第7話:悩める吸血姫

〜吉良 マリア、悩むの譚〜
ごきげんよう、皆さん。私は吉良 マリア。逢魔学園高等部2年、逢魔学園生徒会長…これが現在の私の、言わば肩書というモノです。
私には現在、悩み事があります。それは……



「フフッ、そうですね。」
???
「うむ。」


彼女は斬鬼 景華さん。同学年で逢魔学園風紀委員長。私が気兼ねなく話せる友人の一人。でも私の悩み事は彼女のことではありません。私にはもう一人気兼ねなく話せる友人がいますが、その方のことなんです、私の悩み事は…


???
「よう景華、マリアさん。何の話?」
景華さん
「ああ夜路。昨日お主の家でみんなで見たウサ〇ッチの話をだな。」

「!!!?」
夜路さん
「あはは…で、どうだった?」
景華
「相も変わらずの面白さよ、初めて見た日には…正に“抱腹絶倒”とはこのこと也。だったな…。」
夜路さん
「マリアさん? 大丈夫?」

「ふえッ!!?」
景華さん
「マリア殿? 顔が赤いぞ?」

「ええええええと、その、あの……」


氷堂 夜路さん。風紀委員会副委員長、本当は優しい人で中性的な顔立ちがかっこかわいい方…なんですが、彼こそ私の悩み事なんです。
数日前のあの“お仕置き”…あの時コスプレして、嬉々として“お仕置き”する夜路さんのあのお姿………あれに興奮して(?)私の中の何かの糸切れた、気がしたんです。
気付いたら私はオ〇ニーに及んでいたんです。全くもってお恥ずかしい所をお見せしてしまったんです…。ホントに恥ずかしいです…もうホントに穴があったら入りたい、いいえ“引き籠りたい”、そういう気分です(´///ω///`)



「その、ご、ご」
景華さん
amp;夜路さん
「「???」」

「ごめんなさァァァァァァァァァァァァァいッッ!!!」
(走り出す!)


(景華
amp;夜路視点↓)
夜路さん
「なんだ、マリアさん? どうしたんだいきなり?」
「そういえば…」
景華さん
「うん?」
夜路さん
「あの“お仕置き”の翌日辺りから様子がおかしいっつーか…」
「いや、あの後景華からマリアさんのこと聞いたからなア……はアア、なんか、申し訳ないことをしたというか…」
景華さん
「まあすぐにでも、一言…かな。」
夜路さん
「はは、だな(;‘∀‘)」
「(つーか話しかけようとしてもすぐ逃げちゃうし…昨日もそうだったし…)」





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〜吉良 マリア、相談するの譚〜
(マリアさん視点↓)
教室にて…



「(ああァァァァーーーーーーーッッ!! バカバカバカバカバカァァァァァァァァ私のバカァァァァ……私、また逃げちゃった…ちゃんと相談しないといけないのにィィィィィ…はあア
#12336;
#12336;、このままじゃダメなのに…嫌われちゃったかもって考えたら、なんか夜路さんと顔合わせられないよぉ…嫌われてないといいんだけど…というか今の私を夜路さんはどう思っているんだろう……)」


………




そして自宅にて…



「(ああ、夜路さん…あの時の、“お仕置き”の時の夜路さんを思い出したら……ああ、ダメなのに…ダメなのに…)」


気付いたら私はまたオ〇ニーに及んでしまいました…。
ここ数日、家で両親や姉様に隠れてしています。でもその度に夜路さんにヤってほしいと思うようになっているんです。イケないのは分かっています。だって夜路さんは景華さんとお付き合いしているから…私ってばイケないコです。それでもそう思ってしまうんです…



「はああ…あッ夜路さん…ああ夜路さアん…はッんんッああッダメッなのにッ、ああッ……夜路さアアん…
#9825; んッああッああ〜ッッ
#9825;
#9825;」
「………はあ、はあ、はあ、はあ…また、やっちゃったなア…私ったらどうかしてるなあ、ホントに…。」
「(……あれこれ考えても悩んでても仕方ないし…あ、そうだ、うん、こうなったら…)」


私は電話をかけることにしました…


(場所は変わって斬鬼邸…)
(電話が鳴る。)
景華さん
「ん? なんだ、誰だろう?」
(電話を取る)
景華さん
「はい…」

『か、景華さん?』
景華さん
「マリア殿? 珍しいではないか、其方から電話してくるとは。」


『ええ、実は、その…そ、相談したいことがあって…』
景華さん
「ふむ、して如何なる相談であるか?」

『その…あの“お仕置き”以来夜路さんと会うと、あ、あの時オ〇ニーに及んだ私を思い出して…それで夜路さんの顔を、そ、その、ま、ま、ま、ま、まともに見れなくなっているんです…(´///ω///`)。』
景華さん
「…( ゚Д゚) な、なるほど( ゚Д゚)。」

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