この日のあなたは珍しくカウンター席ではなくボックス席で飲んでいた。
なぜなら
カウンター席に先客が座っていて・・・
「もー、なんで逃げたのよー」
カウンター席で泣きわめくグール。どうやら失恋してしまったらしい。
魔物娘でも男に逃げられることがあるんだと心の中で思うあなた
悪酔いし収拾がつかなくなっている。
店内にいる者は絡まれないように距離をとっている。
あなたも被害に遭わないためボックス席で飲んでいた。
「私のどこがいけないのよー」
今の彼女を見てどこがいけないか店内にいる全員がなんとなくわかった。
が、それを彼女に指摘する勇気を持つ者はこの場にはいない
「店員さーん、おかわりちょうだーい」
この日の店番はマミー数人。
初めは彼女の失恋話に付き合っていた彼らだが酔いがまわり同じことを何度も言い始めたあたりで絡まれぬよう距離をとっている。
「お客さん飲みすぎですよ」
「うるさい、いくら飲もうがあたしの自由でしょ」
興奮して席を立ち上がりマミーに絡むグール。
「だいたいね、あんたに私の気持ちがわかるかっての」
「・・・・・。」
黙り込んでしまうマミー
「お客さん、落ち着いて。座りましょう、ね」
見かねたもう1人のマミーが間に入る。
「うるさいわね、立とうが座ろうがあたしの自由でしょ」
「飲み過ぎはよくないですよ」
なだめるマミーたち
「なんでよ売り上げに貢献してるんだからむしろ感謝しなさいよ」
いよいよ面倒臭くなってくる。
たぶん店番がアヌビスだったら上手に彼女を落ち着かせることができただろうがマミーたちはそこまで器用ではない。
あなたは絡まれる前に店を出ようと会計を申し出るタイミングを見測る。
「お客さん、他のお客さんにも迷惑がかかるので」
「はあ、客なんてどこにるのよ?」
彼女は店内を見回す。
その視線の先にあなたがいた。
彼女と目と目が合う。
「・・・・いた」
全身に悪寒が走り戦慄するあなた。本能がヤバい逃げろと警告している。
彼女の目が獲物を狙う獣のそれに変わる。
「いたあ」
にやりと笑うと彼女はあなたの方に歩きだす。
酔っているため足取りが頼りない。
「みいつけた、いい男」
ふらふらとあなたに近づくグール
店の隅にあるボックス席のため逃げ場がないあなた。
「お客さん。ダメです。」
「そうですよ」
先ほどのマミー2人が止めに入る
「ちょっと離しなさいよ」
抵抗するグール
「ダメです」
「あたしの一生がかかってるのよ」
「それでもダメです」
マミーにつかみかかるグール
「お客さん、逃げてください」
もう1人のマミーがあなたに促す。
そういわれても逃げる先にもみ合う彼女たちがいるため逃げたくても逃げられない。
「しつこいわね、もう」
グールがマミーの包帯を掴み引っ張る
「きゃあっ」
「やめてください」
どんどん包帯が解けていく。もう1人のマミーが止めようとするが力が強く一人では止めきれない
「良いではないか良いではないか〜」
「だからやめてください」
時代劇の悪代官よろしくぐるぐると包帯を解いていくグール。ついに完全に包帯がほどかれて全裸状態に
止めに入っているもう1人も半分ほどほどかれていて危ない。
「どうだ、まいったかぁ」
グールは酔いとつかみ合いによる体力の消耗で倒れてしまった。
包帯が取れかかりながら必死で止めたマミーは大人しくなった彼女を店の外に連れ出す。
あなたは倒れていたマミーのかけ寄る。
「大丈夫ですか」
「はい、だいじょう・・・ぶじゃないですね、包帯が・・・」
あなたは改めて今の彼女の状態に気付く。彼女は全裸なのだ。
「えっと、・・・・包帯巻きましょうか?」
「・・・はい」
彼女の体に包帯を巻くのを手伝うあなた。当然彼女の裸を見ることになる。加えてマミーの体は敏感でわずかでも触れるとそのたびにあえぎ声をだす。お陰で巻き終わった時にはあなたの理性は崩壊寸前、局部も爆発寸前に。
「ありがとうございました」
「どういたしまして」
「それからご迷惑をお掛けして申し訳ありません。」
「戻りましたー」
グールを連れ出したもう一人のマミーが戻ってきた。
「今日は本当に申し訳ありません。何とお詫びしたらいいのやら」
再びあなたに謝るマミー2人。
「いえいえ、それよりお会計を」
あなたとしては理性が吹っ飛びそうなので早く店を出たい。
「いやそういうわけには・・・・」
「私たちとしてはお礼がしたいのです」
「お詫びもしたいのです」
マミー2人はそう言ってひかない。考えるマミーたち、しばしの沈黙。
ふとあなたはマミーたちの視線がある一点に集まっていることに気づく。
そこはいまだに興奮しているあなたの局部。
まずい。あわてるあなた
「お礼もお詫びも今日はいいですよ、また今度と
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