モンスター・ハンター!?


〜自室〜

”あぁ、朝か・・・ん?”

(なんだ?)

”って、えぇーーー!?”

(なぜ、なぜ俺のベットの中に女・・・いや、オークが!?
いや、まだ夢のなかか!?)

「むにゃむにゃ・・・はぅ?
あ、おはようございます、ご主人様!」

(このオーク、可愛いな・・・ってご主人様!?
どういうことだ!?
しかも裸!?)

”え、えーっと、君、なぜに俺のベットに?”

「何を言ってるんですか
ご主人様が入れてくださったんじゃないですか」

(ッ!?
ちょっと待て!本当にどういうことだ!?)

”一年前、私を拾ってくれたあの日からずっと、ご主人様と一緒に寝てたじゃないですか
昨夜だって、ベットであんなに気持ち良くしてくれたじゃないですか!”

”一年前・・・拾った!?”

(昨夜、俺はプーギーを抱き枕にして寝たはずだが・・・
・・・プーギー?
いや、まさかな・・・)

「もしかして、私、また捨てられちゃうんですか!?
いや!!!
もう一人は嫌なんです!!
ご主人様がクエストに出ているだけの時間ですら、私は不安でいっぱいだというのに、また一人なんて・・・!!」

(耳・・・これって・・・尻尾も・・・)

ギュッ

「ひゃう!
・・・気持ちいいです、もっと・・・」

(ほ、本物だと!?ってことは・・・)

”・・・・プーギー?”

「やっと思い出したんですか!?
プーギーです!!」

”しかし、一体何があって、オークに!?”

「分かりません」

”・・・・・・・”

(・・・後で村長に聞いてみるか・・・
とりあえず、ネコ飯を食べに行くか・・・
あと、お供アイルーもつれてかなくちゃな)

”ネコ飯、一緒に食いにいくか?”

「いいんですか!?
一度食べてみたかったんですぅ!!」

”じゃあ、いくか”



〜アイルーキッチン〜


『『『いらっしゃいませ、ご主人様ニャーー!!』』』

”・・・なん、だと?”

(アイルーたちが、みなワーキャットになってる!?
しかも、全員裸エプロンとか・・・目に毒だな)

「ご主人様、鼻の下が伸びてますよ」

”構うな!
なるべく見ないようにしているんだ”

「私はご主人様に見せているんです!」

”しるか!”

『今日のメニューはどうしますかにゃ?』

”いつもので”

『そちらのオークさんはどうしますかにゃ?』

「じゃあ、ご主人様と同じで!!」

『分かったにゃ!!』


料理スタート!
まず、この野菜をみじん切りにしてぇ!!
鍋に入れてぇ!
肉、魚、調味料、私たちの愛液を一緒に煮込んでぇ!!
完成!!

(こいつら、最後に何を煮込んだって言った?)

『完成にゃーーー!!』

(料理に変化はないみたいだな・・・)

「これ全部食べてもいいんですか!?」

”あぁ、食い切れるか?”

「それじゃあ遠慮なく・・・いっただっきまーす!!」


ガツガツガツガツガツガツガツガツガツ・・・・・


<体力・スタミナが増加した!>
<スキル 剥ぎ取り術・大
スキル 蹴脚術
が発動した>

「すごーい!力がわき出てくる!!」

”ハンター用の食事だからな”

『またのご利用、お待ちしてるにゃ!!』

『ご、ご主人様ぁ・・・お願いがあるんだにゃあ・・・
聞いてもらえにゃいかにゃ?』

”ん?”

『キレアジ、3匹もってにゃいかにゃ?』

”キレアジ・・・確か、前に釣り上げたのがあったな
ちょっと待ってろ”

『無理にとは言わにゃいにゃ』

”ああ、あった
キレアジ、三匹な”

『ありがとうにゃ!
お礼に・・・・私をあげるにゃ!』

”なっ!?ちょっと待て!!”

『いらにゃいにゃ?
好きにしてもいいにゃよ?
なんなら、ご主人様の専属メイドでも・・・』

”どうしてお前らは気が早いんだ!”

『早くにゃいにゃ!
私はずっと前からご主人様に雇われて、いままでご主人様をキッチンからみてたにゃ!
それとも、私の事、嫌いかにゃ?』

(それは卑怯な質問だろ!!)

「ご主人様!
何しているんですか?
お供アイルーと一緒に村長のところまで行くんじゃないんですか!?」

(助かった!!)

”あぁ、すまん
すぐ行く!
今日はもう用事があるから、行かなくちゃならない
また今度、ゆっくり話し合おう”

『ベットの上でにゃ♪』


『ご主人様、今日は誰をご指名ですか?』

”やはり、お前らもか・・・”

『にゃにがにゃ?』

(自覚はないようだな・・・)

”いや、なんでもない
今日は討伐ではなくて、調査らしいから・・・ミストラルを連れていく”

『今日は私の爆弾はいらにゃいのかにゃ?』
『わ、私なんかで良いのかにゃ?』

”ややこしくなる前に行くぞ、ミストラル!”


ミストラル
スキル
マジメ仕事術
千里眼の術
回復笛の
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