「アメリもうおこった!!エルビさんなんかだいっきらい!!」
「アメr……アメリちゃん!?待って!!」
アメリはそうさけびながら、広場のほうにとび出した。
サマリお姉ちゃんがまってって言ったけど、アメリはまてなかった。
だって…このままだとあの人たちみんなエルビさんにころされちゃうかもしれない…そんなのアメリぜったいにイヤだもん!!
「ん!?何だろあれ…?」
「どうやら魔物のようですね…ん?あれはまさか…!?」
「ころすのはぜったいにダメー!!『エレクトリックディスチャージ』!!」
だからアメリは広場にとつげきしながら教団の人たちに向かって魔法をつかった。
本当はどんな人もきずつけたくないけど…なにもしてない人にいたいことする人たちをゆるせないから…わるくない人たちを助けるためにもアメリは教団の人たちをしびれさせようとして電気をまわりにながす魔法をつかった。
「な、なんdあばばばばば!!」
「危ない!実力が無い者は下がるんだ!」
「ふん!そんなの効かないよ!」
アメリのねらいどおり、何人かはしびれさせることができた。
でも、エルビさんやチモンさん、それにつよそうな人たちはアメリの魔法をよけたり、ぶきでふせいじゃった。
そしてアメリは、広場にたどりついてから…
「ねえ、なんでこんなヒドいことをするの!?」
いくらなんでもヒドすぎるから、エルビさんやチモンさんにきいたのに…
「エルビ様、どうやらこの魔物の子供はリリムのようです」
「だろうね。魔力は大きいし見た目も聞いたとおりだしね。ま、でも子供だからたいしたことないよ」
「アメリのしつもんに答えてよー!!」
アメリむしされた…それがなんかくやしかったからさけんだけど…
「うるさいなぁ子供は寝てなよ。『ヒプネティズム』!」
「えっ!?あっ……それ………は…………」
うるさいって言って、エルビさんがアメリの目を見ながら目を光らせ…ねむらせる魔法をつかってきた。
アメリゆだんしてたから…魔法ふせげなくって……ねむく………
……………
…………
………「しっかりするんだアメリちゃん!!」はっ!!
ユウロお兄ちゃんの声がきこえてきて、アメリのねむけがどこかにとんでいった。
「大丈夫かアメリちゃん!?」
「う、うん…」
「そうか…まったく、一人で飛び出すなよな」
「うん…ごめんなさい……」
ユウロお兄ちゃんとツバキお兄ちゃんがここまできた。
どうやらアメリがとび出しちゃったからあわててきたようだ…めいわくかけちゃったな…
「キミ達は誰だい?そこのリリムのガキの知り合いみたいだけど」
「知り合いだよ!一緒に旅してるんだよ!!」
「ふーん…旅ね…じゃあボク達の事無視すればよかったのに。関わるなら容赦なく殺すよ?」
「僕に至ってはこの町が故郷だからね…無視できるわけないよ!」
「そうかい………」
エルビさんがアメリたちを一回ずつ見たあと…声にいかりのキモチをのせて…
「どうやらキミ達もクソらしいね…だったらボクが殺してあげる……掛かってきなよ!!」
こわい目をして、アメリたちに剣を向けてきた。
「いいぜ…上等だ!!いくぞツバキ!!」
「うん!アメリちゃんは隠れてて…って言っても聞かないよね。だから後方支援お願いね!!」
「うん!!アメリがんばる!!」
だからアメリたちは、町のみんなを助けるために、こんなヒドいことを平気でやってるエルビさんたちをやっつけるために、それぞれ動きはじめた。
あれ?そういえばサマリお姉ちゃんとリンゴお姉ちゃんはどうしたんだろう?
=======[リンゴ視点]=======
「無事アメリちゃんのところまで行けたようね…じゃあサマリ、わたし達も行こうか!」
「そうだね…うん、私頑張るよ!」
椿とユウロがエルビ達のところに飛び出していったアメリちゃんの下まで行ったので、わたしとサマリが小屋に居る人達を助けに行くことになった。
三人が広場のほうで騒ぎを起こしてくれているのでほとんどの人が広場のほうに行っているので、小屋を見張っている一人以外は問題無いだろう。
それに、一人だったらわたしの水の魔法でどうにかできるはずだ。
「じゃあサマリ、わたしについてきて!」
「うん……ってあれ?小屋あっちだよ?」
「いいの!こっちから行ったほうが見つかりにくいうえにそんなに遠回りにもならないんだ」
「へぇ〜…流石地元の人。頼りになるわ〜」
だからわたし達はなるべく他の人に見つからないように地元の人間ぐらいしか知らない道を使って小屋に向かった。
…………
………
……
…
「さて…あの兵士をどうにかしないとね…」
「うーん…正面突破しかないかなぁ…」
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