エル&ユリア『スーパー クレールヘンシスターズ!!はじまります!!』
♪OPテーマ『Maiden's Garden』♪
エル「ごきげんよう諸君。俺がエルだ。」
ユリア「ごきげんようございます。エンジェルのユリアです。」
エル「この番組は、連載小説『英雄の羽』を基礎にした特別外伝!」
ユリア「パーソナリティは…私とエルさんの二人でお届けいたします♪」
エル「で……ラジオの前の諸君は冒頭から突っ込みどころ満載かもしれないが、
まずは玄米茶でも飲んで落ち着いて聞いてほしい。」
ユリア「フィーネさんは、今日は士官学校の卒業試験の勉強のためお休みです。
そのかわりと言っては何ですが、私がパーソナリティの代行を致します。」
エル「本人はどうしても出たいと言っていたが、
あいつにとっては人生を左右する試験だから真剣に取り組んでもらおう。」
ユリア「フィーネさんのファンの方、申し訳ありませんでした。」
エル「そんな奴…いるのでしょうか?」
ユリア「それと、なのですが今回は放送室ではなく、クレシス放送局内にある
和室にて収録を行っています。畳があるお座敷からジパング庭園が見えますね。
合わせて私たちはジパングの伝統衣装である『着物』を着用しています♪」
エル「本編だとローディア(第二軍団第一師団参軍所属:女性ソードマスター)が着てますけど、
実際に着てみるとあまり戦いに向いてませんね。
あいつはなぜこんなの着て戦ってるんでしょう?」
ユリア「戦いのスタイルは人それぞれなのでしょうね。
ですがエルさんが着ています藍色を基調にした模様の着物…とてもお似合いですよ!」
エル「そ、そうですか…ユリアさんにそういってもらえると嬉しいです。
そういうユリアさんは桜色の着物ですね。ユリアさんの可愛らしさが強調されて
いつもとは違うやさしさを感じさせてくれていますね。」
ユリア「ふふふ♪お褒めいただいてとても嬉しいです。
着付けをがんばった甲斐がありました。」
エル「ですが…、ジパングの男性もこんな風な着物を着るのだろうか?
まさかとは思いますが…いや、そんなはずは……」
ユリア「あら、エルさんの着ている着物も女性用ですよ。」
エル「だろうと思いましたよ!!そうでしょうよ!!
どーせ俺が着せられるのは大抵は女物でしょうよ!」
ユリア「まあまあエルさん。似合っていますからいいではありませんか。」
エル「似合ってなくてもいいですから…たまには男の格好を……」
ユリア「だめですよ。エルさんはマスコットなんですから。
収録に当たってはちゃんとかわいらしい服を着ませんと♪」
エル「ま……マスコット……」
ユリア「ではリスナーの皆様、本日もよろしくお願いします。
この番組はロンドネル公営放送により、クレシス放送局からお送りいたします♪」
―――――『今日の戦友!!』―――――
エル「毎回恒例の戦友…ゲストの紹介だ。」
ユリア「先週はバーチャルネットピクシーアイドルであるステラさんが来てくれました。」
エル「また妙な称号が……」
ユリア「ステラさん自身もラジオパーソナリティでしたから、
その才能を生かして容赦なくツッコミに回ってもらいました。
ビーチバレーとても楽しかったですね。」
エル「では、今回の戦友なのですが、久しぶりに人間一人となっています。」
ユリア「あら、フレイヤさん以来ですね。」
エル「早速紹介しましょう。『のんきな女性剣客シリーズ』より
御巫友華(みかなぎ ともか)さんです。どうぞ!」
スススッ
襖を開けて入ってきたのは、白い着物に青い法被を着た
肩の辺りで切りそろえた黒髪を持つ、ジパング人の女性だ。
腰にはカタナ(日本刀)を携えているが、見た感じは穏やかでのんびりした雰囲気がある。
友華「はいはいな〜、ごきげんようさん。わてが御巫友華いいます。
おっ父からなんか無理矢理剣を極める旅に出されよりましたが、
なんやかんやで半分は物見遊山気分でのんきに旅しとります。
せやけど、いつかは一流の剣士になれるよう、自分なりにも頑張っとりますわ。
ほんなわけでエルはん、ユリアはん、よろしゅう。」
エル「うむ、今日は一日よろしく。」
ユリア「よろしくおねがいします♪」
友華「おーきに。」
エル「一応ジパング人には何回か前に星やん…じゃなくて星村空理君と会ったが
友華さんは話し方が少々独特なのだな。」
友華「せやな、わては西の方出身やさかい。他の同郷の人とは
ちょっくら違うかもしれへん。」
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