エトナはゆっくりと、シロの服を脱がしてゆく。
彼の名前の由来となった白い肌が露となると、エトナはシロの身体を両手で擦った。
「・・・すごく、綺麗だな。それに、きっちり引き締まってる」
ゆっくりと、手を上方へ動かす。
指が乳首に触れ、シロは声を上げる。
「んっ・・・」
「・・・へへっ。男も感じるんだよな、ここ」
人差し指と中指で軽く挟み、上下に動かす。
「脱がせた時からちょっと尖ってたし、もしかして期待してたか?」
「自分でした事はないですけど、気持ちいいのかな、って」
「その通り。たっぷり気持ちよく・・・いや、優しくするのが前提か」
乳首を転がす手の動きをそのままに、エトナはシロにそっと口付ける。
舌を入れない、触れるだけのキス。それだけで、二人は満たされた。
「こういうの、いいですね。無理矢理された事なら、何回かありましたけど」
望まぬ力を持って生まれてしまったが故に、両親に捨てられ、教団に道具扱いされ、
魔物に一方的に襲われ続け・・・それでも考える事は、他者の心配。
何も言わず、エトナはもう一度シロの薄い唇に触れる。
男を襲っている時とはまた違う、深く、それでいて静かな充足感。
「アタシも、こういった感じの・・・好きかもしれない」
啄ばむように、何度も、何度も、唇を合わせる二人。
しかし、エトナは少し物足りなさを感じ始めていた。
「あのさ、シロ・・・」
シロの手を取り、自身の大きな胸に持っていくエトナ。
「アタシも・・・頼む。シロの好きなようにしていいから」
「えっと、はい」
手に力を入れ、エトナの乳房をそっと揉む。
ゆっくりと指が沈んでゆき、シロはその柔らかさに酔いしれた。
「柔らかい・・・それに凄く綺麗です」
「脂肪の下に胸筋がしっかり付いてるから、垂れないんだよ。
ま、鍛えてるからな」
「確かに、凄く柔らかいけど、奥の方から押し返される感じもします。
・・・ずっと、揉んでたいです」
恍惚とした表情を浮かべるシロ。
完全に、エトナの乳房の虜になったようである。
「この街救った奴とは思えねぇ面してるな。
シロ、揉むだけじゃなくて、吸ったりしたらどうだ?」
左胸を持ち上げ、先端を口に含ませるエトナ。
ほぼ反射的に、シロはその突起を舐めた。
「んんっ!」
ぞくぞくとした快感が駆け上がり、思わず声を出す。
それを見て、シロは舌を小刻みに震わせた。
「ああっ・・・んっ、いいぞ、シロ・・・」
今度はそっと吸い上げながら、先端を舌でつつく。
「赤ん坊みたいだな・・・あぁ、お前って本当に可愛いな!
流石にミルクは出ねぇけど、好きなだけしゃぶっていいからな」
シロの頭をぐしゃぐしゃと撫でながら、エトナは色々な意味で興奮する。
シロも、依然としてぼんやりとした表情のまま、エトナの胸を味わう。
そのまましばらく、時間が流れる。
一度、舐める乳房の左右を変えたときを除き、シロはずっとエトナの胸を口に含んでいた。
「あはは、本当に赤ん坊だな。
でもいいか。ずっと、頑張ってきたんだもんな」
こちらも相変わらず、シロの頭をやや乱雑に撫で回しながら、エトナはシロに思いを馳せる。
物心ついた頃には親はなく、誰とも知れない大人達に囲まれた生活。
山奥で一人、自分の過去に苦しみながら、自給自足で命を繋ぐ。
(本当に・・・頑張りすぎだ、馬鹿・・・)
一度、頭を撫でる手を止める。
それに反応して、シロはエトナの胸から口を離す。
「あ・・・ごめんなさい。やりすぎましたよね・・・」
「全然。気持ちよかったし、何も謝る必要なんてないっての。
それじゃ、そろそろこっちも行きますか」
そっと、シロの股間にパンツ越しに触れるエトナ。
僅かにではあるが、そこは膨らんでいた。
「あの、エトナさん、本当に大丈夫ですよね?
呪文の効果、出てませんか?」
「全く。シロこそ大丈夫か?」
「僕も大丈夫です。エトナさん、その・・・優しくして下さい、ね」
「勿論。っていうかそれ、普通女が言うセリフな」
笑いながらパンツに手を掛け、そのまま下に下ろす。
少しだけぴょこんと跳ねながら、シロの陰茎が顔を出した。
「おー、当たり前だけどしっかり皮被り」
包皮の先端を摘み、ぐにぐにと指を動かす。
ほのかに痛気持ちいい感覚が、シロに伝わる。
「はぁっ・・・はぁっ・・・」
「これだと挿れるのは無理だな。それじゃ、手でやるか」
右手の親指と人差し指で輪を作り、陰茎の中ほどの位置を包む。
そのまま、エトナはシロの陰茎を扱き始めた。
指を雁首に引っ掛けるようにして、包皮越しに刺激する。
恐怖感を与えないようにゆっくりと。
快楽を感じさせるようにしっかりと。
「痛くないか?」
「大丈夫、です・・・はぁっ・・・ああ
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