俺は堂元光。通信高校に通う高二高校生だ
光「よし、課題も終わったし帰るか」
来年に出す課題も終わり、コンビニに飯でも買いに行こうと立ち上がり財布を持つと床が光り始めた
光「なんだこれは…」
前にニュースでやっていた魔物娘たちに拉致される事件、あれとよく似ているが光の色が違う…
光「魔物娘のパターンなら、紫色の光のはずだが…まあ転送先に着けば分かるか。」
淡い黄緑色に光る魔方陣から出られなくなっていたので考えて待つ…
光「上着着ておけば良かったな…」
部屋着なので転送先も冬なら不味いなと思っていると光が激しくなり飛ばされる感覚が始まる。恐らく転送され始めたのだろう。
光「…終わったか。さてここはどこなんだ…?」
光が収まると、暖かな風が吹き、花や緑の匂いが鼻に入ってくる
???『あ、妖精の国にいらっしゃい♪』
光「君は確か妖精、か?」
???『うん♪』
前に魔物や妖精、天使たちの図鑑を見たときにあるフェアリーと見た目で当てはまるところが多いが…
光「俺は堂元光、君は…?」
???『私はティナだよ♪』
光「ティナ、か。了解だ」
彼女に促されて着いていくと、淡い色合いの城があった
光「俺を呼び出した相手が、ここに居るわけか」
ティナ『うん♪』
光「なら、俺を呼び出した理由とかもそこで聞けるか。」
そのままさらに着いていくと、大部屋に通された
???『よく来てくれましたね』
そこには淡い金髪で眼鏡をかけステンドグラスのような翅を持ったやや背の高い美女がいた
光「いや、貴女方が呼んだのでは…」
???『いえ、暴れたりしなかったということです』
光「暴れたところで意味があるならしても良いが意味無さそうだから」
???『なるほど、私はマリナと言います』
光「俺は堂元光。マリナさんよ、何故俺を呼び出したんだ?」
マリナ『我が国は、今未曾有の危機に瀕しています』
光「未曾有の危機?なら俺みたいなのより能力の高い奴を呼ぶべきでは…」
マリナ『私たちの国の危機は、男が居ないことなのです』
光「確かにそれはそのままだと確実に滅ぶな…」
マリナ『はい、なので貴方が呼ばれました』
光「何か理由が?」
マリナ『私達妖精の一族の相性が良い精を持つ殿方を貴方の居る世界から呼び寄せたのです』
光「なるほど、俺は貴女方の眼鏡に叶ったと」
マリナ『そう言うことになります♪』
光「なるほど、とりあえず一つ目の疑問は解けた」
マリナ『??』
光「いや、妖精の一族って女王以外は片手で持てる人形サイズなイメージがあったんだが…」
最初に出会ったティナと言い、この国に居る妖精はみんなマリナを除き130から140cmほどの身長をしている、そして…
光「共通点がもうひとつ」
マリナ『はい、彼女たちは妖精の一族としては規格外のおっぱいを持っています、
それなら新しい国を作ってみようかと思ったんですが殿方がなかなか来なくて…』
光「そこら辺考えてからやるべきだろ…」
マリナ『なので、貴方を呼んだわけです』
光「なるほど…」
彼女たちをみるが、確かに小さくても大玉スイカぐらい、大きいと小型のバランスボールサイズはある。確かに彼女達の体格としては規格外だ
光「魔力で浮かせてないとつらそう」
マリナ『ふふ…♪』
そして彼女に至っては大型のバランスボールを二つ着けているかのごとくだ
光「とりあえず謎は解けた」
マリナ『では』
光「??」
マリナ『私たちから、一つお願いしたいことがあります』
光「…内容は?」
マリナ『取り合いにならないように、貴方を呼ぶ前に話し合って、決めたことですが』
光「…」
マリナ『私たちの、旦那様になってほしいのです』
光「…」
まあ、目的からしたらそうなるだろうなとは思う
光「まあ、ここに来る前の状況より圧倒的に未来が明るいし断る理由ないな」
マリナ『…?』
光「俺のいたところ不景気で学校卒業しても働けるか怪しかったから」
マリナ『まぁ…♪それはそれは…♪』
光「そう言うことになる」
マリナ『では、早速歓迎会を始めましょうか…♪』
光「…」
本格的にちゃんとした服着てきたら良かった…と思う
光「これは…」
少ししてたくさんの果物やパン、肉類やサラダなどいろいろなご馳走が出てきた
光「腹減って買い出し行こうとしてたの忘れてた…」
腹の音がなったのを俺はそう言って苦笑いする
マリナ『ふふ♪召し上がれ♪』
光「いただきます」
彼女達の地元でとれる食材は新鮮なのも相まってとても美味だ
光「どれもこれも、うまい…!!」
ティナ『これ、私が作ったんだよ♪』
彼女の作ったグラタンを食べる
光「なるほど…
[3]
次へ
ページ移動[1
2 3 4 5 6..
8]
[7]
TOP[0]
投票 [*]
感想