第三羽

どうにもジャブジャブが離れてくれない。
無理割り引き剥がそうとすると機嫌が悪くなって大変だ。仕方がないのでジャブジャブとはいまだにセックスしたままだ。彼女を前から抱っこして駅弁ファックの体位のままこの世界の出口を探す事にした。
セックスしたままでの旅だから歩く度にちんこが気持ちよくなってしまうが我を忘れてしまうほどの快楽ではないのでなんとかこらえられる。

……引いてダメなら入れておけってやつだ。
しばらくして俺に飽きたらジャブジャブも勝手にどっか旅立ってくれるだろう。たぶん……
ジャブジャブと繋がったまま俺は道無き道を歩いていく。

「……それでジャブジャブ。不思議の国…だっけ?この世界の出口はどこにあるんだ?」
「ん〜?……さあ?」
「いや、さあって…お前この国の住民だろ。」
「う〜…だって仕方がないじゃない。不思議の国の出入り口はアッチへふらふら〜コッチへふらふらしてるんだから。」
「……はあ?」

なんだそれ?どこの世界に出入り口が移動する国があるというのだ。
そんな事言って、きっと俺をこの世界から出さないつもりなんだ。

「嘘じゃないのに……まあ別にいっか。私としてはオレンジくんとイチャイチャ出来てればそれでいいんだし♪」
「イチャイチャなんてしてない!」
「え〜?こんなにぎゅうって抱き合ってるのに?おちんちんとおまんまん繋がってるのに?」
「それはお前が離れてくれないからだ。」

ぶーぶー文句を言うジャブジャブを嗜めつつさらに奥へと歩いていく。

「……ねえオレンジくん。私歩き疲れてお腹空いちゃったよ。」
「歩き疲れたって……お前歩いてないじゃないか。」
「オレンジくんはお腹空いてない?」
「…む?うーん……」

言われてみれば小腹が空いた。この国に来てからまだ何も口にしていないのだ。

「あ、ちょうどいいところに御茶会のテーブルが来たみたいだよ。」
「へ?」

ジャブジャブが指差す方角を見てみると木製の大きなテーブルが置いてあった。
赤と白のチェック模様のテーブルクロスが敷かれた四角いテーブル。その上には色とりどりのお菓子が所狭しと並べられている。

「何だこのダイニングセットは?何でこんな所に……」
「んふふ〜♪そんな事より食べようよ。それともお菓子は嫌い?」
「いや……」

正直な話、俺は甘い物は好物だ。
男らしくないからあんまり言いたくないけれど……

「なら食べようよ♪ほらこのクッキーとか、オレンジくんみたいな色してる♪」
「……」

そう言ってジャブジャブはテーブルの上に腕を伸ばして朱色のクッキーを一枚手に取った。

「オレンジくん。はいあーん
#9829;」
「むぐっ!?」

俺の口の中にハート型のクッキーが入れられる。
食べてみるとほどよく甘く、サクサクといった食感でかなり美味しい。

「どうどう?美味しい?」
「うん……美味い…………って、あれ?」

視界がだんだん低くなってきてる…ような?
それに体からなんか力が抜けていくような…?

「うあっ!何だこれ…!?」

ジャブジャブが大きく……いや俺が小さく!?
か、体が縮んでくッ!?

「ああんっ
#9829;オレンジくん
#9829;」

体から力が抜けていき、ジャブジャブを支えきれなくなった俺はその場でドスンッと尻餅をついた。
そんな俺の下腹の上に俺と繋がったままのジャブジャブが尻餅をつく。

「ジャブジャブお前!俺に何を食べさせ……んくううッ!?」

何を食べさせた?そう言ってやろうと思った次の瞬間。
ちんこがビリリと痺れた。

「はぐううッ!?な、何だ!?あ!ああああ!!」

ずっとジャブジャブと繋がったまま歩いていた俺。
ずっと気持ちよかった。確かに彼女のおまんこの中はずっと気持ちよかった。
だが、ただ入れているだけならば別に射精してしまうほどの快楽ではないのだ。腰を揺らしたり、ピストンしたり、ジャブジャブがまんこを強く締め付けてきたりしなければ生活に支障をきたさないレベルでの快楽だった。
しかし、何故か今は入れてるだけでちんこがもうどうしょうもないレベルで気持ちいい。
うねうねと蠢く膣ひだが俺のちんこに当たっているだけで頭がパチパチとスパークする。

「俺の体…一体どうなったんだ?」
「んふふ、オレンジくん。クッキーを食べたんだもん。オレンジくんの体はちっちゃい頃に戻っちゃったんだよ
#9829;」
「はっ!?」
「えへへぇ
#9829;今のオレンジくん、とぉっても可愛いよ
#9829;」

俺の姿を覗き込むジャブジャブの目を覗いてみれば、そこにはオレンジ色の髪の毛をした5〜6才くらいの少年がジャブジャブと繋がっていた。

「なっ!?体が……縮んでる!?」
「そっか。オレンジくんは知らなかったんだね。不思議の国じゃね、クッキーを食べれば
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