中編:小野耀太 〜おっさん顔DKと男の娘サキュバス〜

俺は小野 耀太(おの ようた)。いわゆる“おっさん顔”……だが俺はこれでもれっきとした高校生だ。顔が顔なだけで。
これはそんな俺と幼馴染みが結ばれる話だ。







俺は現在逢魔学園高等部2年生。今日はお盆休みで1週間程の帰省だ。ゴールデンウィークぶりに帰省………と言いたかったが、今年は色々と忙しかった。なので去年の冬休み以来の帰省となる。
地元で小学校を卒業し逢魔学園中等部に進学、それ以来毎年ゴールデンウィーク、夏休みのお盆休み、冬休みに帰省している。アイツは元気にしてるだろうか…。既に話したように今年はゴールデンウィークに帰省できなかった……その分一層アイツに会うのが楽しみだ。



「ただいま。」
ばあちゃん
「ああ耀太、お帰り。久しぶりだねえ。」
じいちゃん
「おおっ耀太ァ!!久しぶりじゃねえか!」

「じいちゃんばあちゃんも久しぶり!」
親父
amp;おふくろ
「「ただいま!」」


俺の母方のじいちゃんばあちゃん。父方のじいちゃんばあちゃんとはじいちゃん同士飲んで遊んで、ばあちゃん同士は従姉妹ということもあって俺の両親も自然と幼馴染み、そして付き合い結婚、俺が生まれたということだ。
お、誰か来たようだ。 ……あの車、懐かしいな。


???
「こんにちは〜……あっ耀太!久しぶり〜!!」

「ユキ!」


彼は菱川 雪緒(ひしかわ ゆきお)、俺の幼馴染みだ。顔立ち、華奢な体格、そして声色とパッと見たら女の子に見えるが、雪緒はこれでもれっきとした男……いわゆる“男の娘”というヤツだ。
家族以外で初めて俺の顔を受け入れてくれたヤツで、俺にとって最高のダチと言える。俺は元々同い年の連中と比べても年上に見える顔立ちだった(特に小5〜6辺りにはいわゆる“アラサー”な顔立ちだった)。要するに顔のことでいじめられてたということだ(ほとんど男子から)。まあ雪緒と俺自身、そして家族のお陰でいじめはなくなった。そのこともあり、俺と雪緒はお互い“耀太”、“ユキ”と呼び合う仲となった。と思いきや今度は「俺とユキ、いっそのことくっ付いちゃえよ!」と思うヤツ(特に男子)が続出したとな。
ちなみにいじめの原因は顔立ち故の女子ウケに対する(まあ要するに)「リア充爆発しろ!」的な、一言で言うと嫉妬なんだと、まあ実に下らねえ理由だったとよ。ああマジ下らねー。

ユキの姉さん
「おうおう耀太〜、おめえ相変わらず渋☆イイ☆ツラしてんな〜」
ユキの弟
「耀太兄ちゃん久しぶり〜!!」
ユキの妹
「耀太お兄ちゃん……その、お久しぶりです…」

「ああ、みんなも、久しぶり。」
ユキ
「ねえ耀太!早速やろ、双六!!」

「いいね!よしやろう!」
親父
「父さんも加わるぞ〜!」
おふくろ
「じゃあ私も!」


ということで、みんなで双六大会を始めた。俺、両親、両親それぞれの祖父母、ユキ、ユキの兄弟姉妹3人、ユキの両親と大所帯でやったのでそれはまあ時間かかった。その分、久しぶりにとても楽しかった。今度の冬休みには夜路達も連れていきたい。


ユキ
「くぅ〜っ、久しぶりに耀太と遊んで、凄く楽しかった
#12336;!!」
ユキの弟
「耀太兄ちゃん強ーい!」
ユキの妹
「耀太お兄ちゃん、強〜い!…そしてカッコいい。」

「はははっ」
ユキ
「そうだ耀太!今度夜路くん達も連れてきて!またみんなで遊びた〜い!!」

「そうだな…今度の冬休みに、な。」
ユキ
「やった〜!!」
ユキの姉さん
「しッかし耀太〜おめえ強えな〜(からかいつつ絡む)!」

「ちょ………(゜∀゜;)」
ユキ
「も〜、お姉ちゃん////!」
ユキの姉さん
「イイじゃんよユキィ〜。どーせ減るモンじゃねーし
#9825;」
ユキ
「そーゆー話じゃなーい////!!」


ユキの姉さん、良くも悪くも馴れ馴れしい性格の人だ(あとたまにチャラくなる)。ユキの弟はとても人懐こい性格だ。そしてユキの妹は恥ずかしがり。そんなユキの妹をフォローしてるのがユキ本人やユキの弟、そしてユキの姉さん。まあユキの姉さんはユキ達をからかう事が多いようだが。とてもイイ兄弟姉妹だと思う。俺は一人っ子なので時々うらやましいと思う。

……………


ユキ
「ふあ〜、これこれ!耀太と一緒に入るお風呂!もう最高〜!!」

「相変わらずだな、ユキ。」
ユキ
「だって最高だもん〜!」
「でも…」

「?」


そこから先は聞き取れなかった。そういえばユキ、元々女の子っぽさはあったが前にも増してそんな感じになったような……気のせいか?

…………………


ユキ
「ねえ耀太。」

「なんだ、ユキ?」
ユキ
「その…」

「どうした?」
ユキ
「やっぱり、気づいてたでしょ?」

「何に?」


…と、おもむろにユキは服を脱ぎ始
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