リーフを人目の付かない場所へ連行したネルは、改めて兄の教科書に書かれているいじめの文章について問い質していた。
「どういう事なの!これは!」
「それは・・・俺の教科書だっ!」
ネルが三度リーフに教科書を押し当てる。そうでもしなければリーフは口を開きそうになかったのだ。そして、リーフはその教科書を奪い取ろうと手を伸ばした。しかし、ネルはそれを読んでいたように手を引っ込めると、リーフを見つめて視線だけで拘束したような状態になった。
「やっと言ってくれたね。お兄ちゃん。誰がやったの?教えてよ。そいつ殺しに行くからさ!」
その時のネルの眼は、怒りからなのか我を忘れて焦点の定まっていない眼をしていた。そしていつものようにアルラウネ独特の足を使わない鈍足な歩き方でリーフを連れて出ようとしたネル。
「ちょっと待て・・・ていっ!待つんだ!ね・・うわっ!」
「邪魔しないで・・キャッ!」
人目に着く場所へ出ようとしたネルを、リーフは拘束されていた蔓を引き千切ってまで止めようとした。しかし、止めに行こうとした時足に何かが引っ掛かった。それは樹の隆起した根っこだった。そしてそのままネルを押し倒したリーフは、さっきと同じ状況に投げ出された。
「・・ごめん!直ぐに退く・・」
「嫌っ!お兄ちゃん・・いや、リーフ!私の気持ちに気付いてよ!」
また来た四つん這いの状況に、慣れてしまったリーフは特に恥ずかしがる気持ちも無くその場を退こうとした。しかし、ネルはリーフの腰に腕を回してそれを食い止めた。そしていつものように「お兄ちゃん」では無く「リーフ」と呼んだネルは、そのままリーフを怒鳴り付けた。
「ネル・・!ネル!ちょっと待って!」
「もう我慢の限界よ!お兄ちゃんは私の物なんだから!」
リーフは、ネルの気持ちを分かったつもりで少し心を落ち着かせていた。しかし、次の瞬間にはネルはリーフのズボンを降ろしていた。その事に驚いたリーフは直ぐに止めさせようとしたが、それをネルは聞き入れなかった。そしてそのまま、ネルは露出したリーフの棒を見て驚くとそれを舐め始めた。
「んむっ・・あむっ・・お兄ちゃんの・・美味しい・・・」
「うあっ・・ネル・・やめ・・・くっ・・」
ペロペロとリーフの棒を舐めまわすネル。その表情は、真っ赤になって恥ずかしそうになっていた。しかも腰の花弁からは蜜が絶え間なく滲み出ている。アルラウネの蜜は、とても強い媚薬の様な効果を持っていると友達から教わったリーフは、今その事については思い出せなかった。そして10年ぶりの快感に体を震わせたリーフは、ただただネルの思うがままにされていた。
「お兄ちゃん・・キス・・しよ?」
そう告げたネルは、リーフの可否も問わずにリーフと唇を重ねた。そして、そのままリーフの口の中に舌を突っ込んだ。
「う・・んむ・・!ゴクッ!・・・プハッ!ネル!何を・・飲ませて・・」
ネルによる熱いキスをその身に受けていたリーフ。しかし、途中で口の中へと何かが入って来るのを感じた。いかし、その感じ方がいけなかったのかそのまま入って来た物を飲み込んでしまった。そして口を離してもらったリーフはネルに何を流し込んだのか聞こうとした。しかし、途中から呼吸が辛くなっていき、顔は赤くなっていき体が快楽を求めたいと思うようになっていった。
「ハァ・・ハァ・・効いてるわね。私の淫蜜・・さぁ・・下拵えは済んだわ。お兄ちゃん。私と一緒に初めての階段をのぼろ?」
息も荒くなっていたネルは、自分の蜜である事をリーフに告げるとリーフの勃起しきった猛獣を筋を引く様に擽ると、自分の秘部を開いて見せた。まだ誰も使った事のない綺麗な秘部だ。それをネルは呼吸も乱れて動き辛そうなリーフの棒に差し出した。
「ネル・・・行くよ?」
「お兄ちゃん・・・来て・・」
最後にリーフが切れかかった理性を使ってネルに聞いた。そしてネルが来るように言うとそこでリーフの理性は弾け飛んだ。真昼間の学校の裏庭で、いまから二人の義兄妹の愛が実る。
「くっ・・・ネル・・」
「んん・・・あっ・・・お兄ちゃん・・痛っ!」
少しづつゆっくりとネルの膣の中に自分の棒を埋めて行くリーフ。快楽に負けそうになりながらも先へ進ませようとした先に、一つの壁の様な物を感じ取った。それを無視して突き破ったリーフ。その時、喘いでいたネルの口から痛いと訴える声が聞こえて、同時にネルとリーフを繋いでいる場所からは少量の血液が垂れ出た。
「ネル!・・血が・・うあっ・・」
「あんっ!これは・・・気に・・はぁっ・・しないで・・お兄ちゃん・・」
その血を見たリーフは、慌ててネルに声を掛けた。しかし、ネルはその心配を払うようにリーフを抱きしめて自分からもその快楽に身を委ねるようになっていった。そして暫く。
「はぁ・・はぁ・・は
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