ユリリムさんとは言わないで!

私は小さいころからの夢がある!
それは、素敵な男の人と結ばれたい!
かっこよくて、強くて、簡単に私に魅了されず、そして優しい素敵な人と!
その男の人以外の男と体を重ねたくなんかない!
私の誘惑に簡単に屈する男の人なんて絶対に嫌だ!
例え手だけとか口だけとかでも嫌!絶対無理!
100%無いだろうけど、たとえお母様にヤれと命令されたとしても断固拒否!

だが私はリリム。自分の性欲に逆らうのは厳しいうえに、生きていくのに精が必要。
でも私が決めた人以外の男の精なんて欲しくない!
えっ?お前本当に淫魔なのかって?失礼ね!淫魔である前に一人の女の子よ!
女の子があれこれと男の子に理想を求めるのはいけないの!?

そもそも王女だからって皆私を特別視しすぎなのよ!
リリムだから全ての男を魅了して犯すのも躊躇しないとか思ってない?ふざけないで!!
リリムだろうが何だろうが、ただ白馬の王子様を夢見る女の子と変わらないのよ!!
リリムなら簡単に骨抜きにしてくれるとでも思った?私は絶対にしない!
………話が逸れた気がするわね。

とにかく、素敵な男の人はなかなか現れないけど…妥協なんてしたくない!
私の純潔はその男の人に奪ってもらうんだから!

でも私はリリム、生きていくのには精が必要なの…本当に困ったものだわ!
どうにかして好きでも無い男を犯さずに精を手に入れられないかしら…
そろそろ独身魔物用の精補給剤みたいなの…飲みたくない年頃なのよ。
だからってお母様や姉妹達から魔力をわけてもらうってのもあれだし…


………あ、そっか。あの手があったか。


好きでも無い男を襲わず、かつ精を手に入れられて、お母様の理想の世界を作る手助けが出来る方法を思いついた私は、早速行動に移るべく飛び立った。


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「ああっ!んっ、にゃ、はぁん…ひゃあ!」
「ふふっ!気分はどうかしら?」

私が思いついた方法、それは…

「ああっ!いいっ!しゅごいぃぃ!!あっ、イっちゃうぅぅ…!!」

プシュ、シャーーーーーーーーーー……

「あん♪もう、いっぱい潮噴いちゃうぐらい気持ちいいのね♪」

人間の女性から精をもらい、そして…

「じゃあ、いっぱい私の魔力をあなたに注いで、もっと気持ちよくしてあげるね♪」
「ぁぁ…あ!にゃんかきたぁ♪あちゅくて気持ちいいのきたぁぁ♪」

ビュル!ビュルルルーーーーー!

「あんっ!にゃんか、かりゃだがあちゅい!あああっ♪」

グググ………ニュ!ズリュ!

「あんっ…はぁ…はぁ…尻尾に翼に角がはえて…あなたの望みどおりサキュバスにしてあげたわよ♪」
「あぁ……にゃぁ…んん…♪ありがとうごじゃいましゅ…♪」

その女性を魔物化させることだった!



「じゃ、このままあなたの好きな男の子のとこまで行って愛し合ってきなさい!」
「はい!ああ…まっててね…カズキぃ…♪」

ふふっ、さて、あの子も好きなこの所に行った事だし、まだまだ足りないから次行ってみよー!


…えっ!?女の子だったらいいのかって!?
もちろん!だって、私の中に精液入れるわけじゃないでしょ?純潔も奪われてないからノーカンよノ―カン。
……屁理屈言うなって?しょうが無いじゃない!こうでもしないと夢はかなわない!

…女の子を無理やり魔物にすることは無いじゃないのかって?
何言ってんのよ!?さっき言ったでしょ?『あなたの望みどおり』って。無理やりしてないわよ!
さっきの子は「好きな子がいるけれど、その子は魔物が好きなの…だから私を魔物に、サキュバスにしてください!」って私に頼んできたのよ!だから全く無理やりじゃないわよ!
そもそも無理やり魔物にするとか滅多にしないわよ!きちんと相手の事も想いやらないとね!
だから私は相手が望んだ魔物に変えるわ。相手が何でもいいって言うのならその子にあった魔物に変わるだけ。私が無理やり変えてるわけじゃないわ。理解いただけたかしら?

さあて、次はどうしようかなぁ………ん?あれは!?


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「きゃあ!なにするのよ!急に服を脱がしてくるなんて!!」
「あーら、それはこっちのセリフよ。何人の家に勝手に入り込もうとしているのよ」

私の家に勝手に入ろうとしていた女の子を発見したから、とりあえず捕まえて裸にしたわ。
……理由はあるわよ。大体人様の家に物騒なもの持って入ってくる人がどんな人か決まっているもの。

「くっ!離せ魔物!私が成敗してくれる!」
「生まれたままの姿で動けない勇者に言われても何も怖くないわよ」
「なっ!なぜ私が勇者だと!?」
「聖剣持って私の家に来るのは勇者以外じゃ一人しか知らないからね」
その子についてはまた後で詳しく言うわ。

「私の家ってことは、貴様
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