俺はそれから洞窟を出て森に戻り、飛び上がって洞窟や洞穴を探す
光輝「…」
しばらく飛んで、見つけたのは一面氷と雪におおわれた場所だった
光輝「まあ、隠れるところはないか…」
とりあえずこの方向では凍土でしかなく岩場もほぼなかったので無人の森林地帯を探す
光輝「…」
しばらくして、人の居るところから離れた林を見つけた
光輝「ここで世話になるか…」
そのまま林に入っていくと、洞穴があった
光輝「ちょうどいいな…」
そのままそこを住処に決めてまた俺はまた砂漠へ飛ぶ
光輝「だんだん飛ぶ速度も速くなってきている気がする…」
この前だと半日ほどかかっていたが今では正確にはわからないものの四時間前後程度にまで縮む結果となっている…
光輝「やるか…」
また地面から棘を突き出させ、次は振り回して突き刺した相手を投げ捨てるようにうごかしていく
金属「そうだ、もっと求めてもっと鍛練や経験を積み重ねろ!そうすれば我々はさらに進化する!!」
光輝「ああ、そうする」
次は掌から無数の刃状の弾丸を放ち回収する
光輝「なら…これはできるか…?」
今度は両手から片刃の斧を出す
光輝「…はっ!」
瞬間的な脚力と重量強化で近くにあった岩をぶった斬る、人間の形こそしているが能力は確かに兵器にさえなりうるレベルだなとさえ思う
光輝「まるで豆腐を包丁で切るみたいに…」
感覚を言葉にするとこんな感じだ…
金属「そうだ、お前が逃げてばかり居たから速度しか上がらなかったが戦う意思を持ったからこそ攻撃面も大きく強化された、それもお前の進化だ!!」
金属の意思は声高らかに意思に拠る進化を語る
光輝「なるほど……」
そのまま翼を変形させて翼爪のようなものを合計十二本出し、それを今度は縦横無尽に動かして先ほど斬った岩を穴だらけにする
光輝「よし…!!」
これなら俺を狙ってきた奴らを全員返り討ちに出来る。俺は力の使い方の方向性を理解できたようだ
光輝「…」
満足感を胸に住処に戻る、この時間帯なら雲のなかを飛んでいけば見つかりはしない…
光輝「さて…ん?」
そこに居たのは怪我をした小熊だった
光輝「ほら…」
持っていた服を破いて怪我のところに巻いてやる
光輝「気を付けろよ?」
すると親熊がやってきた
光輝「…」
襲いかかるわけでもなく小熊を見ている
光輝「…元気でな」
熊たちは森の奥に向かった
光輝「…」
洞穴で俺はまたカモフラージュの空間を生成して眠る、次はどう強化していこうか…
光輝「???」
なにか騒がしくて目が覚めてしまった。なんだ…??
光輝「…」
そのまま覗き込んでみる…
光輝「!!」
どこから来たのか、人間と魔物がたくさん居た…
光輝「このまま隠れて帰るのを待つべきか、それとも…」
続く
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