エル&フィーネ『スーパー クレールヘンシスターズ!!はじまるよ!!』
♪OPテーマ『Maiden's Garden』♪
エル「ごきげんよう諸君。俺がエルだ。」
フィーネ「ごきげんようみんな!フィーネです!」
エル「この番組は、連載小説『英雄の羽』を基礎にした特別外伝!」
フィーネ「パーソナリティはクレールヘン兄妹二人がお送りいたします!」
エル「さて、前回の放送はいつだったっけな。」
フィーネ「たしかバレンタイン特別企画の次の日だったから…、2月15日だったはず。」
エル「それはまたずいぶん間隔が開いたな。」
フィーネ「本当はもっと早く収録できそうだったんだけど、
地震の影響をもろに受けてちゃったんだよね。
私たちは無事だけど、これからも計画停電が続くから、どうなることやら。」
エル「犠牲者の方々には改めて追悼の意をこの場を借りて表明する。」
フィーネ「それと、遅れた理由はもう一つあるらしいの!」
エル「ほう、なんだそれは?」
フィーネ「参謀本部が新しく買った
『ストロン○・ホールド ゴールドエディション』にはまっちゃって、
私たちをそっちのけでゲームで攻城戦やクルセイダーをやりまくってたみたい。」
エル「これだから戦争大好き人間は…」
フィーネ「にいさんも人のこと言えないと思うんだけど。」
エル「ちなみに、ストロ○グ・ホールドは中世ヨーロッパを舞台にした
『城郭都市建設リアルタイムストラテジー』で、自分は『閣下』になって要塞を築いて
敵の進攻を防いだり、逆に敵の堅固な要塞を落としたりする。
あと、内政をするには自分で資源を採取して経済を発展させることもあるぞ。
…って何気に宣伝しちまったよ!本当はこんなこと良くないんだけどな!」
フィーネ「でもマイナーなゲームだし、やってるリスナーはまずいなそうだよね。
それと続編の『クルセイダー』では十字軍になってアラビア軍と戦います!
最近は何気にアラビア軍兵士を魔物娘兵士に置き換えて妄想して楽しんでる私です。」
エル「ええい、きりがない。この話題はここで終わり。
それよりも、今回からほかのラジオを見習ってオープニングBGMをつけてみたそうだ。」
フィーネ「曲を知ってる人は流しながら聞いてくれると幸いです。」
エル「だからなんだと言われれば、雰囲気のためとしかいいようがないけどな。
と、いったところで今回も楽しくやっていきますので、よろしくお付き合いください。」
フィーネ「この番組はロンドネル公営放送により、参謀本部からお送りいたします!」
―――――『今日の戦友!!』―――――
エル「戦友……、つまりゲスト紹介のコーナーだ。」
フィーネ「前回はヴァル=フレイヤさんが来てくれました!カーリング勝負、楽しかったです!」
エル「そして今回のゲストは魔物娘だそうだ。」
フィーネ「わーお!私達一応反魔物軍だから魔物娘さんのゲストが来てくれるか心配だったけど
来てくれたんだ!どんな子かたのしみだね!」
エル「しかも二人…『匹』と数えるのは失礼だからこのラジオでは魔物娘も『人』で統一するぞ
二人の魔物娘さんが来てくれたんだ。」
フィーネ「なんと!」
エル「では、本日のゲストはセイレーンのリエンさんとサイクロプスのリラさんです!どうぞ!」
ガラッ
放送室に入ってきたのは二人の魔物娘だ。
まず、青が基調の鮮やかな翼をもち、腰に届かないくらいの長さの茶髪、
そして背丈が小さく、見た目がかなり若いセイレーンの少女。
服装に装飾は少ないが、左足に短い鎖が巻かれ、その先に赤い鈴が目を引く。
表情にはかなり緊張と不安の色が出ているものの、臆することなく部屋の扉から入出してきた。
次に、紫色の短髪に青の肌。頭から生えた角を持ち、
顔の半分ほどの大きさをした琥珀色の単眼が特徴的なサイクロプス。
サイクロプスゆえ、その身長はかなりの大きさだ。
こちらは緊張具合を見せず、ゆっくりと入出してきた。
リエン「(ペコリ)」
リラ「こんにちは。」
エル「ようこそお二方!って改めて見るとすごい身長差だ!」
フィーネ「ごきげんようリエンさん!リラさん!フィーネだよ、よろしく!」
リラ「こちらこそ、よろしく。」
リエン「(コクン)」
軽い挨拶を交わした後、それぞれ対面して座る。
配置的には麻雀が出来そうな感じだ。
エル「では早速二人には自己紹介をしてもらおうと思っている……んだけど、
リエンさんは諸事情で声が出ないんだそうだ。」
フィーネ「えっ!?そう
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