ITEM＃:010
CODENAME:ゴーレム女(仮)
RISKCLASS:低
取り扱い方:＃010は一般的な牢屋に閉じ込め
日替わりで二人以上の健康かつ休息と食事を充分に摂った
服装と身嗜みが整った看守によって見張られなければなりません
看守は＃010と必要以上の会話を行ってはいけませんが
完全に無視する事は推奨されません
概要:＃010は第一次異界侵攻の際に手に入れた戦利品の一つです
少女の外見をした土と岩で構成された象に見えますが実態はゴーレムです
一般的なゴーレムよりも遙かに小型で
繊細な動作、高度な自我、高い知性と低燃費を実現しています
＃010と同程度のゴーレムを作るには
今の王国の魔術技術では不可能とされています
＃010の動力源は人間の[削除済み]です
＃010は補給を行わずとも現状なら100年は可動出来ると主張しています
また嗜好品として菓子類を摂取する事を好みます
＃010は自身をゴーレム女(仮)と言う名称であると主張し正式な名前を要求しています
しかし気に入らないと聞き流すようです
また＃010は350種の機能を自身は持っていると主張しています
＃010は以下の機能を特に何度も強調して持っていると主張しています
・ゴーレム調理術(テスト済み、特に菓子類の調理を好むようです
調理の腕前は宮廷料理人が悪くは無いと評価しますが
＃010は失敗したと自己申告し調理した品物は処理の為に自分で食べます)
・ゴーレムダンス(テスト済み、王国既存のダンスとはかなり異なりとてもアグレッシブです
またゴーレムダンスの単語を聞くだけでデモンストレーションと称し
最低30分はこちらを完全に無視し踊り続けます)
・ゴーレム歌唱(テスト済み、曲のレパートリーは500曲存在し
更に楽器の演奏まで歌う事が可能です
しかし理解不能の言語、あるいは歌詞、未知の楽器による演奏が大半を占めています
また上記のゴーレムダンスと複合して行う事も可能です)
・ゴーレム記憶術(テスト済み、ランダムな十万の数字の羅列を瞬時に記憶する事が可能です)
・ゴーレムドヤ顔(テスト済み、非常に腹の立つ顔をしています
唯の表情の変化かと思われましたが魔力測定の結果
視覚した相手の怒りを誘発する魔法の様です)
・ゴーレムマッサージ(テスト済み、被験者はとても気分が良いと表現しましたが
後述のゴーレム[削除済み]に移行しようとした為、テストは強制終了されました)
・ゴーレム[削除済み](テスト厳禁
事案＃010-a以降は自発的に行おうとする事は無くなりました)
こんな可愛い娘なら良いかもと思ったけど内容が
『無表情24時間連続[削除済み]』とか
『奇声上げながら逆立ち[削除済み]』とか
『私の腕がぶっ壊れるまで[削除済み]』とか
絶対トラウマになる物ばっかりじゃん
勝手にヤるのは良いけどさ俺一応コイツの管理責任者だから
ヤってる最中の行為を見る義務が有るんだよ
俺はぜぇってぇヤダからな!!-王室専属魔術会第二室長レフ
＃010は入手当初全く動かない事から唯の象と思われましたが
収容後暫く経ってから突然動き出しました
巡回の警備員が発見し身柄を拘束する際には何の抵抗も行いませんでした
以下は拘束直後のインタビュー記録です
インタビュー記録＃010-1
インタビュアー:カウス学士
＃010:始めまして私はゴーレム女(仮)正式名称は付けて貰えず
名前を付けて頂けませんでしょうか
カウス学士:では＃010と名付けましょう
＃010:そうですか聞き流します
カウス学士:は?
＃010:始めまして私はゴーレム女(仮)正式名称は付けて貰えず
名前を付けて頂けませんでしょうか
カウス学士:・・・＃
＃010:聞き流します始めまして私はゴーレム女(仮)
正式名称は付けて貰えず名前を付けて頂けませんでしょうか
カウス学士:・・・・・・・
＃010:そうですか付けて貰えないのですか残念です
カウス学士:・・・貴方は具体的には何ですか
＃010:はい私は超高性能なゴーレムです
私には350種の機能が備え付けられています
カウス学士:人サイズのゴーレムとは・・・純粋に驚きですね
＃010:驚きです、おどろきです、です、ダンス
ゴーレムダンス機能の実施ですね命令承認しました
カウス学士:え?いや結構ですが・・・
＃010はこちらの質問全てを無視し2時間に渡りゴーレムダンスを行いました
カウス学士:・・・終わったかい?
＃010:貴方がキチンと鑑賞しないので終わるに終われませんでした
謝罪を要求します
カウス学士:・・・ああ、うん、ゴメンね、所で君の製造者は誰ですか?
＃010:言えません
カウス学士:何故?
＃010:私には情報制限プログラムが組み込まれ
製造者の情
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