第5話:お仕置きだヨ♡(中編、本番直前だヨ♡)

〜お仕置き、本番直前[其の壱]の譚〜
夜路
「日向、ターゲットは?(テレパシーで会話中)」
日向
「確認、友人と会話中。いつでもイケます。(テレパシーで会話中)」
夜路
「了ー解、っと。」
「よし、阿達、用意はいいな?」
阿達くん
「フッフッフッフッ…いつでもイケまっせ
#9825;」
夜路
「作戦開始ッッ!!!」
阿達くん
「結界術“箱庭”! 重ねて封印術“補足鹵獲”!!」


逢魔学園全体が巨大な結界に覆われた。“箱庭”、阿達が得意とする結界術の一つで、『特定の敷地内全域に結界を展開させる』ことができるというもので、本来なら皇都大学魔導学部“補術学科”の2年次辺りから習うという途轍もないシロモノな魔法であり、これを中1で扱うというのは余程の才覚の持ち主ということなのだ。
更に“補足鹵獲”。これも皇都大学魔導学部“補術学科”の2年次辺りから習うシロモノで、特定の人物のみを結界内部に閉じ込めることが可能で他の者は難無く結界を出入可能という中々チートじみた魔法である。
さあ次は俺の妖術の出番だ…。


夜路
「次は俺の番だな。 妖術“冬眠の魔香”!」


“冬眠の魔香”、俺が得意とする妖術の一つ。ウチに伝わる秘伝の製法で作った香水に魔力を込めて霧散させ、これをターゲットに吸わせてそいつを冬眠状態にすることができる。本来はさっき言った“秘伝の香水”だけで十分だが、俺の場合、一応「修行中」なので術は完璧ではない。よってターゲットの魔力を圧縮したオイルも使う必要がある。なのでキャサリン先生にあのアロマオイル的なのを作ってもらったのだ。さあ後は…


1分後、


日向
「ターゲットが一人になりました。繰り返す、現在教室にはターゲット一人のみ。(テレパシーで(ry )」
夜路
「了ー解、っと。(テレパシーで(ry )」


2分後、


日向
「ターゲットが眠りに落ちました。(テレパシー(ry )」
夜路
「了解。お疲れ、日向。後は俺達に任せな!」
日向
「あ、はい、お疲れ様です、夜路殿
#9825;(テレパシー(ry )」
夜路
「阿達、いくぞ。」
阿達くん
「押忍、パイセン!!」


…………


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〜お仕置き、本番直前[其の弐]の譚〜
???
「はい、後はこうして…はい完成!」
三浪
「しかし兄貴凄いな〜」
吉田
「いやホントもホント。あの中性的でイケカワイイ夜路が…」
小野
「ガッッッッツリ化けたな(・・;)」
???
「そりゃそうヨ〜、だってボクのメイク術にかかればどんな男もどんな女もありとあらゆる姿に化けるわヨ
#12336;
#12336;
#9825;
#9825;
#9825;」


彼は三浪 尚樹(みなみ なおき)。三浪の従兄弟で、メイクアップアーティストとして活動している。化粧、特殊メイクと、彼はどんな依頼…という名のメイクもバッチリこなしてしまう。ちなみに彼はオネエでもある。


尚樹兄
「しかし京介から『依頼』されたときはもうビックリ、というかもうまさに“ダブルショック!!”だったわ〜、だって依頼の内容が“マ〇リ様よろしくなメイク”だったんですもの〜!! し〜か〜も〜夜路くんにやってほしいってんだから更なる衝撃だった
#9825;」
三浪
「まあ依頼した俺が言うのもなんだけど…夜路にデザイン案渡されたときはもうマジでビックリだったわ〜。」
夜路
「ハハハ…( ´∀` )」


……………


小野
「夜路、そろそろ」
夜路
「おう、んじゃ!」
吉田
amp;小野
amp;三浪
amp;尚樹兄
「「「「夜路、ガンバッッ!!!」」」」
夜路
「イってくるッッ!!!」


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〜お仕置き、本番直前[其の参]の譚〜
阿達くん
「皆さん、お集まりいただきありがとうございます!」
(体育館に拍手が鳴り響く…!!)
阿達くん
「皆さんはある共通点があります。それは何でしょうか?」

生徒A
「猫崎、アイツに痴漢された!」
生徒B    
「俺も!!」
生徒C
「俺も!!」
教師A
「俺もやられた!!」
教師B
「俺もやられたし! 絶対絶対絶対絶対許ルルルルルルルルルルルルルルルルサンンンンンンンンンンンンッッ!!!」
(皆口々に自分がやられたことをぶちまけだした)

阿達くん
「ですよね〜、さあ! 今回のメインイベンターに登場していただきましょう!!! どうぞ〜!!!」
(布がフワッと飛んでいく)

全員
「「「「「おおォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッ!!!」」」」」


そこには台に手足を鎖
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