5駅目 肉体の倦怠

「はぁ・・・見つからない・・・・ミル・・・」
ミリアは、ミルが居なくなったと分かるや否やその場を飛び出して、ミルを探し回っていた。彼女の予想ではミルは自分の事を心配して街にでも買い物に行っているのだろうと考えたのだが、それにしてはミリアを連れて行かないと言うのは可笑しなことだった。だとすれば、ミルはとうとうミリアに哀想を尽かして逃げたのではと言う考えも湧き上がってきた。

「まったく・・・ミルの奴ぅ・・・・」
「あらあらぁ?何事かお悩みかしら?」
「げっ、ナメクジ・・・」
ミリアが、ミルを心配から苛立ちへと対象を変えた丁度その頃、一人のおおなめくじがミリアに声を掛けて来た。見た目的には余裕そうな表情をしているが、本心は分からない。もしかしたら臆病かもしれないし、逆に攻撃的なのかもしれない。しかし、どっちにしてもミリアはぬめぬめした物が大っ嫌いだった。それ故にぬめぬめしているおおなめくじも嫌いなのだ。いつもなら洞窟に迷い込んできたおおなめくじなら塩を振りまいて幼くなった所を追い返していたが、今回は相手が大人だと言う事と塩を持っていないと言う事からミリアの圧倒的不利になっていた。

「あららぁ?どうしたの?固まっちゃって・・・」
「・・・・」
おおなめくじの女性が言っている事は間違っていなかった。ミリアは身体の下半身部分の蛇をブルブルと震わせながら動かない。段々とおおなめくじの女性の手が近づいてくるが、ミリアの表情の変化は、悪化して行っていた。最初は見つけた時に目を見開いて驚き、固まった頃から瞬きの回数が極端に多くなった。そして今となっては目尻に涙を蓄えている。それほどまでに彼女はなめくじが嫌いなのだ。

「うふふ・・・可愛いじゃない・・それ・・」
「ひゃっ・・・」
妖艶に笑って見せたおおなめくじの女性は、ミリアの身体に張り付くように擦り寄ると彼女の秘部に手を宛がって擽り始めた。最初の方は我慢していたミリアだが、徐々に表情に余裕の色が見えなくなって来ていた。

「ふふっ・・・こっちでシましょ?」
「・・い・・や・・・」
暫くの間、人目の少ない所で彼女の身体を弄っていたおおなめくじだったが、少し人の視線を感じるようになり始めたので、ミリアを路地裏へと引きこもうと腕を引っ張った。
おおなめくじの腕力は、シェル類に良く見られるように腕の力が弱く、男の子が嫌がって振りほどいてもすぐに離れてしまう。
しかし、今の状態のミリアは、恐怖心から身体に力を入れる事ができなくなっており、易々とおおなめくじに路地裏へと連れ込まれてしまった。

「さぁさ、続きのお時間よぉ・・・・えいっ!」
「っ?!」
路地裏へと連れて行かれたミリアは、おおなめくじの腕に絡め取られて今は見動きすら取れなくなっている。そんな状況下で、おおなめくじはミリアの秘部に指を擦り付けた。快楽からくる衝撃がミリアの体中を襲う。

「や・・・・やぁっ・・・」
「ンフフ・・・私の名前はセレナ。よろしくね♪可愛い可愛い蛇ちゃん♪」
尚もミリアの秘部に指を擦らせていたおおなめくじは、ミリアが嫌がる声を薄めたのを見計らって、自己紹介をしてミリアの秘部をより一層擦り始めた。
ミリアはその快楽に、身体がフワッっと浮きそうな感覚に襲われた上に、自分の嫌いなおおなめくじに好きなように犯されているのが重なって、気絶寸前まで来ている。

「ほぉらほらぁ♪気持ちよくなってきたでしょう?」
「ひぅ・・・・あぅ・・・」
ゆっくりと、しかししつこくミリアの秘部を擦っていたセレナは、擦り続けながらミリアの表情の変化を愉しんでいる。
彼女自身、楽しさと優越感から恍惚の表情を浮かべていた。
ミリアはと言うと、もう恐怖しか頭の中に入ってこずに放心状態になっていた。
眼の焦点も合っていない。

「うぅ・・・はぁっ!」
「うんうん。この味・・・最高だわ♪」
より快楽を与えようと思ったセレナは、タイミングを見計らって愛撫を止めると、今度は舐めるようになる。
ペロペロとミリアの秘部を舐めているセレナは、舐めながら愛液の味も確かめて感傷に浸っていた。
ミリアは、ミルからは貰えなかった新しい快楽の所為で呼吸すらもままならなくなっていた。

「はぁ・・はぁ・・・ミル・・・・ミルぅ・・・・ひぅ・・・」
「ミル・・・・彼氏の名前かしら。ふぁあ・・・ピチュ・・・ピチャ・・・」
秘部を舐め回される快楽に溺れていたミリアは、愛する夫の存在を求めて天を仰いで彼の名前を呼び続ける。
セレナは、その名前をなんら変わらない形で自己完結させると、またミリアの秘部を舐め始めた。
今度はセレナの舌をミリアの膣壁に這わせている。

「ひあぁあぁっ!やぁ・・・・いやぁ・・・」
「いまはら・・・んっ・・・ひょひれひるほへほ?(今更、拒否できるとでも?)・・・
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