気になること、そして俺になぜこの力が宿ったのかを知りたくなり俺は聞いた
光輝「おい」
魔物『?』
光輝「管理者は、どこだ?」
魔物『???』
光輝「いくつか聞きたいことがある、どこにいる?」
魔物『転送するわ』
光輝「ああ…」
転送された先からは光が伸びている
光輝「…」
そのまま上へ、上へ、上へと向かう…
光輝「!!」
威光と威圧感を感じると…
???「ここまで、来ましたか…進化した人の子…」
光輝「進化?」
???「私は、貴方が管理者と呼ぶ存在です…人々は神とも」
光輝「なるほど…ならいくつか聞きたいことがある」
管理者「そうですね…」
光輝「なら、あんたは人間をどう滅ぼす?」
管理者「人間たちは明らかに増長している…ましてや異界から来た魔物にやりさらに…」
光輝「…だろうな、俺に宿った力を兵器として使おうとしてさらに争いを広げ自然や動物たちが減ろうとお構いなしだな…魔物も魔物で思考停止で俺を軟禁したり封印したりしようとした、慌てているとはいえな…」
管理者「やはり、貴方もそう思いますか…」
光輝「ああ、次の質問だがなぜ俺にこの力が?」
管理者「単純な話です。異界のこの力は適合する生き物と同化する、単純に貴方が適合したから貴方の家の近くに落としたまでのことです」
光輝「なるほど…」
管理者「本題ですが」
光輝「ああ…」
管理者「人間だけを滅ぼすのは増えすぎてしまい効率的ではないと私は考えます」
光輝「…」
管理者「この星を、一度作り直します」
光輝「…」
管理者「まあ、貴方は生き残れますがなんでそんな顔を?」
光輝「本当に、それしか手は?」
管理者「えぇ、残念ながら…ですが」
光輝「???」
管理者「貴方が止めたいなら私を倒しなさい」
光輝「!?」
管理者「すでに貴方は私の作り出した人間たちやその子孫とは違うかたちに進化しています…それが間違いではないと言うなら、この星を守りたいなら私を倒せなくてどうしますか?」
光輝「だが…」
管理者「時間はあまり残されてはいませんよ?」
管理者は煽るように、しかしどことなくなにかを求めるように言う
光輝「!!」
俺は両手斧を生成する
管理者「これで良いのですよ…貴方が…」
小さな声で管理者は言う…
光輝「っあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
管理者は、俺をこの世界で受け入れられるようにするために恐らく自分を犠牲にしようとしている…
光輝「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
そのまま袈裟斬りに両手斧を振り下ろす
管理者「よく、よく私を倒しました…」
管理者はそのまま力なく倒れた
光輝「かん…り…しゃ……管理者…済まない…愚かで醜い人間を…どうか…」
普通ではあり得ないことが起きた…金属の身体でありながら…
光輝「これは…」
明らかに俺の眼からは金属ではあり得ないもの、涙が流れていた…
光輝「!!!!」
とりあえず俺は地上に降りる
光輝「…」
魔物『どうなったの…?』
光輝「管理者は俺が、殺してきた…」
魔物『そう…』
光輝「ああ、この星をリセットしようとしていたからな…」
魔物『さすがに動物や自然が消えてしまうのは許せなかったのね…』
光輝「…」
話していると突如地面が揺れ始めた
光輝「何だ!?」
すると、俺の頭のなかに声が聞こえてきた
金属「星の作り手が倒れたから星のバランスがおかしくなった…」
光輝「何だと…」
金属「地球のコアに行って暴走を止めてくれば何とかなるかもしれない」
光輝「なら、やるしかないだろ…」
そのまま俺は火山に向かう
光輝「ここからなら…」
そのまま火口の縁に降りる
魔物『何をするつもり?』
光輝「俺がこの星のコアに行く」
魔物『なんでそんなことを…』
光輝「元々は人間たちのせいだ、管理者が与えた力を更なる欲のために使おうとしたから管理者は失望して滅ぼそうとした、だがその管理者が倒れた今制御を失い星のバランスがおかしくなった」
魔物『!!』
光輝「この星の動物や自然がなくなるのは避けたい。だから俺は行く」
魔物『…』
なにか言おうとしていたが俺は火口に飛び込む
光輝「…」
そのまま前を掻き分けながら進んでいく…
光輝「これ、か…」
確かに輝く巨大な球体が多方向に振動している…
光輝「こいつを押さえつければ…」
そのまま振動を押さえるように球体に飛び付き、余分なエネルギーを吸収して抑える
光輝「っ!!一部とはいえなんてパワーだ…」
何度も弾き飛ばされそうになるが押さえつけ、食らいつく
光輝「っ!!!!!!」
どれだけの時間そうしていただろうか…
光輝「やっと収ま
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