「エトナさん、呪文は・・・?」
「どーいう訳か、全然。
もしかして、シロも内心ヤられたいんじゃねーの?」
シロは、明確に恐怖を覚えていた。
今のエトナは、いつものエトナじゃない。
見開かれた目、歪ませた口元、背筋が凍るような雰囲気・・・
それら全て、魔物娘、そしてオーガの象徴たるもの。
『目の前にいる男を(性的な意味で)喰らい尽くす』
呪文がかけられていなければ、出会ったその時にこうなっていた。
これは、普段の交わりではない。
「覚悟しろよ・・・無茶苦茶に犯してやる!」
「ひいぃっ!」
押し倒され、その勢いのまま、唇を奪われた。
「怖い・・・怖い・・・!」
「とか言いながら、こっちはギンギンじゃねーか。身体は正直だな」
生命の危機を感じ、種を残そうとする生物本能に従い、屹立した一物。
インキュバスになったシロのそれは、意に反して臨戦態勢となっていた。
「へへっ、シロは何にも考えなくていい。ただキモチヨクなってればいい。
イリスのことも何もかも忘れるまで搾り取ってやるから」
エトナは完全に、気がふれていた。
余程、イリスにシロが犯されたことが腹に据えかねていたらしい。
しかし、それを考慮しても、放つ狂気は尋常ではなかった。
ずっと、目だけ笑っていない。息は荒い。
そして何より。
(怖い・・・怖いよぉ・・・!)
涙を目に浮かべ、明らかに恐怖を感じている表情のシロを前にして、一切の躊躇が無い。
脳はただ一つ『シロを犯す』ということ全てに塗られ、正常さを蝕まれた。
「気に入らねぇな、その顔。・・・一発抜けば大人しくなるか」
出てくる台詞も、様変わりしていた。
魔物娘の本能を抑える気は、微塵も無いらしい。
「とりあえず・・・フェラしとくか・・・んんんっ!!!」
「ひひゃぁっ!?」
シロの陰茎が目の前に来る位置まで移動したかと思えば、自身の喉奥に一気に突き刺した。
亀頭が口腔内に殆ど触れぬまま、喉責めを受けることとなり、唐突すぎる刺激に声が上がる。
何も考えていない。シロはおろか、自分もどうなろうと知ったこっちゃ無いと思ったのか。
長さも太さも普通の男の比ではない一物を、全て飲み込んだ。
「んぐっ! うげっ! んぐぐーっ!!!!!」
「ひぎぃっ!? ぎゃっ、うぎゃあああっ!!!!!」
いかにエトナが魔物娘とはいえ、インキュバス化したシロの巨根をいきなり飲み込むのは、
無茶や無理ですらない。無謀以外の何物でもない。
にも関わらず、誤嚥による反射すら無理矢理に押し込め、そのまま頭を前後に激しく振った。
本来は男側が強制する行為だが、エトナは自ら、イラマチオのような喉姦をシロに強いた。
(何で? 何でエトナさん、こんなになってまで・・・?)
泣きながら、シロは恐怖に苛まれていた。
陰茎を噛みちぎられると錯覚するほどに激しく、喉の中でのピストン運動を強制させる。
擦れ合う粘膜が生む気持ちよさで、無理矢理恐怖心を破壊しようとしているのか、
それともリミッターが解除され、自分をイカせるのが生命維持より優先度を上回ったか。
いずれにしても、異常でしかない。
それでも、エトナのディープスロートは最高に気持ちいい。
唯一口に入っていない陰嚢は固く引き締まり、放出の時を今か今かと待ち侘びている。
弱いところを責める、というものではない。『全てを責めている』のだ。
「エっ、エトナさん! 僕、もう・・・!」
「んぐうっ! んぢゅっ、・・・ぷはっ。・・・うん、イけ」
息が続かなくなり、口を離したのもつかの間。
再度、喉に肉棒を突っ込み、顔面をシロの腰に打ち付けるようにして・・・
「んんんっ!!!?」
「あぁっ、あっ、ああああああああああああああああ!!!!!!!!}
神経線維まで持ってかれるような、強い吸引を交えながらの搾精。
奥深く、深くに亀頭が埋もれこんでいる為、口内射精ではなく、喉内射精となった。
「んぐっ・・・んぐっ・・・!」
微かに震えるエトナの喉が、ドロドロの精液を嚥下していることを証明している。
『シロの身体から出たものを飲み込む』ことは、何も考えなくてもできることとなっていた。
「・・・あぁぁ・・・ふあ・・・」
「・・・んっ。ボーっとしてる暇はねぇぞ」
放出された精液を飲み干すと、今度はおもむろに立ち上がった。
力が抜けて仰向けに寝転んだままのシロを見下ろし、エトナが取った行動は。
「そもそもとして、こいつが諸悪の根源なんだよな・・・余計なこと考えさせて」
見つめるのはシロの股間。その玉袋の辺り。
インキュバス化したシロは、精液生産能力も人間を逸している。
その玉袋に、エトナは。
「・・・潰すか♪」
ゆっくりと、足を乗せた。
「ひぃっ!?」
「去勢しちまえば、気
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