ごきげんよう、逢河 潤之介(あいかわ じゅんのすけ)です。逢魔学園中等部1年生、剣道部所属です。僕にはある悩みがあります。
それは………
???
「お兄ちゃ〜ん!(ハグする)」
僕
「うわっ香音!」
???
「遊んで〜!」
僕
「香音は宿題終わったの?」
???
「うん! お兄ちゃんは?」
僕
「もう少しで終わるよ。終わったら遊んであげるから…だから待ってて!」
???
「うん!!」
僕
「ふう…えっとこれはこうで…」
彼女は逢河 香音(あいかわ かのん)、僕の妹で小学4年生。
部活に入ってはいないが所謂『文武両道』、でもウチでは家族、特に僕に…あと薊ちゃんにもべったりな甘えんぼ妹なのだ……最近はそれにちょっと困っている。
あ、一応語弊が無いように言っておくと、僕にべったりなのは嫌じゃないのですが……けど、うん、僕も一応思春期なのでその…頭では分かってても否応なしに体が反応してしまうと言いますか…(;´・ω・)
薊ちゃん
「なるほど、香音ちゃんがべったりなのに悩んでるのね。」
僕
「うん…」
夏菜子ちゃん
「潤くん的には嬉しいんじゃないの? なに悩んでんのさ?」
僕
「だってその…僕だって、その、思春期だし…」
薊ちゃん
amp;夏菜子ちゃん
「「あ
#12336;
#12336;、なるほどね
#12336;
#12336;
#12336;…」」
僕
「うん。」
小鳥遊先生
「だったら、その妹ちゃんの甘えんぼにガッツリ付き合ってあげればいいじゃない
#9825;」
僕
「うお小鳥遊先生!!」
薊ちゃん
「びっくりした
#12336;…」
夏菜子ちゃん
「なんで気配消してんすか!?」
小鳥遊先生
「えっと、そんなつもりじゃなかったんだけど(^_^;」
僕
「だって薊ちゃんに夏菜子ちゃんに小鳥遊先生とまで、その、ヤりまくった手前、その……なぜか意識してしまうというか…」
「ああァァァァーーーーもう僕ったらどうかしてるゥゥゥーーーーーーーーーーーー!!!」
小鳥遊先生
「あら
#12336;これは…(^_^;」
薊ちゃん
amp;夏菜子ちゃん
「「重症だね
#12336;
#12336;(;´・ω・);´・ω・)」」
薊ちゃん、夏菜子ちゃんに相談するも、僕が優柔不断なせいで(?)うまくいかなかった……僕、どうかしてるんだろうか…(;´・ω・)
僕
「ただいま〜…」
???
「おかえり、潤之介…どうしたんだ、元気ないぞ?」
僕
「ただいま、じいちゃん。ちょっとね。」
じいちゃん
「なんか悩み事か? それともいじめとか…」
僕
「いじめじゃない。ただちょっと…相談し辛い悩みっていうか…」
じいちゃん
「そうか、無理にじゃなくても大丈夫だぞ。」
僕
「ありがとう。」
(自室にて…)
はあ、僕、変なのかな
#12336;
#12336;
#12336;…
そりゃ香音はすごくかわいいし、優しいし、あと(オーラ的な意味で)天使だし………はあ、こんなこと、じいちゃんどころかばあちゃんにも両親にも相談できないし……かと言って氷堂先輩とか斬鬼先輩に相談出来るかって言ったらそれも恥ずかしくて相談できないし……どうしよ…
香音
「…ちゃん……お兄ちゃん!」
僕
「はっ! 香音…僕…」
香音
「夕ご飯出来たからお兄ちゃん呼んできてってお母さんに言われたの。」
僕
「ありがとう…」
結局一人で悩んで答えは出ず。どうしよう…
氷堂先輩
「はっ!」
僕
「やあ!」
氷堂先輩
「ふっ!」
僕
「ああっ!」
氷堂先輩
「逢河! 大丈夫か!?」
僕
「だ、大丈夫です…」
監督
「大丈夫か逢河!?」
氷堂先輩
「大丈夫です! それに逢河、調子悪そうなんで保健室連れていきます!」
監督
「そっか! 頼んだぞ氷堂!」
氷堂先輩
「うっす! 逢河、立てるか?」
僕
「はい…」
(保健室にて…)
氷堂先輩
「逢河。」
僕
「はい。」
氷堂先輩
「なんか最近、落ち込んでるみたいな感じだけど…」
僕
「はい……」
はあ、氷堂先輩の手を煩わせてしまって…もうこうなったら思い切って相談しよ………
僕
「先輩。」
氷堂先輩
「どした?」
僕
「実は…」
(事情説明中……)
氷堂先輩
「なるほどな…」
僕
「このタイミングで相談するのもあれですし、内容も内容ですし……ホントにごめんなさい…。」
氷堂先輩
「いいっていいって! 実は俺も逢河に言うべきか悩んでたことがあんだよ。」
僕
「え!?」
氷堂先輩
「ほら、最近お前んちに招待されたことあったろ?」
僕
「あ、はい! 確かに!」
氷堂先輩
「実はそん時、香音ちゃんに相談されたことがあってよぉ…」
僕
「え゛!?」
氷堂先輩
「実はよぉ…『最近、お兄ちゃんと二人になると胸が熱くなる』って
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