アトラク=ナクアの八戒 その壱
貴方が私の渓谷に来たときから貴方は私の眷族となることは決まっていたわ。
悠久の時を私と過ごすことになるの。
それこそこの魔方陣が完成するまでは確実にね。
でも私には一生飽きないでちょうだい。
ずっとずっとね。
アトラク=ナクアの八戒 その弐
私の身体には毒があるの。
それも私自身が作った、免疫は作られない、生産を止めることも出来ない厄介なヤツ。
それがある限り私は素直になれないわ。
イライラしちゃうの。
だから落ち着いている今これを書いているわ。
この毒を中和出来るのは貴方だけ。
だから私のヒステリックが我慢出来なかったら貴方にあげたその牙で容赦なく精を注いでちょうだい。
その時だけ私は貴方に本心を語るわ。
アトラク=ナクアの八戒 その参
私は魔方陣を作っている間とても集中するわ。
貴方の呼び掛けに気付かないかもしれない。
気付いてもイライラして無視するかもしれない。
そんな時は貴方にあげたその触手で私の膣を突いて精を注いでちょうだい。
何時でも素直に応じるわ。
アトラク=ナクアの八戒 その肆
私は他のアラクネ属と違って足は二本しかないの。
だから私は貴方を足として使わせてもらうわ。
魔方陣を作るにはそれが必要なの。
でも貴方と私が思い通りの動きをするとは限らないわ。
そしたら私はイライラして貴方を罵倒するかもしれない。
そんな時は私を貴方にあげたその瞳で覗いて精を注いでちょうだい。
何時でも貴方の話を聞くわ。
アトラク=ナクアの八戒 その伍
私が糸を作るには魔力が必要よ。
魔力が足りなくなって糸を出せなくなる時もあるかもしれない。
そしたらイライラして貴方を傷付ける暴言を吐いてしまうかもしれない。
そんな時は貴方にあげたその脚で私を羽交い締めにして精を注いでちょうだい。
何時でも復活するわ。
アトラク=ナクアの八戒 その陸
貴方が私に精を注ぎ過ぎて精が枯渇してしまう時があるかもしれない。
そんな時は少し休憩しましょう。
私が魔力を注いであげる。
復活したらお互い高め合いましょう。
魔力と精を交換するの。
何時でも奉仕するわ。
アトラク=ナクアの八戒 その漆
魔方陣が完成した時この辺り一帯は私達の眷族だらけになるわ。
女は皆美人になるわ。
そしたら貴方はインキュバスだから他の雌も欲しくなるかもしれない。
でも私は貴方と二人四脚がいいの。
だから私に貴方を独占させてちょうだい。
何時でも貴方だけの雌になるわ。
アトラク=ナクアの八戒 その捌
何時も私は魔方陣の話をしているけど私にとって一番大事なのは貴方なのよ。
魔方陣なんて貴方に比べたらどうでもいいの。
だから私が素直な時に悩みは何でも言って欲しいの。
何時でも貴方の傍にいるわ。
[7]
TOP[0]
投票 [*]
感想