いよいよ、このワープホールの先が魔王の城
教会の命令により、勇者と僧侶は魔王を倒そうと魔界へ向かう
この世界に、再び平和をもたらすために
これは、いろいろと勘違いした勇者と僧侶の魔界の冒険
触手の森にて〜
・・・・・
「到着、だな・・・・」
「みたい、ですね・・・」
”勇者御一行様、ご到着〜”
「勇者様、上空に魔物が!!」
「っ!?」
「あら〜、カップルのお客さん?
ワ−プホールから来るなんて、一昔前の勇者みたいねぇ」
「貴様は、サキュバス!!」
「そんなに警戒しなくても良いじゃないの?
とって食う訳じゃないんだから
あ、でもごめんなさい、ちょっと用事があるから相手してあげられなくて」
”なんか急いでるみたいだね”
「行ってしまったな・・・油断させて背後から襲う気か?」
「既に魔界なのですね・・・
警戒して進みましょう」
”ホントにどっか行ってしまったから仕方ない”
「この植物、動くのか!?」
「ツタが絡まって・・・い、いや!離して!!」
「おい、大丈夫か!?クソッ、離せ!!」
「服が!そんな、隙間に入らないで下さい!!ダメェ!!キャァ、服を破くなんて、卑劣な!!い、イヤぁ!!そこは、ら、らめぇええ////」
「ど、どうすれば・・・」
”触手の森にでも迷い込んだみたいだね
おや・・・?”
「まったく、しょうがない人間達ね!!こっちよ!!」
ヒュン!ビシィ!!バシィ!!
何者かは鞭らしきもので触手達に30のダメージを与えた
触手達を倒した!!
「だ、誰だ!?」
「そんなことは後で良いでしょ!!
そっちの娘抱えて走りなさい」
「わ、分かった!!」
勇者逃亡中・・・
「はぁ、はぁ・・・・ありがとうございます
助かりました・・・」
「べ、別に感謝されるような事はしてないわッ!
ただ、アンタ達が触手プレイをしに来たようには見えなかったから声をかけただけよ!
ああ、そこの娘は大丈夫よ。
ちょっと触手に体をまさぐられて失神しただけだから」
「えっと・・・ありがとうございます
貴方は、誰なんですか?」
「アタシ?なんでアンタみたいな弱そうな男にそんなこと教えなくちゃならないのよ!!」
「せめて、助けてくれた人の姿を見ながらお礼を言いたいんです」
「そう・・・なら仕方ないわね」
「アルラウネ!?」
「それがお礼の言葉なの?失礼な人間ね」
「い、いや、すみません
図鑑でしか見たことが無いもので・・・
助けていただき、本当にありがとうございました」
「まぁ、良いわ、許してあげる
なんならここで、アルラウネを教えてあげても・・・・
勘違いしないでね!精を補給するだけよ!!」
「・・・うう、ん」
”おや、僧侶が目をさましそうだね”
「ちょっと、なにぼさっとアタシを見てるのよ!!彼女を見てあげなさいよっ!目を覚ましそうでしょ?アタシへのお礼?そんなことはどうでもいいでしょ!?その娘が起きるまで看病するのが男ってもんなの!!そんなことも考えられないとか、全く、信じらんない・・・
まぁ、良いわ
そこにアタシの葉で作った服があるから、その娘に着させてあげなさい
流石にその格好でここを歩くのはまずいわ」
「服、ボロボロにされちゃったからね」
「アンタ、何言ってるの?
その娘の服全体に描かれてる十字架の事よ
この先、町へ行けば人間界の教会に恨みを持つ者もいるわ
その格好だと、間違いなくその娘が襲われる
そんなことになってほしくないなら、貴方が着させてあげるべきよ!」
「わかった、いろいろとありがとう」
「そんな事言われても、うれしく無いわよ。じゃ、あたしは戻るから」
「なんか、してもらってばかりですみません・・・何にも出来ないけど、貴方に幸あれ・・・」
「何それ?」
「俺の村での祈り方です。相手に感謝する時などに使うんです」
「そぅ・・・(ありがと
くれぐれも言っとくけど、ここでこの娘を守れるのはアンタだけなんだからね、分かってる?
じゃ、アタシは行くから(さよなら」
「行ってしまったか」
「うーーん・・・勇者、様?ここは・・・」
勇者説明中・・・・
「アルラウネが・・・助けてくれたんですか!?」
「ああ、絡まっていたツタをはたき落して、道を作ってくれたんだ」
「そんな・・魔物が、人間を助けるなど・・・!?
神父さまはそんなこと言ってません!!
魔物は、ただ人間を傷つけ、堕とすことしか考えてないって!」
「だが実際、俺たちは彼女に助けられてあの森の外に出れたし、ここにアルラウネの葉の服もある」
「・・・・罠かもしれません」
「俺が調べておいたから、それは無い」
「・・・では、なぜ助けたのですか?
まさか、勇者様がそのアルラウネに襲われて・・・!!」
「それも無いよ
少し話もした
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