「...」
どうも皆さんこんにちは、八島です
え、今何しているかって?
最初の吹出しが無言じゃ解らない?えぇ、確かに、ごもっともな指摘でございます
えっとですね...簡単に申しますと...
「「「...」」」
興奮した村人達に鍬とか鎌とか斧を向けられながら包囲されています
えぇ、かなり興奮してますよ?
50人ぐらいですかね、皆さん今にも襲ってきそうですね...小銃とか持っててもさすがに無理っぽいですね
まさに戦○自衛隊のヤラレ役みたいな感じになってますね、ハイ
さて、何故こうなったかと言いますと...えと...作者っ!パスっ!
...最後までやれよ...こほん、どうも、代わりまして作者です
何故こうなったか、それは少し時間を遡ります...
−−−−30分前−−−
「これをこうして...」
「ん〜と〜...あぁっ!こうするのか!」
「そうそう、それで...」
高機動車の車内、後ろの座席からさっきから何か聞こえてくる
どうやら神崎がイーシェに何か教えているようだ
仲のいい姉妹にも見えて微笑ましい光景に見えなくもない、だが教えていることは非常に物騒である
「...で、弾倉を挿入したらこのスライドをこう引いて...」
「それでこれを動かすんだよね?」
「そうだ、飲み込みが早いぞ」
イーシェの手に握られているのは9mm機関拳銃(「拳」は常用漢字ではないため正しくは「9mm機関けん銃」となる)、自衛隊で採用されている短機関銃(拳銃弾を使用する小型の機関銃)である
銃床のない、大型拳銃程の大きさしかないコンパクトさが長所であるがそれ故に毎分約1200発という高い発射速度と相成って非常にコントロールの難しい代物である
その為、使い方も狙いを点けて点射するのではなく、目標に向かって弾をばら撒くという使い方をするのだ
高機動車とともに送られてきた物だが神崎が面白がって使い方を教えているのだ
実際、彼女の機動性に9mm機関拳銃の掃射能力を付与したら心強いだろうから誰も止めはしない
もっとも止める人物がいないというのも一因であるが...
残りの2人、桂は高機動車の運転をしているので仕方がない、そして裕はと言うと...
「...zzz...zzz...」
助手席に収まり、鉄帽を抱えて寝息を立てていた
一昨日に引き続き昨日も搾り取られた裕はかなり疲れていたのだ
余程疲れていたのか後ろでイーシェ達がワイワイ騒いでいるのだが一向に起きる気配はない
イーシェ達も原因は自分達である為か誰も起こそうとしなかった
「お、村が見えて来たんじゃないか?」
「あ!あれあれ!あれだよ!」
「ですね...小隊長、起きてください...小隊長?」
「んが?」
走り続けて20分、ようやく村が見えたのだ
「ふあぁ...ふぅ...何?」
欠伸をしてから鉄帽を被ると前に目を向けた
「村が見えました、もうすぐ到着します」
「うん、見えた...ようやく野宿から解放されるな...」
「宿屋あるかな?」
「解らん、イーシェ?」
「ボクも来たことないから解らないな...」
「じゃあ何であの村知ってんだ?」
「あの村に知り合いがいるんだ、たまに森まで狩りに来て知り合ったんだ」
「むぅ...ま、最悪飯だけでも食おう、こいつがあるから野宿よかまだましになったしな」
そう言うとポンと高機動車のシートを叩いた
と、その時、村の入り口にいた子供達がこちらを見た
何をする訳でもなく、ジッとこちらを見ている
何だろう?と見ていると突然走り出した
そのまま村の中心に走って行ってしまった
「...神崎、今の見た?」
「見た」
「...何だと思う?」
「解らん」
「だよね...」
そのまま村の入り口まで来た
「...誰もいない?」
「...いないね」
「...いないな」
「...いませんね」
誰もいない
人はおろか猫1匹見当たらない
「...さっきは居たよな?」
「うん、ボクも見た!」
「......全員ここに居ろ」
「小隊長?」
「俺が見てくる、お前らはここで援護しろ」
「指揮官が出てくのはあんまり感心しないけどね...」
そう言いつつも神崎は小銃のスライドを引き初弾を装填すると後部席から降りた
裕も同じように初弾を装填するとドアを開けた
話し声すら聞こえない、風の音だけが
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