どうしたものか…と思っていると…
結真「お」
スマホに電話がかかってきた
ローズ『その曲って…』
結真「お、知ってるか」
そのまま電話に出る、うちの親からだった…内容をとりあえず曖昧にだけ話して電話を切る
ローズ『十年以上昔の曲よね』
電話が終わり戻ると彼女は切り出す
結真「時が経とうと好きなものは好きだし新しくても合わんやつは合わんだろ?」
ローズ『そうね、その点は同意見よ。ところで…』
結真「???」
ローズ『その曲をどうやって着信音にしたの?』
結真「誰が開発したかわからんが、アプリで着信音に変換したりできるソフトがあったんだ。」
ローズ『そのアプリ、教えてくれる?』
結真「はいよ」
アプリの名前を教えて彼女は早速ダウンロードしている…
結真「…」
そのまま俺は見守る
ローズ『なるほど…確かにこれなら』
結真「加工してくれるんだよ」
ローズ「なかなか掘り出し物ね』
結真『後は好きな曲を加工していけば良い」
ローズ『なるほど…』
彼女は部屋に向かう、加工を始めるらしい
結真「…」
楽しんでくれるなら良いが…
結真「そうだ」
久しぶりに音楽を聞くことにした
結真「〜♪」
それからしばらくして、ローズが部屋に来た
ローズ『今良いかしら?』
結真「ん?どうした?」
ローズ『この曲を知ってるかしら?』
結真「これは…」
電話がかかってきたときの曲の着メロにしていた曲の対になる曲だ
結真「知ってる」
ローズ『なら、聞いてみて』
結真「わかった」
流された曲は、良い具合にアレンジを施されていた
結真「音源を変えたのか、良い具合にアレンジが効いてる」
ローズ『ふふ…』
結真「???」
ローズ『知ってると思ってたわ』
彼女は少し笑う
結真「まあな」
ローズ『食事ができたらしいから行きましょう』
結真「了解」
出てきたメニューは、どれもイメージとは少し違う味だが想定以上に美味しかった
結真「少しイメージと違う味だが、本来予想してたものより美味しいな」
ローズ『当然よ、魔界の食材で新鮮なものを選ばせたもの』
結真「はえー、魔界の食材って駄々甘かったりするものばかりと思ってたが良い意味でイメージ壊れた」
ローズ『駄々甘いのは多分不思議の国というところのものよ…』
結真「なるほど…ところで」
ローズ『??』
結真「魔界の食材って人間に害はないのか?」
ローズ『インキュバスに変わるための魔力が体内に蓄積される程度よ、作用としてはね』
結真「なるほど…俺にたいしての下準備でもあるわけか」
ローズ『理解が早くて助かるわ』
結真「まあ、仕事上魔物も相手にして来たからな」
ローズ『どんな仕事だったの?』
結真「最近のやつなら、弁当の工場だな」
ローズ『なるほど…』
結真「魔界の食材は手袋の上からさわってきたりはしたが食ったのは初めてだ」
ローズ「ふむ」
結真「美味しかった」
ローズ『なら良かった』
結真「ごちそうさまでした」
食べ終える、心地良い満腹感が来る
ローズ『こっちよ』
そのままついていく、恐らくだが…
結真「この部屋、もしかして」
ローズ『そうよ』
結真「構造自体は同じか、ならわかりやすい」
ローズ『なら、シャワー浴びてきたら良いわ』
結真「了解」
浴室に向かい、シャワーを浴びる…
結真「なんというか、身体から何かが弾けそうな感じだ…」
とりあえずシャワーを手を抜かずに終える
ローズ『これ、飲むと良いわ』
渡されたボトルに入った飲み物を飲む…
結真「フルーツジュースか?これは」
ローズ『魔界産のね』
結真「甘いことは甘いがくどくないな」
ローズ『気に入ったなら、何よりよ』
そのまま彼女はバスルームに向かっていった
結真「…」
そのまま座って考える
結真「…」
優しいが熱いものが内側から噴き出しそうになっている…
結真「…」
それも、少しして落ち着いていく…
ローズ『頃合いね…♪』
彼女も上がってきたらしい
結真「どうなっているのか…」
ローズ『あと一押しでインキュバスよ…♪』
結真「なるほど…いわゆるトドメは決めたい。と」
ローズ『ふふ…♪』
結真「腹は決まった、いつでも良い」
ローズ『では…♪』
ソファに座っていた俺の首筋に彼女は口を当て、吸い付き牙を突き立てる
結真「!!」
ローズ『んん…♪ん…♪』
脱力感とゆるゆるとした快楽が来る…
結真「っ…!!」
しばらくして、俺の首筋は解放された
結真「!!」
一瞬血液が高温になった感覚があり、すぐに終わった…
結真「なんだこれは…」
ローズ『来たわねぇ…
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