Phase5 -やっぱりこうなる...- 【R-18】

 「...落ち着いたか?八島?」

 「...お陰様で...」

 「...オロオロオロ...」

 「?、???」

 暗くなった森の中、焚火を囲むように座る4人の人物

 ようやく落ち着きを取り戻し、再起動を完了した裕、右隣に座り一応心配している神崎、左隣に座り泣き止んだがオロオロしている桂、そして対面で3人を不思議そうに見ているイーシェだ

 「...で、早速だが」

 「ほんとに早速だな」

 「...」

 「解った解った、だから睨むなよ」

 「...よろしい」

 茶化す神崎を睨むのをやめてからコホンと咳払いをした

 「...お前らのそれはどうしてそうなったんだ?」

 「どうって...」

 「言われても...」

 思わずという風に顔を見合わせる神崎と桂、こちらも首をかしげながらイーシェと顔を見合わせる

 男だった彼らは何故か女性になっていた

 神崎は短かった茶色気味の髪は背中まで伸び、筋肉質だった体は細く引き締まった感じに、180cmはあった身長は少し縮んだのか裕と同じ位(裕は173cm)に、迷彩化粧を落とした顔は少し日に焼けワイルドさを醸し出す美女になっていた

 そして何より、胸...D...いや、Eはあるか...結構巨乳だ

 桂の細く引き締まった体はさらに細くなり、低い身長と合わさって少し華奢な印象を感じる、黒い髪は肩まで伸び(本人は鬱陶しいのか1本に纏めてポニーテールにしている)、狙撃手という特性上隠れていることの多いためか顔は染み一つない白い肌で小動物のような可愛さを感じる

 胸は...B...のAより...かな?ちょっと...まぁ...貧乳かな...

 ようやく再会した仲間が女になっていた、そんな大事なのだから何か理由があるはずなのだが...

 「ん〜...気づいたらこうなってた」

 「...は?」

 神崎のあまりのあっさりぶりに思わず間抜けな声を出してしまった

 「何と?」

 「いや、だから気づいたら...」

 「...もういい...」

 頭が痛くなってきた、ついでに胃が痛い

 黙り込んだ裕に慌てて桂が話しかけてきた

 「えっと、ですね...小隊長がいなくなった、って自分ら捜索してたんです」

 桂の話を要約するとこうだ

 行方不明になった裕に気づき、部隊総出で捜索となったそうだ

 神崎と桂が一緒に捜索をしていたら突然自分たちの周りに魔法陣が現れたそうだ

 驚いているとそのまま光が強くなり、気を失った

 そして、気が付くとこの世界に居て、体も女になっていた

 「...本当に気づいたらだな...」

 「だろ?」

 何故か自慢げな神崎は無視した

 どうやら彼らも自分の意志で来たようではなかった、帰れるかもという考えはどうやら無理だったらしい

 「...ご主人様ご主人様」

 「ん?どうした?」

 今まで静かにしていたイーシェが口を開いた

 「この人達だれ?」

 「...そういえばこの子誰だよ?八島」

 イーシェの質問に神崎もこちらを見ながら問いかけてきた

 「......」

 桂も口には出さないがじーっと視線で問いかけてくる

 「あー...んーと...」

 とりあえず頭の中で状況を整理してから口を開いた

 「イーシェ、こっちのニヤニヤしたのは神崎薫、俺の...まぁ悪友だ」

 「悪友って...」

 茶々を入れようとする神崎は無視した

 「んで、こっちの気が弱そうなのは桂洋平、俺の部下だ」

 「ど、どうも...」

 おどおどしながら挨拶をする桂

 「で、この子はイーシェ・ウィルフィ、この世界に来てから助けて貰ってる」

 「よろしく!」

 元気良く挨拶するイーシェで締めとなった

 何かこう...温いというか...だらけた感じがした(笑)















































 その後、裕とイーシェからこの世界に関する知識を2人に教えた

 聞き終えた2人の反応は様々だった、神崎は面白そうと、いつものニヒルな笑みを浮かべ、桂はどうしよう、と今にも卒倒しそうになっている

 見ていて大丈夫かな、といつもの溜息を吐いていた

 とりあえず明日は村に向かおうと決め、寝ることにした(イーシェは無理やり寝かせた)















 「八島、ちょっといいか?」

 寝る準備をしていると神崎に話かけられた

 イーシェと桂はすでに寝息を立てて寝ている、起きているのは2人だけだった

 「ん?どうした?」

 「...来てくれ」

 くるりとこちらに背を向けるとすたすたと歩き出した、その顔にはいつものニヤニヤした笑みは無く、どこか切羽詰まった表情に何だろうと後に続いた

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