夏のの思い出〜鶏の卵〜

此処は「国立ヘンゼル高等学園」。此処のグラウンドに、一人の少女が眠っていた。
眠ってしまうのもうなずける。それほどまでに今日の陽気は温かい物なのだ。

「むにゃむにゃ・・・」
「やれやれ、エース?こんな所で寝てたら、あまりの可愛さに襲っちゃいますよ?」
グラウンドの真ん中で眠っていた彼女---名前はマルと言う---は、何やら夢を見ているようだった。そこへ、一人の青年がマルを起こしに来た。
彼の名前はイカルド・シェンツァー。この学園内で1.2を争う屈指の俊足である。
因みにエースのマルは3番目。

「うにゅ・・・イカルん・・?」
「その呼び方・・・俺は止めてって言ったんだけどなぁ・・・」
「はぅ・・ごめんなさいぃ・・・」
やっと目を覚ましたマルは、イカルドを不思議なあだ名で呼びながら目を擦っていた。
全く。その瞳にキスをしてやろうか!
彼女は逃げ脚に関しては一級品であり、他のコカトリス達とは比類にならないほどに俊足だ。
まぁ、今回は彼女が逃げることも無かったが。

「とりあえず、部室に行きましょ?」
「熱中症ですか?背負っていきますよ。」
なんだろう。マルの顔が赤くなっているような気が。
とりあえずマルを背負ったイカルドは、グラウンドを過ぎて階段を上って、暫くしてある陸上部の部室へと入った。
中は空調が整えられており、適度に涼しい。
これがレストラン等だったりしたら、きっとマルは心筋梗塞を起こしてしまうだろう。
彼女は弱冠14歳にして、「脚の速さ」で特待生に進出されたコカトリスなのである。
ここが高等学校であると言う事を踏まえれば、凄い事だ。
因みにマルは、学校が始まって少ししてやって来た編入生である。

「・・・・イカルん?」
「はい?」
「私・・・イカルんの事・・・好きみたい・・・」
「ちょっ!」
ハイ来たよ!ここのSS特有のエロ展開。
面白いほど早く進展したよ!私にも分からないほどにね!
イカルドを押し倒したマルは、通常のコカトリスからは想像もできない、自分から男性を襲う事をし始めた。

「はぁ・・・はぁ・・・イカルん・・・」
「うぁ・・・止めて・・・」
「・・・・・」
『?!』
これはアレか。発情期と言う奴か。
眠っていたのも夢の中でHな夢を見ていたからなのか。
それにしても、夢の中で習ったのか非常に上手だぞ、マル?
それにしても、さっきから誰かに見られている様な・・・
そこには、一人のコカトリスの少女が窓に手を添えて立っていた。

「はぁ・・はぁ・・・・チョコ・・ちゃん・・?」
「へっ?チョコ?」
チョコと言う名前に、イカルドは聞き覚えがあった。
隣のクラスに、可愛らしいコカトリスが表れたと言う噂を聞いたのだ。
確か転校生だった筈だ。マルが比較的早くに仲良くなれた友達だとも言っていた。
んんっ?何故こんな場面に入ってくる!
このままじゃ、所謂3Pが勃発してしまうぞ?

「マルちゃん・・・抜け駆けはダメって・・・言ったでしょ?」
「・・・・うん・・・」
はい?なんだかこの二人、以前から打ち合わせをしていた様な口ぶりだな。
そんな事を考えていたイカルドを余所に、チョコはマルの隣に座ってイカルドの勃起した棒を銜え始める。
この二人、絶対夢の中とかで勉強している。なにせ、二人とも非常に上手なのだ。
マルはイカルドの棒を舐めると、即座に吸いつくようにしゃぶり、チョコは焦らすかのように舌で局所局所を舐め回していた。

「うぁ・・・二人とも・・・気持ち良い・・・」
『んんん?(多分 ホント? と言っている。)』
あぁ、二人とも。可愛い顔で上目遣いでこっちを見ないで。可愛過ぎるじゃないか。
それに、銜えたままで喋らないで欲しい。振動で危うくイキそうだったじゃないか。
二人ともコカトリスなのに、なんでどっちも上手なんだよ。
まぁ、コカトリス=フェラの不得意な種族って訳じゃないけども。

「プハッ・・・さぁ、早く出しちゃってぇ・・」
「んん〜!」
「ヤバッ・・・・出るっ!!」
尚もイカルドの棒を銜えていた二人だったが、急にチョコがイカルドの肉棒から口を離すと、下にある袋を舌でなぞるように舐めた。
それを見たマルは、まるで怒っているかのように声を荒げながらも、イカルドの肉棒を尚も口で扱き続ける。
おいおい、ヤバい。この二人絶対経験あるって・・・・だって・・

ドクンッ・・ビュルルルッ・・・ビュルッ・・・・ビュッ・・ビュッ・・・・

こんなに出ちゃったんだぜ?絶対経験あるって。二人とも。

「んんっ・・・・ゴクッ・・・プハァ・・・」
「んむっ・・・まられてる(多分、まだ出てる、と言っている)・・・」
「ぅぁ・・・とまら・・ね・・」

ビュッ・・・ビュッ・・・ビュルルル・・・ビュッビュッ・・・

小気味よくテンポを奏
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