ハースハートの街路を、マフラーを巻いた栗色の髪の少年が歩いていた。彼の右腕には、丁寧に包装された箱が抱かれている。
「ただいま―」
やがて集合住宅の一室の前にたどり着いた少年がドアを開く。そこには暖炉の側のソファーに座って本を読む少女……いや、エンジェルがいた。
「お帰りなさい、ユストさん。外は寒かったでしょう?」
ユストという名の少年に気づいたエンジェルが彼の体を抱きしめて、その唇を優しくふれ合わせると、少年の冷えた頬はたちまち熱を帯びていった。
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ユストとシェミリはもともと山奥の小屋でひっそりと暮らしていた。
しかし、この先二人の間に子供が出来ることや、昨今の治安の悪化を考えると、街で暮らした方が安全だという結論に落ち着いたのだ。
肝心の引っ越し先だが、その点についてはユストの仕事上のつながりで親交を深めていた、ペリコという名のハーフエルフが工面してくれた(ユストは故人である父親から特殊な製薬技術を受け継いでいたため、好奇心旺盛なペリコはユストの作った薬を頻繁に購入しては、怪しげな実験に使っていた)。
何でも彼女のお得意様であるハースハートの冒険ギルドの長が、副業として集合住宅を建設したらしい。その一室を安く譲ってくれるかもしれないとのことだ。
かくして、幼い夫婦は新しい愛の巣を手に入れたというわけだが、山奥だろうと街中だろうと、見ているこっちが砂糖を吐き出してしまいそうな程熱くて甘い二人の関係は変わらなかった。
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「あれ、ユストさん何を持っているんですか?」
「ああ、ペリコさんから姉ちゃんへのクリスマスプレゼントだってさ」
ユストはペリコから受け取った箱をシェミリに手渡した。
「わあ、嬉しい! 中身はなんでしょうか……」
箱の中から出てきたのは、暖かそうな黒のパンストだった。
「まあ! これを私に? よかった、冬はどうしても下半身が寒くて!」
それは姉ちゃんが真冬でも下着を履かないのが原因だと思うよ……という突っ込みを、ユストはどうにか飲み込んだ。それどころか、最近になってシェミリは自分のワンピースの裾の高さもギリギリのところまで上げるようになってしまったため、角度によってはプリプリのお尻やらなんやらが丸見えなのだ(以前そのことを注意しても、彼女は『ユストさんのエッチ♪』と言いながら心底嬉しそうな顔をするだけだった)。
ユストは、シェミリがいつ暴漢に襲われても不思議じゃないと、内心冷や冷やしていた。
「ん……しょっと。わあ、とても暖かいです」
ふわりとワンピースの裾をはためかせてパンストのつけ心地を確認するシェミリ。
ユストにしても、年頃の少女が見られていいところではない部分が見えなくなったのは幸いなことだったが、彼女のマシュマロの様な尻と太股が、黒のパンスト越しにマニアックな色気を放っており、いけないと思ってもつい目線が向かっていった。
シェミリはユストの視線に気づくと、クスクス笑いながら少年に近づき、そのままベッドに押し倒した。
「うわ、ね、姉ちゃん?」
「 ふふ……ユストさんがいない間、本棚にあったユストさんの本を見ちゃいました。確かタイトルは『ダークエルフ搾精地獄』でしたっけ? ユストさんああいうのが好きなんですか?」
「あ、あれは、その、ペリコさんがあんまり参考にならなかったからとか言って、かってに置いていったもので……ひゃあっ!?」
ユストは悲鳴をあげた。シェミリが自分の股間に足の裏をグリグリと押し付けていた。しかし、シェミリに怒っているような様子はない。
「最初から言ってくれれば良かったのに……私はユストさんが喜んでくれるなら、どんなプレイも出来ちゃいますよ
#9829;」
シェミリは顔を紅くしながら微笑むと、足の動きを再開した。敏感な先っぽは指の腹で優しく撫で上げ、棹や玉は踵も使ってくにくにと揉み上げる。今まで体験したことの無い刺激にユストの肉棒はたちまち膨らんでいった。
「あっ、だめ……」
背徳的な快楽に思わず少女の手に足を添えて、その先に伸びる天使の少女の脚に目を向ける。
パンスト越しの太股とその先にある具の形まで見えてしまい、恥ずかしさのあまりユストは顔を両手で覆ってしまった。
「もう、どこ見てるんですかユストさん
#9829; お仕置きしちゃいますよ
#9829;」
シェミリのズボン越しの電気あんまが更に激しさを増す。激しくも優しい天使の愛撫に、ユストはなすすべもなく高められていった。
「あっ、凄く固くなっちゃいましたね。イキそうですか? いっぱいお漏らしして下さいね
#9829;」
シェミリはとどめと言わ
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