今期の格言
エルフが人間を見下すのを理不尽だと思うのか?
だったらこれからスライムを見下すのもやめることだ。
ターキ=レオン
翠緑の護り手、ダークエルフに敗れる。
この時をもって長きにわたったエルフとダークエルフの
争いに終止符が打たれた。
「あ〜ぁ、派手に暴れたのはいいけど、片付けって億劫よねぇ。」
「仕方ないではありませんか。とても手を抜いていられる
状況ではないことは確かだったと思いますよ。」
「そうね…消化班がいなかったら今頃もっと大惨事だったわよ。」
「うぐ、一応ハンセイシテオリマスです…」
戦後処理にひと段落つけたルーツィエは、
幻術士の一人を連れてエヴァーモアにある宮殿を歩む。
翠緑の護り手との戦の最中、森林地帯で炎魔法を盛大に連発したせいで
森の木々に炎が燃え移ってしまい、一向に消えない大火災に発展したのだ。
念のため用意しておいた水魔法使いがいてくれたおかげで
エヴァーモア周辺の地形改善がいくつか燃え尽きた程度で済んだが。
(それでも森ごと焼けたので再建には時間がかかりそう…)
しかし、消す手段がなければ、最悪森伝いに火が回って
ダークエルフの首都にまで到達する恐れもあったという。
「ま、いまさらグチグチ言う必要はないわ。
それよりも…どう?イクシー姉さんの様子は?」
「うふふふふふ…ご安心くださいませ族長♪
あの状態で丸一日、精神的にもそろそろ限界かと。」
「ならばこの辺りが頃合かしらね。これ以上粘られると
逆に私が我慢の限界に達しかねないし…」
そう言いつつルーツィエは右腕にはめている銀製のブレスレットをチラッと見る。
「じゃあ私は先に部屋に行ってるから、ちーちゃんが戻って来たら
私のところまで連れてきてちょうだい。」
「畏まりました〜。」
宮殿の一角まで来たところでルーツィエは幻術士に戻るよう命じ、
自らは目の前の重厚な木の扉をゆっくりと開く。
その部屋は、さながら木の幹の中にあるかのようだった。
開けたとたんに体を包み込む新鮮な緑の香り、
すべて天然素材を利用して作られた本棚やクローゼットなどの家具、
家にいながら美しい自然の中にいられるような作りは
ある意味究極の贅沢といってもいいだろう。
だが、現在部屋に漂う空気は新緑のかぐわしい匂いなどではなく、
窒息しそうになるほど濃密な牝の匂い。いつも聞こえる小鳥の歌も
ウィンウィンと細かく振動する機械音が上書きしてしまっている。
そして、部屋の持ち主は…部屋の中央にわざわざ位置を移した
これまたふかふかの草のベッドの上。
腕と足に枷をはめられ、豪快なV字開脚のまま拘束されているのは
翠緑の護り手の指導者だったイクシーだ。
「んぐぐぅ…♪んぐふううぅぅぅっ♪」
「気分はいかがかしら?ね・え・さ・ん♪」
両乳首、陰核に激しく振動する宝石をあてがわれ、絶え間なく嬌声を上げるイクシー。
惨めな敗北者は身動きできないまま強制的に快感を与えられ、
股間の下に失禁したかのように愛液溜りを形成していた…
……現在より3ターンほど前……
翠緑の護り手宮殿、イクシーの私室にて
「放せ!このっ…放しなさいっ!堕天使風情が…私にこんな屈辱を……っ!
放さないとあなたも只じゃすみませんよ!聞いてるの…エミリア!」
「聞いてますよ。もちろん放しませ〜ん。智鶴さまの悪口をいった罰なのですよ。」
「くっ…ルーツィエも貴様も、そしてチヅルとかいうやつも
必ずこの手で首を獲り、柱に吊るしてやるっ……!」
「あー!また智鶴さまのこと悪く言いましたねっ!いうこと聞かない子は
お仕置きしなきゃわからないってルーツィエお姉ちゃんが言ってました!」
兵士たちにつかまり、ベッドの上に拘束されてなお
プライドの高いイクシーは拘束を解こうともがき続けながら
威勢のいい声で目の前にいる『黒』のエミリアに吼え続ける。
戦闘で魔力が枯渇し、殆ど出ない状態であるにもかかわらず諦めない姿勢は、
逆にエミリアの諧謔心に油を注ぐだけである。
現在、戦後処理のため智鶴もルーツィエも忙しい。
そこで代わりにイクシーの調教をエミリアがやっているわけだ。
普段いじられてばかりの彼女だが、やるときはやるものだ。
「今から降参って言っても許してあげません。
無理やり私たちの仲間になってもらうのです。」
「くぅっ!汚らわしい堕天使め…たとえこの身がいかなる苦痛に晒されても
私の心は決して屈したりはしない!」
「違うのですよイクシーさん。むしろその逆です♪スイッチ〜オン♪」
エミリアが人差し指をピッと立てると、下着に縫いこまれ
敏感な位置に固定された青い宝石に魔力が流れ込み、激しく震え始めた。
ビクンッ
「あっ!?ああああああああああああぁぁぁぁっ!!」
瞬間、彼女
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