天使と悪魔の宝探し!

「さてと、サバトに注文しておいた品も受け取った事だし、こんなものかな?まだ足りない物あるかな……」

隻影と共にジパングから帰って来てから数ヶ月が経過した。
あの時から今日までの間、私達は家でいくつかの宝の情報をいろんなところからかき集めながらも、ずっとセックス三昧な生活をしていた。
おかげさまで隻影はすぐにインキュバスになった事だし、私に至っては……

「おや?見掛けない子だね。どこから来たんだい?」
「え?やだなあ違いますよ。私ですよセレナです。ほら、サキュバスのモーリンのところに住んでるエンジェルだったセレナですよ」
「あーセレナちゃんか!あれまあ……しばらく見ないうちにすっかり黒くなっちゃってるわねえ」
「ええ。おかげさまで堕天しちゃいました!」

そう、度重なる性交の中で、私は隻影を気持ち良くするだけでなく自らが快楽を求めている事に気付かされ、あっという間に堕落神の僕であるダークエンジェルになってしまった。
今となっては自ら隻影を求め、自分から腰を振って快感を得る事だってある……セックスしてない時にオナニーしてる事だって日常茶飯事だし、前は恥ずかしくてとてもじゃないけどさせる事のなかった胸弄りだって気付けばモーリンとし合ってる程だ。
今の私は顔と身体つきにはかつての面影があると言ってもそれ以外の外見は違うので気付かない人はパッと見では気付かないだろう……頭上の金の輪だったものは今は紫色の輝きを放ち、純白の翼は漆黒に変化し、白かった肌も妖絶な蒼色になり、なによりあれだけ嫌っていた露出全開で、お腹と腕に刻んだ快楽のルーンが誰の目にもハッキリと見えるようになっていた。
どこぞの放浪学者が書いた一般に出回っている魔物図鑑のダークエンジェルの姿と比べても、鎖が無い以外はそんなに変わらない恰好をしているはずだ……今は外にいるので靴は履いてるけどね。

「しかしまあすっかり男を惑わす身体つきになっちゃって……旦那さんが来てから毎日ヤってるのかい?」
「はい!もう毎日毎晩大量の精液を口にも身体にも子宮にもビュービュー注いでもらってますからね。まあそれでも残念ながら私もモーリンも妊娠の兆しはありませんがね」
「はは……まあうちみたいにそう子供は出来るものではないよ。私みたいなラージマウスは群れから離れると群れを成す為に子を作る事しか考えなくなるから子沢山になるけど、普通魔物は子を成しにくいって話だしね」
「それなんですよね……今度から身体にぶっかけられてる分とか上の口で飲んでる分も下の口に入れてもらおうかな?」
「なんか……本当に変わっちゃったわねぇ。セレナちゃんの口から下ネタや隠語がそんなに出てくる日が来るなんて思わなかったよ」
「ははは……まあ堕ちたエンジェルはそんなものですよ。天使の形をした完全な悪魔みたいなものですからね」

そんな私が隻影とセックスせずに一人で何をしているのかと言うと……当然次の冒険の準備だった。
モーリンも隻影も、そして私もトレジャーハンターだ。それは堕ちた今でも変わらない。セックスと同等、あるいはそれ以上に冒険心も強いのだ。
だからこそ、こうして一日中セックス三昧しているのではなく、一日の半分程は冒険に必要な物の準備をしているのであった。
堕落神の僕としては出来が悪いのかもしれないが、元々信仰心なんてそんなになかったし、そもそも神より旦那優先だ。

「あ、それではそろそろ交代の時間なので私はもう行きます」
「交代?ああ、モーリンちゃんと入れ替わりで旦那さんとシてるのね」
「そういう事です。3人でする事ももちろんありますけどね。とりあえず今はサバトに依頼していたものを私が取りに行ったから、今度は市販の携帯食糧や飲み物をモーリンに買いに行ってもらわないと!」

だが、やはり魔物として……特に堕落神の僕としては性行為も大変重要である。
おそらくこれから3人でする冒険中にも、日を跨ぐものがあれば毎晩シてしまうだろう。それぐらい重要な事である。
という事で、私は自分のお金で購入した虜の果実を齧りながら、はやく隻影に抱いてもらおうと家路を急いだのだった……



…………



………



……







「ただいまー!」

「ほら、ボクのおっぱいに挟まれたまま射精しちゃえ!」
「うあっあっあああっ!」

「おーヤってるヤってる」

家に辿り着き、勢い良く開けた玄関の先では……隻影にパイズリをしているモーリンと、そんなモーリンのパイズリに耐えきれずモーリンの髪や背中に掛かる勢いで射精している隻影の姿があった。
モーリンの陰唇から白い物が垂れているのを見た感じ、既に何回かナカに出してもらっているのだろう……部屋に入ると同時に匂ってきた濃い性臭がそれを物語っている。
部屋に立ちこめる大好きなオスとメスの性臭に顔を
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