様に、慌ててそう返して。
「で、では、失礼して……」
私はその根元にそっと手を添えて。ちろちろと、肉棒に付着した二人分の体液を舐めとるように舌を動かしてゆきます。
「んっ、ちゅっ……
#9829;」
「っ、くっ…………!!」
口の中に広がる甘く芳醇な精の味と香り。私の小さな舌がハーメル様の舌をなぞるたび、ウィルとキスを交わすハーメル様の口からは切なげな声が漏れて。
さらにハーメル様のペニスをぱくりと咥え、小さい頬の裏側と舌全体を使ってその全体をピカピカに磨き上げながら、ちゅうちゅうと尿道に残っている精液を吸い出してあげます。
そのまま大きく口を開け、唾液を絡めてにゅぷ、にゅぷと音をたてながら、その幹を唇でしごいてあげれば――
「あーっ、やっぱり口で搾り取る気じゃんマスター!?」
「……はっ!?あ、つ、つい……」
頬を膨らませたウィルの抗議に、慌てて我に返ります。うう……か、完全に我を忘れて、射精させる気満々になってしまっていました……。
私がハーメル様のおちんちんから口を離した事を確認したウィルは、悪戯っ子のような顔でハーメル様に向き直って。
「えへへ、じゃあ、ハーメルのおちんちん、いただきま〜す……っ♪」
「っ…………!」
そんな私を尻目に、ウィルは少し腰を浮かせ。既に準備万端となっている自らの秘所で、ハーメル様の物を飲み込んでゆきます。
ハーメル様は、そんなウィルから与えられる快感に耐えるように歯を食い縛り。その隙間からは微かな声が漏れていて。
「あはっ、すごーい♪ハーメルのおちんちん、さっきと比べても全然萎えてない……っ♪」
ウィルが身体を上下に動かし、その小さな膣がハーメル様のペニスで押し広げられる度に、二人の結合部からは淫靡な水音が漏れています。
先程ハーメル様と繋がっていた時の快感と、全てが満たされる幸せ。それをすぐにでもまた求めようとする本能を、必死に押し止めます。私の可愛い使い魔は、自分もハーメル様と繋がりたいのを我慢して(自慰はしてしまいましたが)、私に最初を譲ってくれたのです。
ここで私が我慢しなければ、マスターとしての示しが――
(…………ん?)
あれ?
今この子、『さっきと比べて』って言いませんでした……?
「っ!?そういえばウィルっ、あなたおちんちん挿れて貰うの実質的に二回目じゃないですか!?」
「――っ、にししっ、ばれちゃった〜……っ?」
私の問いかけに、身体をハーメル様に擦り付けるように上下させながら、ぺろりと舌を出して笑うウィル。
そうです。そうですそうですそうです!先程まで私とウィルは感覚を共有していた訳ですから――そして変身を解除した今は、感覚を共有していない訳ですから!私の方が一回少なくなっているじゃないですか!?
くっ……私に恩を着せつつ、ハーメル様と実質一回分多く交わる。恐らく、ウィルにとって全ては完全に計算ずくの
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