#173 彫像-Last one

ITEM#:173
CODENAME:彫像-Last one
RISKCLASS:中

取り扱い方:#173は極めて貴重な品なので
魔術で対物理加工された窓が無い照明が付いた石造りの部屋に
監視として常に10人以上の騎士に監視されなくてはなりません
監視している騎士は最低でも2人は#173を瞬きせずに監視しなければなりません

概要:#173は第一次異界侵攻の際に手に入れた戦利品の一つです
外見は角と蝙蝠の羽が生えた鎖で台座に固定された少女の彫像です
他にも体系やポーズや年齢が違う女性の象が162体存在しましたが全て保管庫から盗難されています
#173に限らず無くなった162体全ての彫像は非常に高い魔力を含む石で
出来ており魔術的な利用に期待されていました
これによって生じた損害は[編集済み]Gです
その後の調査で彫像の行方は全く分かっておりません
警備を担当していた兵は全て処分されました
何故#173だけが残っていたのかと言う理由ですが
第一次異界侵攻部隊によると元々彫像全てが台座に鎖で固定されていたが
彫像の体格が大きいので運ぶのに困難だったので
全て鎖を破壊し彫像部位のみを運び#173は体格が小さく台座と鎖毎運んだ
つまり台座が有ったので重そうだという理由で盗まれなかった推測されます

洒落や冗談じゃなくこれが無くなったら監視チームの騎士全員縊り殺してやる
これにLast oneと言うコードを付けた意味を考えろ
こんな物二度と手に入らない
それほど貴重な物を扱っていると言う自覚を持て-王室専属魔術会第四室長アイク

補遺
王国■■■年■■月■■日
照明が消えるトラブルが発生し監視していた騎士17名が
備品の整備不足を理由に処分されました
この事件を踏まえて監視の騎士を15人に増やし
光を照らす魔法使いを常に3名以上配置する事になりました

目を離すなって言っただろうが!!-王室専属魔術会第四室長アイク




























以下セキュリティクリアランス4以上のみ閲覧可

ITEM#:173
CODENAME:彫像-Last one
RISKCLASS:高

取り扱い方:#173は極めて貴重な品だと
思い込んでいる10人以上の人間に監視されなくてはなりません
監視している者は最低でも2人は#173を瞬きせずに監視しなければなりません

概要:#173は彫像の振りをしている石で出来た生物です
第一次異界侵攻の際に捕らえた162体の彫像も同じ生態の生物で
保管庫から逃走し警備担当の兵のほぼ全てを拉致しました
#173のみが存在する理由は#173が台座に鎖で固定されていたからです
162体の彫像が生物だと分かった原因は僅かに残っていた警備担当の兵士の証言でした
彫像の研究主任を担っていたアイク室長は直ぐに魔術で警備担当の兵士の記憶を探り
証言が真実で有ると確かめた後に残っていた#173を調査した後にコンタクトを試みましたが
呼びかけに#173が反応せずに数時間が経過、既に夜間に入ったので
呼びかけを中止して全ての職員が#173から目を離した時に
#173が言葉を発しました、以下はその写しです



#173音声記録-1
■■研究員:アイク室長、これ以上は・・・
アイク室長:・・・まぁ良い、明日再び作業をする、監視を残して後は撤収

アイク室長が部屋から出ようとする

#173:外してくれよ
アイク室長:・・・誰の声だ?
#173:鎖外してくれよ

アイク室長振り返る、#173のポーズが変わっている

アイク室長:お前か?・・・つーかポーズ変わってるしお前だよな?

#173沈黙

アイク室長:・・・全員彫像から目を逸らせ

アイク室長の指示で#173から全ての職員が目を逸らす

#173:助かるよ、鎖外してくれると更に助かるんだが・・・
アイク室長:お前は何だ?
#173:[削除済み](#173の個人、或いは種族名?)だよ
兎も角鎖外してくれまともに動けない
アイク室長:鎖を外したら如何なる?
#173:自由になる、他の連中みたいに自由になりたいんだよ、私は
アイク室長:それには応えられそうに無いな
#173:そう、残念だ

これ以降#173は一切の発言をせず、またこちらに一切の反応をしなかった

記録終了



この事件後、他室長にこの事を話したアイク室長は何度もコンタクトを試みたも失敗し
他室長がコンタクトを試み、会話に成功しましたが
#173は一貫して自身の鎖を外す事を要求しました
キーパー第五室長が生物なら消耗するだろうと放っておいて餓死させる事を提案しました
しかしその後の調査で#173に含まれる魔力量が収容当時の■■倍になっていると言う事が発覚しました
この事についての記録は以下の通
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